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悲録伝



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【この小説が収録されている参考書籍】
悲録伝 (講談社ノベルス)
悲録伝 (講談社文庫)

悲録伝の評価: 4.00/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

一区切り,そして続刊四冊発表も…

いわゆる『四国編』の開始となった『悲痛伝』から二年.その完結を描いた六冊目です.

ただ,作中で過ぎた時間は一週間と,そのあたりを自虐的(?)に触れての始まりは,
各キャラクタたちの状況や心情を重ねた,八人連続の言葉遊びへと続いていくのですが,
さすがに強引な部分や飽きが出るのは否めず,ややしんどい出だしという印象を受けます.

以降も,『ゴール』を見据えた新情報や,忘れかけていた設定を織り込んではくるものの,
200ページに渡る前フリであったり,一ページを使っての笑い声,冗長な言い回しといった,
シリーズの開始当初から引っ掛かっている,おおよそスマートとは言えない進行が続きます.

また,ここでの一区切りにあたり,最後はそれなりに辻褄も合い,まとめられるのですが,
さすがに後付け感や,「ここまで引っ張ってきてそれ?」といった物足りなさは拭えません.

そもそも,この『四国編』と銘打たれた四冊は,別シリーズとされてもおかしくはなく,
著者のことですから,発表となった続刊にてうまく絡めて巻き取ってはいくのでしょうが,
果たして,『伝説シリーズ』の中でここまで引き延ばす必要があったのかは疑問が残ります.
悲録伝 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:悲録伝 (講談社ノベルス)より
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