■スポンサードリンク
パラレルワールド・ラブストーリー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
パラレルワールド・ラブストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いことは間違いないが、うーん、ちょっと物足りない。 ナミヤ雑貨店を読んだ後だったせいか、伏線回収やオチが弱く感じてしまった。 物語の序盤の方で核心をつく話題が上がってしまっているせいか、登場人物に何が起きたか大体の予想がついてしまう。なぜそうなったか、まではさすがに読めず終盤はそれなりに読み応えがあったが。 ミステリー要素は物足りない部分があったが、人間の弱いところの書き方はさすが東野圭吾先生でした。自分が主人公たちと同じ立場だったら、どうしてただろう。読了後は、ついそんな事を考えてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本来の意味のパラレルワールドを描いた作品ではありません。私もそうでしたが、そういう作品かと思って読むと、少なからずがっかりすることになるかもしれません。 パラレルワールド的なストーリーの設定として大きく分けて、主人公の敦賀崇史が好きな津野麻由子という女性が崇史の恋人である世界と、崇史の昔からの親友である三輪智彦の恋人である世界が描かれます。 ただネタバレになりますが、実際にはリアルなパラレルワールドでなく、そう感じるのは記憶の書き換え操作によるもので、その書き換えられた崇史の記憶が徐々に真実を思い出していくのですが、小説の書き方として時間軸を行ったり来たりすることであたかもパラレルワールドが存在するように読者に感じさせる手法が取られています。 そして、崇史が記憶を取り戻してゆく過程に応じてパラレルワールドが2つだけではなく、いくつも存在することになるので、読んでいてわけがわからなくなりました。 要するに本来ならば時間軸にそって、記憶を書き替えたことで崇史の記憶や認識がこう変わりました、それから×日経って一部の記憶がこうよみがえり、こういう認識になりましたと記述できるところを、時間軸を行ったり来たりすることでパラレルワールド的な作品に仕上げているわけです。 私には読んでいてどの時点の話なのかよくわからなくなったし、たとえば一つのSCENE(章の中のチャプター的なもの)で、海外出張しているはずの智彦が行方不明だと崇史が気付いた後のSCENEで、普通に智彦が社内にいる場面が描かれたりするので、読んでいて混乱しました。 その読者の混乱が作者の狙い目といえばそうなのでしょうが、私にはあまり面白いとは感じませんでした。 また、智彦も麻由子も会社のバイテック社の人間も、みな妙に秘密主義で主人公の崇史に対して隠し事を続けるのも、小説の展開上の必要はわかりながらも、読んでいてかなり不快感を感じてしまいました。 解説者の新井素子さんが『東野“私”三部作』と個人的に呼んでいるという、「変身」、「分身」とこの「パラレルワールド・・」を私は全て読みましたが、東野氏は技術畑出身でありながら、科学技術の発展をかなり否定的というか警戒感を持って捉えているのかなと思ってしまいました。 これらの3作品のどれも先端科学の怖さにフォーカスが寄っていて、オカルト的あるいはホラー的な描き方をしていますよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の影響で購入。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンビニで購入。(∩'∀`)∩ワーイ 450ページ。1998年3月15日第1刷発行、2019年4月22日第95刷発行、そして、(2019年)5月31日に映画公開と人気の高さが窺えますね。(≧▽≦) 実際に読んでみると、サクサクと読めましたし”恋と友情”と言ったテーマや”記憶改編”と言ったアイデアは良かったですし、特に、ラストは胸アツな展開で涙でしたが、全体的にインパクトが弱く、盛り上がりに欠け、一度読めば十分と言うのが正直な感想。(;゚Д゚) 私にとっては、この小説が、初の東野圭吾作品となりましたが、これを機に色々と作品を読んでみようかぁ~。(^^♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
電車でひとめぼれした女性が親友の彼女で・・・の流れで前半はぐっと興味がましたんですけど 途中からストーリーが中だるみでがっかりでした。 パラレルでストーリーが進むのでとても読みにくいです。 感情移入もあまりできず、ラストも物足りなさすぎで残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私感では、パラレルワールドというと、「時空」のずれ、タイムスリップ、・・・、というイメージだけど、 このお話の切り口は、イメージとは、少し違っていた様です。 とはいえ、わからない日常の中で、自らを見失い、そして探していくストーリー展開は、ネオパラレルワールド的。 映画が、どこまでを、どの様に再現しているかも、気になるところ(観に行く予定です)ですが、 東野さんの最近の作品とは、趣が違う印象です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読んで「えっ、これで終わり?」と肩透かしを食らう読者は多いだろう。華麗などんでん返し、意表を突く展開、スカッとする読後感。そんなものを期待してこの作者の本を読む読者は多いだろうから。 だが、これはSFなのだ。現実にはあり得ない技術が実現した場合、人間はどう行動するか。それを考察するのがSFだとするなら、この作品はまごうかたなくSFだ。 自分の記憶を自分の意志で改変できるとしたら、あなたは何をするだろうか。3人の登場人物のそれぞれの選択が興味深い。 敦賀:主人公、イケメン。かつて勇気が持てず告白できなかったが忘れられなかった初恋の女性(津野)が、親友(三輪)の彼女として登場。友情より恋愛をとって、親友を裏切り、彼女を選ぶ。 津野:魅力的な女性。恋人(三輪)の親友(敦賀)として、かつて、仄かな思いを抱いていた初恋の男性と再会。恋人を裏切って初恋の男性になびいてしまう 三輪:内気な身障者。最愛の恋人(津野)を親友(敦賀)に紹介したところ、恋人が親友になびいてることに気づく。津野を忘れることは無理、敦賀との友情は捨てれない、というジレンマの解決に自ら「敦賀と津野が最初から恋人で自分は津野を愛さなかった」という記憶改変を選び、敦賀と津野にも同じ(整合的な)記憶改変を望む。 敦賀と津野が、「どんな記憶改変を選択したか」は実はラストでも正確には描かれていない。それは読者にゆだねられている。恋人(津野にとっての三輪)や親友(敦賀にとっての三輪)を裏切って愛を選んでしまった後で、三輪の選択の高潔さに打たれた二人はどうするだろうか?三輪の選択はすごい。二度と津野のような女性と巡り合えないと自覚しながら、潔く身を引く。普通なら敦賀と津野を拉致して「敦賀と津野はひかれあわなかった」という記憶改変を望むだろう。それだって、なんの問題もない。自分がそういう選択をした、という記憶さえ消せるのだから。だが、三輪はそうしない。代わりに親友と恋人が「もっとも幸せになれる」選択を選ぶ。 人は何のために、だれのために、何をどこまで犠牲にできるか。これはそういう物語なのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2つの世界が無理なく並行して描かれている、まさにパラレルワールドな構成。 東野圭吾さんの作品なので読み進める上で苦はないです。 ただ物語の真髄に迫る後半はややホラー要素あり。自分の身には起こってほしくないような、勘弁してくれという気持ちになりました。 芝居がかったセリフ、舌をペロッと出したというような描写は、1995年の作品ということでご愛嬌かと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて次どうなるのか、ドキドキ感があります。楽しめます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある朝目覚めたら親友の彼女が自分の横に寝ていた、というならパラレルワールドだけど、そうではないことがすぐにわかる。親友の彼女が後に自分のものになったが、過去の記憶がおかしい、という記憶操作ものではある。タイトルに期待して買ったからちょっと残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、そもそもこの作品にはパラレルワールドは出てきません。 本来の意味での本格的な異次元世界は登場せず、主人公が村上春樹的ななんでもありの不思議ワールドに迷いこむわけではありません。最後までしっかりと現実的にストーリーの収拾をつけています(技術的に可能かはわからないけど)。 もちろん広義の意味では自分の知っているはずの世界と違う事態が進行している状態を「パラレルワールド」と呼んでも何ら差支えはないとは思うのですが、狭義の意味での異次元世界での物語を期待して購入した私にとっては、かなり肩透かしを食らった気分となりました。 また、主人公とヒロインの思考と行動が終始もやっとさせます。 わりとえぐみのある主人公と、純真で知的そうだけど女のカルマそのものといったヒロインは、確かに人間臭くて理解できる部分もあるのですが、感情移入したり共感したりは私には出来ませんでした。 ラストも感動的な結末と思う人もいるかもしれませんが、あまりにも彼らにとって都合のよすぎる展開に引いてしまい、消化不良に…… どうせならえぐいまま終わってほしかった。 来年公開で映画化もされるようです。 映像化しやすそうな話だな、と思って読んでいたのですが、20年以上前のサイエンス系の小説が今、映画化されることに少し驚きを感じます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学時代からの親友が連れてきた恋人は、かつて想いを寄せた女性だった。よくある話から始まる本作だが、そこに記憶の改編という新技術が絡んでくることで、近未来SFの様相を呈する。 さらに恋心を種とした嫉妬や傲慢が生まれ、読んでいる方も息苦しくなってくる。クリスティの「春にして君を離れ」を読んだ時と同じような息苦しさだ。たぶん、自分の中にある醜い部分へ、本を読むことで目を向けざるを得ないが故の苦しさなのだろう。 友人同士のマウンティングなど、ありふれ過ぎていて何も感じなくなっていたと思っていたが、やはり痛いのだ。自分がしても、相手にされても、嫌なものは嫌だ。あえて目をそらし続けてきたところを、えぐり出された気がした。 全く関係ないが、タイでは役所で300円を払えば、名前を変えることができるとテレビで言っていた。名前を捨て、どこか違う場所で、全く違う人生を生き直すことができるらしい。記憶の改編も、そんな風にカジュアルに使える日が来るかもしれないと考えると、面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔読んだ小説のストーリーって憶えていますか?僕は全然ダメで、いわゆる名作でも単純なストーリーのもの以外すっかり忘れます。 2回目の読書でした。 前に読んだのは確か5年以上前だったが、ストーリーはすっかり忘れていた。 というかタイトルからして、最近はやりのロマンチックな小説かな~と思って、再度読み出しました。 最初の電車のシーンから序章までは少しロマンチックなもの彷彿さえますが、第1章に入っていきなり序章と違う場面展開でてきて、 あーこの小説はあの東野圭吾の作品だっと気付かされます。 そこからは、混沌の物語と謎解きが始まるのですが、最後に力技の状況説明と手紙による心象披露もありクローズし、もちろん他の東野作品同様独特な世界堪能できます。 記憶の改編について説明する件は、昔読んだ小説すっかり忘れる僕だから、それあるかもと思った。 不満といえば、その記憶の改変についての大掛かりな説明など行わなかったら、全く別なロマンチックな小説になったのではないかという点です。このタイトルなら、もっと、ロマンチックな内容の「パラレルワールド・ラブストーリー」読みたい思うのは僕だけかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「変身」 とはまた違う、脳科学もの(ちょっと違うか?)。 ちょっとややこしい感じがしたので、もう一度読んでみよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私が読んだ東野さんの作品の中では これが一番嫌いです。 小説としてはさすがに理系の東野さんだな、と感心させられますが ストーリーとしては フィクションとわかっていても 到底 受け入れられるものではありません。 後味の悪さだけが残って もう一度 読みたいとは決して思えません。 しかし 逆に言えば それだけインパクトの強い作品でもあるのです。 近年 科学はめざましく進歩を遂げ 神の領域にまで踏み込もうとしています。 この作品のようなことも現実になる日が来るのかもしれません。 それは とても恐ろしいことです。 以前に読んだ 変身は脳移植により人格が変わってしまう というこれもまた やりきれないストーリーでしたが この作品はさらに不快感を感じさせるものでした。 なので作品としてはしっかりとした作品ですが 高評価はできませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半はSF的で…面白くて読み進める事が出来たけど…覚醒&帰還を読んで題名どおり恋愛物だったのかとガッカリしました。ヒロインの心情もよく分かりませんし、主人公も彼の友人も一昔前の人みたいでSFっぽいのになぁと感じました。 彼の作品では推理やサスペンスの作品の方が好きですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実の恋と仮想現実の恋がパラレルに展開していっているようです。 その視点は面白いと思います。 でも、もう少しドロドロとした展開にすればもっと面白いのではないか?と今のところ思っています。 仮想現実を利用して、もっとあくどいこともすべきだろう?なんて個人的には思っちゃってます。さて、これからどうなって行くのか見ものです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時系列がとんでそちらに苦労が、、 話の内容はおろそかに、、 記憶の改竄はうそっぽくてなんだか、、 スリープするってのも、パソコンみたい。 友情を取るか愛情を取るかっていうのも そんなのきまっているじゃない。 そこまで深刻な関係には読めなかったな智彦くん。 良い評価が多いなかで、ちょっと冷めた評価。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これが「夢」であったら・・・ 「夢」だとしたらどうか、まだ目覚めないで・・・。 こんなことを良く思いますが、あまりにもリアルな夢を見ると、 それが夢であったのか、現実であったのか 時々分からなくなるときもあります。 そのときは自分の記憶を辿り、 現実に起こったことなのかどうか思いをめぐらせる・・・ しかし、その記憶は自分の中だけにある記憶で それ自体が本当なのかどうかは、自分では確かめようがない。 そう考えている内にまた混乱し… この主人公の気持ちが痛いほど良く分かり、切なくなりました。 また自分だったら… そう考えるとさらに切なくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんの作品はかなり読んでます。みなさんのレビューも評価が良かったので読みましたが正直普通でした。自分の理解力が足りないからか少し分かりにくい部分もあるし、なによりキャラが弱いかなーと。東野さんの作品では例えば『魔球』の主人公の須田武志などの鮮烈さと比べると個人的には智彦以外全然良いと思いませんでした。とくに麻由子がなんもない人物でしたね。 着眼点はやはり理系の東野さんということで面白かったですが、ラストの切なさもあんまり伝わってきませんでしたね。☆3と☆4で迷いましたがほかの評価か高い分☆3にしときました | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!