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分身



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【この小説が収録されている参考書籍】
分身
分身 (集英社文庫)

分身の評価: 4.15/5点 レビュー 126件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 101~120 6/7ページ
No.26:
(4pt)

流石の出来!

読んでる最中何度も鳥肌が立ちました。
主人公達に感情移入して読むことができる文章で、
二人が自分の体の秘密を徐々に知っていく様子が
なんともスリリングです。
倫理的な問題を考えさせられた点も良かったです。
ただ、先に白夜行を読んでしまったせいか、
迫力不足な感じがしてしまいました。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
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No.25:
(5pt)

迷いや苦悩の共感

実際にあり得そうだと思わせるのは、作者の筆力のたまものだろう。登場人物の迷いと苦悩が、ありありと伝わる。山本文緒『ブルーもしくはブルー』と設定は共通部分があるが、読後感は全く逆で、こちらや迷いや苦悩の共感を存分に楽しめる。
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No.24:
(3pt)

起伏のない空振りの作品

東野氏の作品は印象以上に出来不出来の差が大きいのだが、本作は低調。鞠子と双葉という二人のヒロイン。両方共、母親には容姿が似ていない。そして、鞠子の父親は(発生工学を含む)分子化学の教授。「分身」というタイトルと合わせ、冒頭で展開が見えてしまっている。二人が双子としか思えない程ウリ二つという描写の段になっても、「そんなの当たり前じゃん」としか思えない。そこに、大物政治家が絡むという話も早くから明らかになるので結末まで読めてしまう。話に意外性が無いのだ。ご都合主義的に登場する人物が多いのも気になる。
作者はこの程度の作品で、作中の問題の倫理観でも語ろうとしたのか ? 作者は理系出身だという事が一つのウリのようだが、分子生物学や遺伝子工学には造詣が深くないようだ。この程度の内容なら、そこいらの本を上っ面だけ読んでも入手できる。
サスペンス小説としても空振り、肝心の問題の取り上げ方は浅薄、という中途半端な凡作。
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No.23:
(4pt)

柑橘系

母に嫌われているのは自分が母と似ていないからだと感じ、
出生の秘密を探る鞠子と
母にテレビ出演を禁じられ、出演した途端に母が殺されてしまう双葉を
交互に描いた作品です。
裏表紙の説明を読んで、クローンの話だと先が読めてしまいましたが
多くの伏線と意外な展開で楽しめました。
医学的なテーマで描かれた作品は他にも、「宿命」や「変身」などがあり
こちらもオススメです。個人的には変身が一番。
あと、人名に振り仮名が振ってあると嬉しかったです。
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No.22:
(4pt)

最先端医学研究と葛藤する研究者と倫理とは・・・

「最先端医学」の密かなる研究に食い込んだ医学的ミステリーを包括したエンターテイメント。
全く知らない双葉と鞠子。
全く違う環境で育ちながらも 出生の秘密があると悟る。
鞠子と双葉の章が交合に展開していく。
まさか 自分と全く同じ人間 まるでコピーのような存在が居るとは
全く思ってもいなかった2人。
出生の秘密に隠された 医学研究の結果とは・・・
テンポよく話が進み また2人の心の恐れや疑心、心の揺れなど細やかな心理描写が 
東野氏の手腕によって鮮明に描き出されている。
そして最後の結末・・・
ラベンダー畑の爽やかな香りに包まれた中でクライマックスを迎える。
推理もさながら この2人の心理描写や 行動力に目を見張るものがあり 
重たいテーマを描きながらもあたたかな血の通った筋を通した作品のように思える。
もし 此の世に 同じ容姿をした自分がいたら 皆さん どう感じるでしょうか?
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No.21:
(5pt)

あざといが、傑作

あざとさはあるが、成功している。傑作。
現代医術のタブーに題材をとった作品で、『宿命』『分身』『変身』はそれぞれ読むに値する作品。
すばらしいイメージ喚起力を持った作品で、のめりこみながら読んでしまう。
序盤のあるシーンには、リアルで心に迫る描写があったりし、涙させられるだろう。
そのあとはジェットコースター。
展開が多少読めるし、舞台となる北海道の描写に陳腐なものがややあるが、補って余りある。
掛け値ナシの傑作サスペンス。作者のものの中でもかなりの傑作。
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No.20:
(3pt)

前半は面白いのだけれど

話の出発点は、とても面白い。二人の少女それぞれに関する章が、交互になっている構成も、面白い。でも、残念ながら、最後はドタバタの結末。往年の筒井康隆作品みたい。
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No.19:
(4pt)

技術は悪ではない、だが人はそれに振り回される

ネタはそんなに斬新ではない。
理系的な話に強いのはこの作者独特。
ちょっと古い本(文庫化96年)なので、
今読んだら当たり前の知識かもしれないが、
10年前なら衝撃的だろうな。
ストーリーは読書好きなら比較的先読みできる。
それでもこの本を読ませる力というのは、
やはり主人公2人の描写だろう。
いくら技術が発達しても、
彼女らの気持ちはいまだ誰も味わったことがないもの。
それを丹念に描いていく東野圭吾の筆は、
葛藤を迷いなく描き出す。
普通によい本という評価です。
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No.18:
(5pt)

終わり方が最高です

最先端医学を扱う3作品「宿命」「分身」「変身」の一つ「分身」。
この本は最先端医学に関しての倫理的な問題に警鐘を鳴らしておりその問題について非常に考えさせられるところがあった。
なぜならその問題に直面する人物の心理的な描写が非常に上手く表現されているからである。
小説にでてくる2人の心理描写を読みながら私自身がそのような境遇になった時どのように考えるか、又そのような観点で最先端医学に関する問題を考える出来た事は非常に有意義だった。又、知識も以前より深まったと思う。
途中、その医学的内容を文章から想像することで少し読むのに抵抗がある部分もあったのだが物語の終わり方が最高で読後感は非常に良いものだった。
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No.17:
(5pt)

傑作

東野圭吾さんの作品には当たり外れがないとよく
聞きますが、まさにその通りだと思います。
読者を退屈にさせず、最後までずっと面白いです。
分身は結構複雑なお話なので、読み返してみても良いかもしれませんね。
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No.16:
(5pt)

母親を愛しく思う

ストーリーは他のレビュアーの皆さんが書いているとおり、
遺伝子や体外受精など医療を題材としたサスペンスの
秀作ですが、私が感動したのは、主人公の女子大学生・双葉の
母親の愛情です。
詳しく書くとネタバレになってしまうので書けませんが、
作者の表現力のすごさゆえ、母親というものはすごいなぁと
感動してもらえると思います。
ぜひ一読を!!!
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No.15:
(4pt)

なんか心に残る感じです

同じ世界に、同じ時代に、全く同じ顔の女の子がふたり。ふたりはお互いのことを知らずすごしてきたのに、ある出来事でお互いのことを知ってしまう。その裏に秘められた事件、ふたりの感情の描写が、人としての生き方を教えてくれる気がします。
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No.14:
(5pt)

秀逸なサスペンス作品

遺伝子操作、体外受精をあつかった、医療サスペンス。両親と似ていないこと、母親が自分を見る眼が冷たいことを意識して北海道で成長してきた鞠子は、ある出来事をきっかけに、自分の出生の秘密を調べ始める。一方、アマチュアバンドのボーカルとしてテレビ出演した双葉は、テレビ出演をきっかけに母親がひき逃げに会う。父親の顔を知らずに育った双葉も、この事件をきっかけに自分の出生の秘密を調べ始める。やがてそれぞれが、自分に容貌の酷似した女性が存在することを知る。この内容をベースに、様々な大人達の思惑を絡め、秀逸なサスペンス作品として仕上がっている。作品の構成も、「鞠子の章」「双葉の章」を交互に配し、スピード感のある展開とともに、読む者を飽きさせない。ラストシーンも映像が眼前に鮮やかに浮かぶほどきれいにできあがっている。原題は「ドッペルゲンガー症候群」
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No.13:
(5pt)

家族の愛とは??

「鞠子と双葉。そっくりな二人の周りで起こる不可解な事件。その真相を調べて行くと、両親の過去が鍵を握っていた。二人の視点で交わる長編サスペンス。」二人の行動や、調査結果や、東京と北海道の二つの地でそれぞれに明らかになる真相との交わりが、とても面白かった。最新医療を話の中心に取り入れて話を面白くしており、「なるほど」と関心してしまうほど上手く仕込まれていると思う。最後は少し悲しい事実も出てきますが、爽やかに締めくくっていると思った。
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No.12:
(3pt)

これはねえ……?

作者らしくない作品である。女性を主人公にしたことが起因であろう。『宿命』が男の双子だったから今回は女性にしたのだろうがミスチョイスに思える。彼は女心は生涯わかり得ないと雑誌に発言している。その通りと思う。だから無理があったようである。ストーリーは悪くない。男を主人公にすればもっとパンチがあったであろう。だがエロスに欠落する。男と女が登場してエロスがなければ小説ではないといっても過言でない。『パラレルワールド・ラブストーリー』と対比するのも一考かもしれない。そのほうが全体の流れが見えてくるのではないだろうか。
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No.11:
(5pt)

ミステリーというよりも「愛」がテーマの傑作小説!

あまりに面白い作品で、朝の通勤の下車駅を何度も通り過ごしそうになった作品。構成としては、2人の美人主人公の視点で話が展開するので、読み辛い読者もいるかもしれないが、章タイトルごとにどちらの主人公の話かが書いてあるので、個人的にはゆっくり読めば楽しめる作品であると思います。個人的には「秘密」よりも親子愛という点で感動しました!まさに映画にしたらさぞかし美しいラストシーンになりそうだと思いました。この作品を読まれる方は、必ずカバーの裏の話の概要を読むこと。それと、鞠子(まりこ)は最初にルビを振って欲しかったです。
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No.10:
(4pt)

タイトルで損をしている

北海道に住む鞠子と、東京に住む双葉、全く接点の無い2人がとあるきっかけで自らの出生に疑問を持ち、同時に様々な思惑に巻き込まれる。鞠子、双葉の双方の視点で交互にストーリーが進んでいく。東野氏らしくミステリ要素が豊富で、スピーディな展開のためぐんぐんと読み進められた。ただ、どうしてもタイトルで落ちが読めてしまう部分があり、また、鞠子の視点での謎が早々に双葉の視点では解けてしまうなどがちょっと残念。敢えて片方の章だけで読むなどすると逆に面白いかもしれない。
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No.9:
(4pt)

読後感のいい作品

 東野文学として人気のある最近の作品に通じる、よくできた構成だと思う。道具立てにはクローン技術や大物政治家といったものを配し、場所には北海道の美しく、ときにはわびしい背景を描く。映画やドラマを思わせる訴求力がある。 主人公がまた、美人の二人ときてる。一方は清楚、一方は活発なロック少女だってんだからいうことなし。ただ、主要登場人物のほとんどが腹に一物もっていて、純真なのは二人だけってのはちょっと悲しい。というか、助演級の登場人物がうさんくさくてちょっとガッカリ。 だけど、はじめに悲しい疑惑があり、それがサスペンス仕立てでどんどん深まっていきながら、最後に救いがあるって形は、最高のカタルシスを味わわせてくれる。作品のボリュームを感じさせない軽快な文体が、重たいモチーフを中和してくれている。読み終わって、素直に「ああ良かった」と思えるところがいい。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196
No.8:
(4pt)

頭を白紙の状態にして読むべき

北海道に住む氏家鞠子と、東京に住む小林双葉はともに大学生であるが、面識は全くない。それぞれの視点から描かれた章が交互に登場し、ストーリーが展開していく。二人の接点は何なのか?タイトルやここに書かれているレビューから、この接点は予想出来てしまうが、白紙の状態で読めば、おもしろさが倍増するだろう。内容が推測出来るようなタイトルにしたことが、この作品最大の欠点だと思う。結末は綺麗にまとめられてしまったが、彼女たちのその後も非常に気になるところである。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196
No.7:
(4pt)

分身

物語を2人の少女の視点から描いており、なかなか楽しめた。ストーリーも斬新で、今までに見たことのないジャンルだった。少し話しが複雑だったのが残念。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196

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