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パラレルワールド・ラブストーリー
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パラレルワールド・ラブストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全186件 181~186 10/10ページ
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どうかなぁ、読み物としてはおもしろいのですが、脳に関する話が現実とかけ離れすぎていて、のめり込めませんでした。現代ミステリと言うよりは未来SFという感じですが、その割には設定が身近すぎて違和感があります。ラストも著者らしいといえばらしいのですが、もっとすごいどんでん返しがあるのかと期待していた割には....星二つは厳しいと思いますが、あくまでも私の感想であって、誰が読んでも楽しめる作品であることは間違いないと思います。 | ||||
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親友に彼女が出来たので会いに行くと、その彼女はかつて彼が電車で思いを寄せていた女性だった。当然、よくあるそんなありきたりな三角関係を描いた小説のような展開で、彼は親友の彼女を好きになってしまうのだが、その三人の心の描写が絶妙だし、特にその三人の末路は、”さすが俺の認めた天才ミステリー作家だぜ”と僕を唸らせ興奮させた(誰だよおめー、といわれそうだが)。 このストーリーの観想を書くのを少しややこしくしている点は、この小説、特異の話しの構成だ。 ある一点の時間から始まり、またその同じ一点で話しが終わるようになっている。ストーリーはその二つの話しが一章ごとに交互で展開する形になっている。もちろんミステリーを解く鍵はその一点の時間にあるのだ。つまりミステリーが作られる過程と、ミステリーの仕掛けられた後の三人の生活に加えられた奇妙な話しが交互に展開するようになっているのだ。話しの構成、ミステリーのトリック、人間関係とそれぞれの心の描写、どれをとっても絶妙である、”パラレルワールド、ラブストーリー”は東野圭吾の傑作だ。 | ||||
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序章からして、この作品が傑作であることを予感させます。それだけに、量的には中と言ったところだけど、最後まで一気に読み進めてしまいます。確かにアイデアは奇抜で、理系科目なんて全然だめっていう人にとっては少し難しいかもしれません。けれど、そのへんはただの材料で、一番の焦点は登場人物たちの人間関係にあると思います。ラストの圧倒的な切なさにあなたは涙すること間違いなし! | ||||
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去年から今年にかけてひとつの映画が話題になった。「メメント」といい、10分間しか記憶を保てない男の記憶を、現在から過去へ、過去から現在へと辿っていく物語である。2つの物語が交錯するのが最後の場面で、そこですべてが判明する、というものだった。その斬新なアイディアは映画界に衝撃を与えた。しかし小説の世界では既に6年近く前に、アジアの片隅でそれに良く似たアイディアの物語が出来あがっていたのである。この小説アイディアが斬新というだけではない。親友の恋人に男も恋している。二人を祝福する気持ちと、どうしても断ち切れない女性を想う気持ち。よくある三角関係をSF的趣向を持ったサスペンスとしてつくる。構成が優れていればいるほど、ともすると非現実的な物語になりがちである。そこを主人公の男の女性対する気持ち親友に対する気持ちを丁寧に丁寧に描くことで救っている。我がままで思いやりを持った嫉妬心をリアルに描き、友情の中味を問いただすストーリーはなかなか感動的であった。結局男が苦しむのも人と人との関係のためであり、男が救われるかもしれないとしたらそれも人と人との関係において、である。傑作である。 | ||||
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「パラレルワールド」とある通り、「麻由子」が親友の恋人である章、主人公の恋人である章、二つの世界から構成される作品。 ミステリー小説としても面白いが、切ない恋愛小説でもあると思う。 友人の恋人を好きになったとき、友人を選ぶのか、恋人を選ぶのか。それとも、第三の選択をするのか。主人公も、親友も、「麻由子」も、それぞれ思い悩み、苦しみ、その辛さがよく判る。 そして、何よりも、山手線を利用したことのある人なら、誰もが思い当たるであろう序章の「電車が並んで走るシーン」は、秀逸だ。 このシーンがなかったなら、僕は、この小説の結末に納得できなかっただろうし、この小説を好きになることはなかっただろうと思う。 | ||||
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はっきり言って、内容濃いです。難しいです。でも、現実とそうじゃない世界に惑わされる主人公の苦悩、主人公の親友の苦悩がひしひしと伝わってきます。かなり覚悟して読まないと、読破できなぁーい | ||||
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