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分身



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【この小説が収録されている参考書籍】
分身
分身 (集英社文庫)

分身の評価: 4.15/5点 レビュー 126件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 81~100 5/7ページ
No.46:
(5pt)

鞠子と双葉の心理の移り変わりに引き込まれました

鞠子と双葉、それぞれ違う環境で育った二人が、それぞれ身の回りである事件が起き、それをきっかけに自らの生い立ちに疑問を持ちそれぞれが独自に調べ始めます。
「サスペンス」となっていますが、謎解きという点に関してはそれほどおもしろさがあるわけでもありません。
それよりも真相を知っていく過程での二人のそれぞれの心理の移り変わりに引き込まれ、最後まで読み進めました。
特に「双葉の章 その十一」は、あまりに悲しすぎて強烈に胸が締め付けられました。
そして「鞠子の章 その十四」も。
そのためラストは、そんな暗闇にさした1筋の光とも感じました。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196
No.45:
(3pt)

悪くはないが

話としてはそれなりに楽しめるものの、ミステリーとしてはいまいちです。
特に意外な展開も無く、ドキドキしながら読むということも出来ませんでした。
ネタが10年以上も前の先端医療なので、今では色あせてしまったのかも知れません。
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4087485196
No.44:
(4pt)

怖かった

スリルがあった。
でも、緊張感があってよかったです。
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4087485196
No.43:
(5pt)

面白かった

やっぱり東野圭吾は面白いです。
知らないところで自分の分身がいたらどう思うか?それがSFっぽくみえてSFではない。それをここまでスリリングに描けるのはこの人しかいないんじゃないかと。
ただし終わり方がちょっとあっさりしすぎかも。もうちょっと長くこの世界に浸っていたかったと思いました。
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4087485196
No.42:
(4pt)

何が二人を結ぶ?

二人の主人公を結びつけるものは、当初から、大まかには想像出来る。
しかし、その実態は、想像をはるかに超える複雑さだ。
当初より、謎だらけであるが、一つの謎の答えに少し近付いたと思ったら、新たな謎が持ち上がる。
しかも、ヒントを小出しに示し、常に次章へのヒキが用意されており、読み始めると、止まらない仕掛けになっている。
著者は医学理工学の分野を得意とするので、リアルなサスペンスに仕上がっている。
鞠子の章と双葉の章が交互に配置されているが、比較的当初からの、微妙な結び付きが面白い。
つまり、特定の人物が、交互に行き来したりしていて、ハラハラとさせられる。
しかし、この作品には、著者らしくない面も、少し感じる。
特に、近年の著者の作品は、我々の心の奥底に、深く訴えかけてくるものが多い。
本作品は、サスペンス性としての面白さが重視されていて、上述の様な面は多くはない。
それは、著者の作品群のレベルの高さ故の、高望みかも知れない。
とにかく、いったん本書を手に取ると、睡眠不足要注意だ。
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No.41:
(2pt)

単純、あっさりミステリー

確かに自分とまったく同じ顔を持った人がこの世に生きていたらどうしよう。
一度見てみたい気はする。この作品は、人のそんな素朴な思いをミステリーに作りかえたのかな。
自分とまったく同じ姿、顔をもった2人の若い女性。
お互いの存在を知らずに育ってきたが、あることがきっかけで2人の人生が交わることに。
お互いの存在を知り、引き合うようにお互いを探す。
2人のそれぞれの視点から捉えた世界で構成される文体は、時々見かけるものだけれど、途中でどっちがどっちかわからなくなってきた。
作品としては単純におもしろいと感じたけど、2人を取り巻く周囲の人々への広がりも深まりも感じられなかった。
大物政治家まで登場させた割には、その効果は感じられない。
ミステリーに潜む、人間の欲や暗い心の闇、そしてあっと驚くどんでん返しというものはなく、ほぼ予想どおりの展開で着実に進んでいく。
ただ、最後の最後、物語の終わりには、確かにこの作品が東野さんの書いたものと確信できる画像、絵がかいま見えた。
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No.40:
(5pt)

面白かった

面白かった。
結構分厚い本なのに、スラスラ読んでしまった。
スラスラ読ませてしまうのが東野さんの力量なのかもと思う。
東京と札幌で分かれてる二人がいつ出会うのかが結構興味深々だった。
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No.39:
(5pt)

ぞくぞくしました

私も医学をかじっている人間なので、東野圭吾さんの作品は非常に読みやすく、いつも愛読させていただいております。
この話は、実は私が生まれて初めて
「読んでる最中にぞくっときた」
話なんです。
「あのボーカルはあなたよ」という台詞のところです。
もう目が離せませんでした。
最後のシーンで出会う二人ですが、
その時の心境は私には想像し難いものでした。
とても面白かったです。
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No.38:
(5pt)

今まで読んだ中で白夜行と並ぶ良さ!

 東野さんの作品は結構読んできましたが、ショック度で言えば白夜行が一番。感動度で言えばこれが一番です。レビューを見ると賛否両論があるようですが、これはミステリーではないと思います。なので、種明かしをする作品ではないような気がします。この2人の主人公の謎は初めの方で誰もが想像つくことです。
 一番伝えたいことはもっと深いところにあって、姿かたちがどうであれ、育てた親の愛情とか科学では割り切れない人間の心にあると思います。
 最終的にわかる母親の愛に夜中一人で泣いてしまいました。最後ちょびっと出てくる女の人(詳しくは書けないですが)もやっぱり割り切れないところがあったんだなぁ・・・と、こんな小さなエピソードを挿むの東野さんはやっぱりウマイなぁと感じずにはいられません。
 あと、レモンとラベンダーの最後は読んでいて目に浮かぶようでした。
 
 
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No.37:
(3pt)

前半ややテンポが遅い

「現代医学の問題を描くサスペンス」。
まったく同一の容姿を持つ2人の女の子。
その出生をめぐる問題を描いた作品として、
そこそこは楽しめるんだけど、
やや前半が単調で文章が長い。
どんどんストーリーが展開していくような、
テンポの早さを取り入れて書けばいいように思う。
医学の問題のテーマも、
それほどずしりとは思えず、
単なるサスペンスと道具にしか思えないのも残念。
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4087485196
No.36:
(2pt)

どうかな?

ハマると一気に読みきるタイプですが、この本に関しては食いつきが悪く、寝る間も惜しんで読むに至りませんでした。主人公の気持ちや状況はリアルなのに、それ以外の登場人物やことの動機付けがかなり強引。大きなテーマだけに、内容の細かさが欲しかったです。
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No.35:
(3pt)

普通かな

結構期待して読みましたが、少々期待はずれの感が…
『白夜行』のような「次はどうなるのかな?」というスリルは感じられないし、終わり方もなんとなく中途半端で物足りない。
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4087485196
No.34:
(5pt)

すごいスピード感

題名ですでにネタバレしてるにもかかわらず、この面白さはなんだ!?
展開が気になり読むのがやめられない。
東野氏の筆力のすごさが分かる作品でした。
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No.33:
(4pt)

1日で読みきりました

とにかく先が気になって自分では珍しく1日で読んでしまいました。
親に似ないまったく同じ2つの顔、というだけで今の時代では
ある程度先が読めてしまいますが、どうやって二人が出会うのか
なぜそんなことになったのかを、
交互に追っていくのが面白かったです。
そうなってしまった原因がある人物の
勝手な思いによるものですが、許せないですねー。
また自分の知らないところで同じ顔があったら
実際どんな風に感じるかという点についても、
予想外な展開がありました。
近い将来あってもおかしくないようなお話でした。
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No.32:
(5pt)

実写化は無理だろうと思う

 この作品は読んでいてページをめくるペースが全然落ちなかったです。いつもなら、途中で休憩を入れたりするのですが、本作品は休憩をとるのも惜しいくらいに次の展開が気になってしょうがありませんでした。交互に違う人物の全く違う話をすると言うのもとても新鮮だったし、そのふたりが徐々に近づいていくところはとても面白かったです。
 それから、面白かったのはもちろんですが、現実の社会を考えながら読むことも出来ました。代理出産やクローン技術の話はニュースなどで見ることがあるからです。特に、クローン技術と言うのは本当に必要なのかと本作品を読んでいてとても考えさせられました。
 東野圭吾の作品はまだ「秘密」「変身」「手紙」、そして「分身」だけですが、その中でも「分身」は一番といっていいほど面白かったです。また他の東野圭吾作品も読んで出みたいです。
東野圭吾の原作で実写化している作品はありますが、この小説を読んでいて、「これは実写化は無理だろうな」と思いました。氏家鞠子と小林双葉の役は双子じゃなければ出来ないし、またこのふたりの役をやれる人なんてそうはいないだろうと思うからです。また、とても面白い小説なので実写化はして欲しくないとも思います。
 
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No.31:
(5pt)

止まらない

続きが気になって気になってどんどん読み耽ってしまう。
まぁ、東野圭吾さんの小説は全部そうですが。。
本当に東野圭吾さんの話はどれも甲乙つけがたいですが、
あえて1番面白かったものと聞かれたら、、
容疑者X〜も捨てがたいですが、「分身」を選びます。
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No.30:
(5pt)

ありきたりのようだが、ありきたりでない「うまさ」がある

「分身」「医大」「瓜二つ」
このキーワードから、この本の内容を推測することは簡単だろう。
これまでにも、多くの作家によって取り上げられてきたテーマでもある。
だからこそ、それぞれの作家の個性が出るし、いわゆる「腕のみせどころ」的な内容ではないだろうか。
よくあるテーマなのに決して在り来たりにならず、読む者を作品の世界に引きずり込む。
構成、設定、表現などいろいろあるだろうが、登場人物に違和感なく感情移入ができるため、理屈で理解するのではなく、同じヒトとして気持ちが分かる。
あたかも自分も、そんな経験をしたことがあるかのように・・・・・・
これは、著者の作品全体を通じて、いえることではないだろうか。
私にとっては、物語を読みすすめていくことの「心地よさ」を味わえる、貴重な作家である。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
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No.29:
(3pt)

二人の主人公の対照がきれい

北海道育ちの氏家鞠子。
彼女は母親と顔が全く似ていないことで、彼女に愛されていないのではないかと悩む。
中学になったある日、母の無理心中としか思えない火事が起こる。
東京育ちの小林双葉。
母子家庭の彼女は、母親からテレビに出ることを禁じられていながらも、バンドを通してそれを行ってしまい、それをきっかけに身の回りで奇妙なことが起こり始める。
二人は全く同じ顔で……
二人がそっくりだということの理由は、今となっては即見当がついてしまいますが、それでも面白かったです。
二人がなぜ似ているか、彼女達はなんなのかという謎よりも、過去になにがあったのかということに興味をそそられて読み進めました。
また鞠子の章、双葉の章、と交互の視点から語られていくのですが、彼女達が正反対の性格や行動を取りながらも本質は共通している様子が伝わってくるのは、さすがに上手いと思います。
ラベンダーとレモンというラストのシーンが色彩的にも美しくて好きでした。
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No.28:
(4pt)

主人公たちの邂逅シーンが待ち遠しかった

 二人の主人公たちのストーリーが交互に語られる。登場人物が交錯していくことでストーリーが徐々に絡まって、だんだん大きな幹をなしていく。それと同時に謎も大きく膨らんでいく、という展開が読んでいて非常に楽しい。構成としてはそれほど珍しくないのだが、キーとなる仕掛けや人間関係が分かり始めてもなお読者を引きつけて止まないところが作者のうまさだと思う。どういう話になるんだろうかという期待が持続する。
 冒頭から主人公二人、更に途中で加わるもう一人との邂逅シーン。読み進める目的はこれを待ち望むことにあった。最後の主人公二人の対面部分は、途中の伏線がやや出来すぎで個人的には多少トーンダウンしてしまったが、十分な満足を与えてくれる物だった。
 科学的な着想は現実的なものだが、母性のあり方やその大きさについて疑問を投げかける内容でもある。
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196
No.27:
(4pt)

まさに「分身」

 北海道育ちの鞠子と東京育ちの双葉、この二人の主役の章が交互に繰り返され物語は進んでいきます。
 鞠子は幼い頃から自分が両親に似てなくて、母親から愛されていないことに悩んでいました。中学生の時、一家心中を図った母親が家に火をつけ、母親だけ焼死していまいます。大学生になった鞠子は母親の死の真実を確かめようと東京に向かいます。そこで、自分にそっくりな小林双葉の存在を知ります。
 双葉は母親と二人で暮らしていました。アマチュアバンドのボーカルでプロになるステップとして、母親に禁止されていたテレビに出演します。その後母親が何者かに轢き逃げされてしまい死んでしまいます。母親の死に疑問を抱く双葉はその真相を確かめるために北海道に向かいます。そこで自分にそっくりな氏家鞠子の存在を知ります。
 詳しくは書けませんが二人が出会うシーンは、さすがは東野圭吾です。皆さんも自分で読んで確かめてください。
 この話にはクローン、体外受精などの言葉が出てきます。今でこそよく耳にする言葉ですが、この作品がかかれた10年前は聞いたこともない言葉だったと思います。 東野さんの知識の豊富さの一端が見れた気がします。
 
分身 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:分身 (集英社文庫)より
4087485196

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