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(短編集)

独創短編シリーズ 野崎まど劇場



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【この小説が収録されている参考書籍】
独創短編シリーズ 野崎まど劇場 (電撃文庫)

独創短編シリーズ 野崎まど劇場の評価: 3.59/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21~34 2/2ページ
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No.14:
(5pt)

新時代の実験作か?単なるアホか?たぶん両方だ。

折り返しの宣伝文に曰く、編集部の正気を疑う短編集!この本を許せた時、君はひとつ大人になるーー。
オッサンの私はこれ以上大人になれないが、凄まじく期待させてくれるではないか。内容は予想以上のユニークさだった。
24篇の短編が収録されている。通し番号がついているので、紹介にはこのナンバーを使います。
No.01 冒頭からこんなのアリか!と叫びたくなる異色作、いや異常作だ。ありがちな西部劇なのだが、表現が個性的すぎる。
No.04 「森のおんがく団」楽しげなタイトルで可愛い魔女が登場するが、内容は電波系ブラックとでもいうのか。ギャップが魅力的だ。
No.10 魔王と部下が勇者に備えてダンジョンを設計する。オチが秀逸。

18から22までは雑誌連載時にボツになったネタの再録だ。お気に入りはむしろボツの方に多い。
No.21 魔法少女が歳月を経て、魔法小料理屋の女将になっている。最後の一行に泣けたらオッサンだそうです。
オッサンの私はジンときた。泣きはしないけど。
No.22 超絶的バカミス。他のバカミスが裸足で逃げ出すぞ。
 
No,24 日常アニメのような風景が展開されるが、最後の数行で世界が一変する。
後書き・裏表紙・カバーの裏側にまでネタが仕込まれている。なんという贅沢な本だ。全編斬新なアイデアに満ち溢れ、しかも面白い。
実験作というのは、たいてい娯楽性を犠牲にしているものだ。「意欲は買うが、読まされるほうは退屈」てやつだ。
本書は小説というジャンルに対して、思いつく限りの実験を行っている。それでいて笑えるし楽しめる。
奇跡のような一冊だ。ひとりでも多くの人に読んでほしい。
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No.13:
(1pt)

突然ですが悲報です。

むしろ、まとめサイトからアクセスしてきた人には朗報かもしれません。

まとめサイトなどから飛んできた人は気を付けてください。
この本は「好き嫌いが分かれる」とかの話以前に、まったく面白くありません。
ネットで流れているのは、全328ページ中のたまたま面白かった3ページだけです。
パラパラと一通り読みましたが、ほかの325ページは、たぶん全くのうんこです。
ちなみに、ネットで流れている将棋ネタ3ページには前後に続きがあり、
「棋士がハムスターを会場に持ち込み没収され、しょげてしまった」とか
「負けそうになったら観客席の息子にボールを投げ込むようにしつけておいた」とか
ありきたりな内容です。

高評価している人はこの作家さんのファンの方であり、
まとめサイトから飛んできたような、お笑いマイスターの皆さんを満足させるような内容ではありません。
これを読むんだったら、眞鍋かをりのココだけの話を読んだ方がよっぽと為になります。
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No.12:
(1pt)

ケータイ小説か何かでしょうか

中身は皆無です。

この作家さん好きなんですけど
出版社見て買わないといけないなって思いました。
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No.11:
(2pt)

まだまだ荒削り

話題になってるみたいなので取り寄せてみました。
いくつかくすりと来る話もありました。(ラーメンとか魔王とか)
ただオチが落ちてないのばかりという感じで読後感があまりよろしくないです。
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No.10:
(2pt)

人を選ぶんでしょうね

どのネタも行き当たりばったりというか、ついさっき考えたものを勢いで書いただけなんじゃないかと思うようなネタだと読んでいて感じました。
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No.9:
(4pt)

反則だけど面白い

この作者の小説(?)は初めて読みましたが、まあこれが小説と呼べるのかどうかは置いておいて純粋に面白かったです。

他の作品も読んでみたくなりました^_^
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No.8:
(4pt)

にがうりさん受賞しました

『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』です。
20編以上の短い作品が収録されています。いくつか、続き物になっている作品群もあるのですが、基本的にはそれぞれ独立した話です。
一番面白かったのは、一番最初に収録されていた西部劇の話でした。いきなりの反則技全開ぶりが大笑いでした。
作品数が多い分、どうしても読者個人の好み、笑いのツボに左右される部分があると思います。将棋の話は、面白いと感じる人も多いようですが、自分は全く面白いとはおもえませんでした。
雑誌掲載がボツになってしまった作品までもが、いくつか収録されています。こんなおふざけ作品ばかりであっても、ボツと採用の間にはそれなりに基準みたいのがあるということらしいです。
つまらない作品もいくつかは存在したのですが、全体としては確かに抱腹絶倒でした。小説としては明らかに反則なのですが、反則も含めてプロレス、みたいな。題材の豊富さもあり、飽きさせません。
★4
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No.7:
(5pt)

とてもおもしろい

この著者の本はどれも好きで読んでいますが、これは他の作品とは違った面白さがあると思います。
個人的にはかなりつぼでした。
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No.6:
(4pt)

理不尽、不条理、だがそれがいい。

これは作者のユーモアを理解できるかどうかで評価が分かれそう。
正直、小説?と思う話もちらほら。文章ではなくアスキーアート的なもので理解させたり、笑わせたり。
自分はこういうの嫌いじゃないです。十分、楽しめました。
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No.5:
(4pt)

長編では見せなかった新たな著者の才能を発見!

テンポ良く軽妙でウィットに飛んでいる短編集です。
少し、実験的すぎるためか、落ちて無い作品もありますが、著者のデビュー作「アムリタ」から長編の「2」までで見せた複雑な作品リンク・斬新なトリックを仕組んだ卓越した技量とは、また違った著者の才能を感じます。イラストレーターの方と組んで小説と挿絵を融合させていているのも上手いです。

特に「ラーメン戦争」と「魔法小料理屋女将…」のコントみたいなやり取りは、電車で笑いをこらえて読んでました。
著者は漫才のネタを作る才能がありそうです。
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No.4:
(5pt)

人を選ぶショートショート作品集

10ページ程度のショートショートがほとんどの短編集。それぞれの話に関連性はありません。

この作品は人を選びます。
作品を受け入れられるか否かは、本の裏表紙を読んでみて、そのシュールなセンスを理解した上で面白いと思えるかどうかで計れます。
ショートショートなのでそれぞれの話の説明は省きますが、シュールな雰囲気の話がほとんどです。

全体的には、星新一、小松左京、筒井康隆、これら昭和中期の代表的SF作家、特に筒井の初期作品に通じるスタンスの作品に感じられました。
逆に言うなら、デビュー当時の星、小松、筒井作品なども、今の野崎作品と同じような受け入れられ方をしていたのではないかと想像させます。
誤解を恐れずに大げさな表現をしてしまえば「平成の筒井康隆」。
しかし単純にこれら偉大な先人たちを模倣しているのではなく、記号や図での視覚的説明を多用し、それで話を進めるという新時代の娯楽小説としての試みが感じられます。
それでいながら並みのライトノベル作家など足元にも及ばないほどの、小説家、と言えるほどの文才を持っており、記号や図での視覚的説明という単発的な面白さに頼ることなく、登場人物の会話や情景描写で作品全体を一つのギャグとして昇華させています。

しかし、これを受け入れられるのは、星、小松、筒井作品のショートショートを楽しめ、行間を読む読解力とセンスを持っており、なおかつ既存の「小説」の形式にとらわれない柔軟性を持っている人物に限られるのではないでしょうか。

一つのネタでだらだらと何巻も引き延ばす作家が多いライトノベル業界にあって、すっぱりと一つのネタを短く完結させる潔さと話の引き出しの多さ、垣間見える高い筆力を感じさせる作家は稀有な存在と言えるでしょう。

万人には受け入れられないセンスの作品なので☆は5つにするべきでは無いのかもしれませんが、この作者の他の作品も読んでみたいと思わせる期待感から☆は5つとさせていただきます。
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No.3:
(4pt)

独創的な短編集、果たしてアリかナシか

多少、作品のネタバレになっているかもしれないので、未読の方はその点をご了承ください。

書評家の方が話題にしていたので手にとり、裏表紙に牽かれて買いました。
野崎まど先生の作品は初めてでしたが、面白かったです。
ただ、好きな人も多ければ、嫌いな人も多いだろうなというのが、率直な感想です。

殆どの作品が十ページ以内。
短編というよりも、ショートショートと言ったところでしょうか。
嫌みのないライトノベルらしさといった感じで、どれも読みやすく独創的で、最初から最後まで面白かったです。
作風としては、日常的な情景から、あり得ない状況を作り上げたり、反対に、ファンタジーやSF的な世界観に、日常的な会話劇や現世的な状況を放り込むなど、基本骨子は似たような作品が多かったと思います。
一つ一つが短く、内容も内容なので、気兼ねせずに肩の力を抜いて読めるのもポイントでしょうか。

好き嫌いが別れそうだと思ったのは、記号やイラストについてです。
イラストに突っ込みを入れていくことで話を進めたり、記号を使うことによって状況を説明するなど、良くも悪くも多用が目立ちます。
私は発想と、会話劇の面白さが良かったのですが、人によっては、イラストの多用が苦手な方もいらっしゃると思います。
勿論、特徴はそれだけじゃないです。
例えば「バスジャック」という短編は、描写から情景を想像するという小説媒体の基本を逆手に取った(?)物語で、イラストが無いながらも十分に面白い作品です。
文章の使い方で笑いを取るのもお上手で、小説家としての力量も相当のものだとお見受けしました。
とはいえこの短編集については、人を食ったような物語自体が苦手な方もいるかもしれません。

収録されている作品は、「電撃MAGAZINE」という雑誌に連載中のようですが、文庫化に際して、没になった短編も含まれています。
没ネタに対する編集者のコメントもあり、ファンの方には嬉しいのでは無いでしょうか。
また、没ネタだからといって出来が悪いワケではなく、むしろ私は没ネタの方にお気に入りが多いかも。

作品を彩るイラストは、森井しづき先生が担当。
中々多彩で魅力的な絵で、短編ごとに良いイラストを提供されています。
装丁も凝っているので、カバーを大切にしたい方は、読むときに外した方が良いかもしれません。

面白くてアッサリ読めるし、野崎先生自身も良い作画なので、ファンになりました。
まだ連載中であれば、続刊も期待したいですし、他の作品も読んでみたいと思います。
個人的には星五つですが、先に挙げた点も考慮して、一つ減らさせて頂きます。
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No.2:
(5pt)

購入の際にはご注意を!

【注意点!】
'1 「普通の小説」を期待して買ってはいけません。
'2 野崎まど作品が初めての方はご注意ください。
'3 一部小説ではないような部分もございます。

以上の3点を踏まえてご購入していただくと幸いです。

と、厳重に注意を促したのには理由があります。
私自身、野崎まど作品の大ファンですので
本作が野崎まど作品初!という方に
「なんだよこれ!こんなの小説じゃない!」
と誤解されたくなかったからです。

今回電撃文庫より発売されたこの本は野崎まど先生の短編集です。
短編は全部で24編です。(没ネタ含む)
私も初めて読む作品だらけでしたが、十分に楽しめました。

普通の小説やライトノベルとは一風変わった作品であることを理解し
「それでも読んでみたい!」という方は是非手にとってみてください。

そして野崎まど作品を読んだことがある方にはもちろんオススメです!
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No.1:
(4pt)

できれば連載が続いて欲しい・・・

『電撃文庫MAGAZINE』の連載作15篇+公式海賊本収録作1篇+書き下ろし3篇+没ネタ5篇+α+βが収録されている掌篇集です。

この本を一言で表すならば「おかしい」という言葉が相応しいのではないでしょうか。
作者の過去作を既読の方は覚えがあると思いますが、登場人物たちが変人ばっかりです。
そんな登場人物で繰り広げられる物語がマトモな筈はなく、その物語を表現する文字列や挿絵等までもがおかしなことになっています。
例を挙げると、とある演出のために印字濃度が薄くなっていたり、あるページではカタカナ3文字+記号10文字のみで構成されていたり、ある回では文字とイラストの割合が半々になっているといった具合です。
どちらがこの企画を持ち出したのかは分かりませんが、こんなネタの数々を作り出す作者は頭がおかしいですし(褒め言葉)、それを連載するどころか没ネタまで書籍化する編集部も相当だと思います。
彼らに悪ノリしたのか、森井しづきさんの多彩な扉絵の数々や、デザイナーの妙に凝った場転のマーク等が本作のおかしさに拍車をかけています。
もちろん、これらの「おかしい」には「変」の意味だけでなく「面白い」の意味も含んでいます。ただ、“抱腹絶倒の物語の数々”と商品の説明にありますが、笑いの閾値は個人差があるので個人的にはそれを保証しません。

連載作がほぼそのままの形で本書に収録されていますが、『デザインベイベ』は掲載時にあったコメント挿入(囲み線を使って「杏慈絵梨華&lt;あんじぇりか>」が「DQN」とコメントされていたりした)が「終」にしか残っていなかったのが少々残念でした。
没ネタが担当編集のコメントと共に収録されていたのは望外の喜びでした。特に、担当編集の本音(?)が伺える機会は滅多に無いので、それぞれ数行のコメントでしたが興味深かったです。

さて、私は雑誌連載作をきっかけにして作者のファンになりましたが、『[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)』などの作者既刊を高評価された読者が本書にも同様の読後感を求めると失望されるかもしれません。少なくとも、あのようなどんでん返しはありませんのでご注意下さい。他、純文学至上主義者や読後に「買って損をした」と激怒されるような方にも本書はオススメ出来ません。
作者と編集部のノーロープバンジーに付き合うぜ!といったチャレンジ精神ある方、普通の作品に興味はないという方、海のような広い心をもった方は本書を手にとってみてはいかがでしょうか。
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