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パラレルワールド・ラブストーリー
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パラレルワールド・ラブストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全186件 101~120 6/10ページ
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赤川次郎も,谷川流も並列世界(パラレルワールド)を描写している。 東野圭吾のすごいところは,登場人物をうまく組み合わせて、 縦糸と横糸で柄の違いを出しているところだろう。 緻密で,まろやかな,東野圭吾のよいところが出ている。 解説の新井素子も分かり易く、 半分まで読んだ時に、ちょっと盗み見したけど, がんばって読み進もうという気になりました。 研究対象が記憶に関することで, 記憶に起因する並列世界の想定。 芸が細かい。 | ||||
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最初にこの作品は 間違いなく☆5つつくような作品ではありません。断言します。 では、端的に感想を述べたいと思います。厳し目ですが正直な感想です ・話が冗長中身は薄い:ページ数の割にだらだらと中身の薄い話が続く印象です。最後(といっても非常に弱いものだが)に向けて話が構築されていくのですが、ただただ主人公が親友の恋人を忘れられず親友に嫉妬という単純な描写がねちねちとひたすら続けられるもので核心に触れた文章というのはほとんどわずかなものです。物語は一応進んでるように見えて意味のある進展というのもほとんどありません。そのためにきっといつか面白い展開になるだろうと根気のいる読書になりましたが、結果そのままの感じで終わり非常に時間を損した気分になります。 ・単純で稚拙な推理:一見パラレルワールドという壮大なストーリーを連想してしまいがちですが、内容はいたってシンプルで浅いものです。が、何故か専門用語をずらずら並べてみたり、あまり要らない文章を挟んでみたりと分りにくくしているのには理解に苦しみます。大筋もあっと驚くような展開や変化も一切なく半分も読めば大体予想がつく捻りのないまっすぐな一本道なストーリーでした。推理小説やサスペンスでは致命的な欠陥な気がします。例えるならSFに憧れた中学生が考え出したような推理、結末です。終わり方もかなり無理があるものです。 といったように非常に辛口のコメントでしたが、 表現の使いまわしや、文章の読みやすさなど技術的な面はさすがといったところでした。 この作家がお好きな方は読まれてもいいかもしれませんが入門としては絶対にお勧めできません。 | ||||
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現在の記憶と未来の記憶。 それとも過去の記憶と現在の記憶なのかな? 2つの現実が交互に描かれている。 パラレルワールドという2つの現実が、時が過ぎるごとに徐々に近づき、最後は1つの現実となる。 この徐々に2つの世界が近づいていく感覚をハラハラしながら期待する。 2つの世界が1つになった時に見える真実。 読まなければ感じることのできない感覚だと思う。 | ||||
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自分が消したいと思う記憶をピンポイントで消去したり、 その代わりに、自分の欲しいと思う空想を記憶として 定着させられる。。。という脳科学技術が確立したという前提での物語。 そこに友情と恋愛という究極のテーマを重ね合わせている。 | ||||
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自分があいまいになっていく怖さ。 妄想と現実と、区別がなくなっていく怖さ。 親友との三角関係では、親友が身体障害を持っていることが 大きなかせになり、より複雑さを極めます。 同情なのか・差別なのか・愛情なのか・友情なのか・ 人間の複雑さ、そして脳のしくみの不可思議さを感じます。 | ||||
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現在と過去の展開を交互に展開する作品はこれまでにも読んだことはあるが、本作品は展開が非常に分かりにくい。作品自体は悪くないが、何故こうなるのかが分からない。この作品の結論すなわち言いたいことはなにか。一般文学331作品目の感想。2011/02/07 | ||||
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人に薦められて読みました。 東野圭吾の作品は初めてでしたが、まず野心的な構成に興味をひかれました。 けれども、読み進めていくにつれて文章の陳腐さに体力を奪われ、 (私にとっては読むのがつらい文章でした。) 野心的な構成の先に透けてきた結末に対して悪い予感が走り、 結末を読んだ時には大きなダメージを受けました。 構成には面白い部分もあったので、本当は星2つといったところですが、 ほめている人が多いのであえて★1つ。 | ||||
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人に薦められて読みました。 東野圭吾の作品は初めてでしたが、まず野心的な構成に興味をひかれました。 けれども、読み進めていくにつれて文章の陳腐さに体力を奪われ、 (私にとっては読むのがつらい文章でした。) 野心的な構成の先に透けてきた結末に対して悪い予感が走り、 結末を読んだ時には大きなダメージを受けました。 構成には面白い部分もあったので、本当は星2つといったところですが、 ほめている人が多いのであえて★1つ。 | ||||
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パラレルワールド。決して交わることのない2つの世界。そんな中で物語は進行する。いや、正確に言えば2つの世界はほんの少しずつ、交わるのだ。そして、2つの世界には何か関連があるらしいことが分かってくる。不審な点も次々出てくる。いったい、真相はどこにあるのか? 少し変わった設定ではあるが、面白いミステリーになっている。主人公たち3人は複雑な関係になってしまう。そして描かれる2つの世界。その2つがつながったとき、そこには衝撃的な真相が−。 友情と恋愛、どちらを取るか。と書くと、古臭いテーマのようだが、さすがに東野圭吾。理系の専門知識を生かした設定で、うまくこの古くからあるテーマを料理している。私の好みで言えばあまり人間ドラマに興味はなく、ミステリーの真相にだけ関心があるのだが、やはり読者が魅かれるのは普遍的な人間模様なのだろう。そういう意味でも、この作品は十分に読み応えのあるものになっている。 私たちは自分の記憶を強固なものだと思っているが、実際はかなりあやふやなものでしかないのだ。そんな不安定な記憶の世界をこの作品は描き出している。私たちは過去の記憶に基づいて生きている。もし記憶がなければ、何もできなくなってしまうだろう。記憶こそがわれわれを形作っているものなのだ。そんなことを再認識させられた小説であった。 ラストの智彦(主人公の親友)の手紙は感動的だ。それには親友への友情と自分の責任を全うしようとする思いがあふれている。それはこのストーリーを読んできた読者の心を動かさずにはおかないだろう。またひとつ、私の好きな作品が増えた。 | ||||
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願望から生まれる空想が記憶を改編する…うーん、記憶って、一体なんなんでしょうね。。。 「自分なんてないのよ。あるのは、自分がいたという記憶だけ。…」 うーん、でも記憶を持つこの装置を自分と読んでるんじゃないのかって口答えしたくなっちゃう…私は麻由子さんに叱られますね(笑) 中盤まで???な感じでガンガン引っ張られます。 個人的には桐山景子や直井雅美がどこまで教えてもらえたのかが気になる(笑) | ||||
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物語は、崇史と麻由子が恋人同士であるという軸、崇史の親友である智彦と麻由子が恋人同士であるという軸、の2本の軸で構成される。 一見両立し得ない平行な2本の軸が、徐々に近付き合い、大きな流れを作ってゆく。その距離の詰め方・展開の仕方は素晴らしいの一言。それこそ東野圭吾のセンスに他ならない。 何より「序章」が良い!!山手線と京浜東北線のくだりを読むだけでもこの本を買う価値がある。 ラストは若干駆け足でまとめてしまった感が否めないが、それを差し引いても☆5つ以上をつけたい。 職場の先輩から借りて何気なく読み始めた本だったが、ここまで夢中になるとは思わなかった。 | ||||
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主人公の現在と過去が同時並行的に進行し、やがて現在と過去が交錯して同一平面状で物語が語られるようになる。同一の事象について異なる主体から語られる手法は、伊坂さんの作品等でよく見るが、同一主体の視点から、異なる時間軸に従って「記憶」を媒体に並行的に物語が語られる手法は新感覚。さすが東野さん。 崇史の思考、言動は見ていて嫌になるほど人間的。嫌になるのは潜在的に自分にも少なからず崇史のそれに同調する部分が存在し、その理想とのギャップに困惑しているからだろう。一方で親友の智彦の潔さ、強さは正に理想とするところ。どうやったら智彦のような強い人間になれるのだろうか。 記憶の曖昧さについても考えさせられた。実際に経験したことなのか、それとも過去に自分が想像したことが記憶として定着したものに過ぎないのか。その区別は極めて曖昧だと思った。自分を自分らたらしめるものは記憶の集積だと思う。そう考えるといかに自分というものが曖昧か。消したい記憶はたくさんあるけど消しても良い記憶は一つもない。 | ||||
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まず始まりから伏線が素晴らしい さすが『パラレル』という感じ。 注意深く読まなければ 読者も主人公同様に記憶に 混乱してしまいます。 それも考慮して東野圭吾が わざとそういう話の展開に しているんだろうと感じた。 そこが流石『東野圭吾』という感じ。 ラストが消化不良感は否めないですが もう一度読み返せば納得いく 素晴らしい作品であること間違いなし! | ||||
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序盤の伏線から始まるストーリー構成は見事。 いつもながら、理系出身の作者ならではの読みごたえある話でした。 最後、智彦の本心がわかるシーンは涙なしには見られませんでした。 思っていた以上に良い作品でした。 敢えて言うならタイトルがちょっと残念。 ただの恋愛ものだと思って敬遠する人もいそう・・・(私もそうだった) | ||||
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親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だった。 嫉妬に苦しむ敦賀崇史。 ところがある日の朝、目を覚ますと、彼女は自分の恋人として隣にいた。 パラレルワールドを扱った作品は数あれど、ここまで興味をひかれるものは珍しいだろう。 世界を友情と恋愛で分けている。 もう明らかに面白そうではないか。面白さがわかりやすい。 パラレルワールドというミステリーあり。 友情と恋愛の選択という、ヒューマンドラマあり。 その他、障害の問題なども組み込まれている。 あいかわらず、嫉妬に苦しむ男を書くのが、とんでもなくうまい。 一気に引き込まれました。 問題はあまり解決せずに終わりますが、ぐいぐいページが進む作品です。 | ||||
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最初は、まったく交わることのなさそうな まるで別々の恋人たちの話。交互に進む話が、徐々に近づいてくるにつれ、 やめられなくなり、一気に読みました。 | ||||
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悪いことをした主人公が、因果応報によって身を滅ぼす、といった説話的な悲劇ですね。まあ悪いことをしたかどうかは意見が分かれるところでしょうけど、あくまで私の個人的な価値観として。私はどちらかというと、何も悪いことをしてない人間が、理不尽な運命に巻き込まれる悲劇(『秘密』のような)が好きで、本書にも勝手ながらそれを期待していたので、少し拍子抜けでしたね。 ミステリ部分は楽しめましたし、構成も上手いと思いましたが、如何せん主人公に全く共感出来なかったので、最後の場面も感動出来ず、ただただ「こうはなりたくないな」と思わされるばかりでした。 | ||||
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ヴァーチャルリアリティの研究を背景にしたSF要素を含んだミステリーと 友情をとるか愛をとるかで悩む男の苦悩を描いた作品. 一人称でありながら,2つの時系列が交互に並べられるという 凝った形で物語は進む. 少しずつ少しずつ真相に近づきつつも 簡単には先を読ませない展開はさすがに巧みで ついつい読むをやめられなくなってしまう. ヴァーチャルリアリティの方向性として,こんな発想があったのか?! という独創性も素晴らしいが さらにそれを緻密なミステリーに仕上げた構成力は東野氏の本領発揮といえる. しかしながら,恋愛に絡めた苦悩の描き方は少々底が浅く ハンディキャップに対する煮詰めもステレオタイプという印象は否めない. 作品のメインテーマではないと割り切ってわかりやすく表現しただろうが この問題点は,その後の「手紙」や「さまよう刃」とも共通する氏の作品の弱点かもしれない. | ||||
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『続きが気になる!結末を早く知りたい!』『最後まで読まなければよかった』どちらも私の率直な気持ちです。 一気に読んだ作品は初めてです。が、こんなにモヤモヤしたやりきれない気持ちになったのも初めてです。これで終わり?問題解決してないじゃん!と一人ツッコミしていました。 次はどうなるのかワクワクして読んだぶんだけ、ガッカリ度が増しました。 「私」にとってはそんな作品です。 | ||||
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この手の小説は初めて読みました。 二つの記憶が同時進行で読み進められるので、 途中こんがらがりそうになりましたが、頭の 中で整理しながら読みました。 夢中になれる素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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