■スポンサードリンク
虹を操る少年
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
虹を操る少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品の中では、SF系です。 推理的な要素は、ほとんどない。 でも、こういうのけっこう好きです。 ずっとあやしいと思ってた人が、違ったとか、普通の人が巻き込まれていくとことか、そういうところは、やっぱり上手。 後半は一気でした。 終り方も、好みです。 しっかりした感動的なエンディングではなく、回復の兆しを提示して、あとは読者にゆだねる。 ずるいというか、そうだよな、と思う。 小説の中で、少年が操る虹、光楽。 光に人の思想を託して見せるというもの何となく、ありそう。 小説だから、文字での表現で、イメージしかできないけど、それが余計に良い感じ。 最後は、あなたたちの番だよ、ってことですね。 でも、このあなたたちって、小説だと、「20歳より若い人」なんだよなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の感情を光で発する事ができ、そのメッセージを音楽のように操り演奏する事ができるという特殊能力を持った少年、光瑠。 又、光瑠は常に先が見えているように、次の行動、状況が読める、分かる。 だんだん、光瑠に魅了される若者が増え始め、大人も絡んだ組織の中に入ることになる。 逆に、光瑠自身や、その音楽(光楽)を潰そうとする団体も出てきて、事件まで起きる。 光瑠は言う。「人間は生まれた時から、敵も生まれる。」 東野圭吾は、この世から破壊は無くならないと思っているのだろうか、それとも、なくしたいと思っているのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼少の頃から抜群の色彩感覚と知能の高さを発揮した光瑠は高校に入る頃からひとつの計画を始めていた。光そのものがメッセージを持つ音楽ならぬ光楽の演奏である。しかしそれは彼の計画のほんの端緒に過ぎなかった。東野作品でここまでサスペンス色の少ない作品は初めて読んだ。しかし全然ないというわけではない。「虹を操る少年」が色を定量的に表現しているのを真似てみると、「SF色57%、ポリティカル色7%、サスペンス色8%…」もちろん私は『本物』じゃないから、この数字を信用してはいけない。後味爽やかな読み物だった。一人の『超人』が世界を少しずつ変えていくというテーマは、古今東西たくさんあるが、どれもが悲劇的な結末で終わっているか、『終わらない物語』になっている。それだけ終わり方が難しい。この物語は絶妙なタイミングで終わってる。多くの人は不満を覚えるだろうが、少し不満に覚えるほうがいいのだ。いい終り方だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「あとがきの解説がいい!」て感覚に初体験(解説:井上夢人)。コンダクターカラヤンが搭乗した飛行機の左右プロペラの回転の違いを聞き分ける。絶対音感を持った人の育った家のピアノの調律が狂っていた為、世の中の音楽が狂って聞こえる。この本を読み、解説を読んだ後、多くの方が東野圭吾の超人的才能に嫉妬心を持つことがおわかり頂けると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
純真な魂だけ見ることができる光楽。光の音楽にメッセージを込めて、曲がってしまった心たちを打ち破ってゆくストーリー。 忘れしまった、あるいは忘れたフリをしている「何かに対しての鋭敏な感性」を、ヒーローに対する憧れとともに思い出させてくれるかも・・・。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!