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分身
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分身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 1~20 1/5ページ
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東京と北海道での交互に展開するストーリーが面白い。 | ||||
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東野さんの昔の話を久々に読みました 文章が硬く、今とはすこし違うなと感じます そっくりな2人にまつわるストーリーが徐々に交錯していきますが 1人のささやかな願望から、こんなに大きなストーリーに発展するのが驚きです クローン研究についての話ですが、研究者の探求心によってもたらせる 関係者の悲劇が、自分ではどうしようもなく、避けようもない事実が悲しいです なさそうで、ある話だろうなと思いました | ||||
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また筆者の作品を読みたいと思いました。 | ||||
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登場人物が多く、途中で誰が誰だかわからなくなることも多かったが、最後まで楽しめました。もう少しシンプルな構成でもよかったのではと思いました。再読すると、もっとちゃんとわかるかな。 | ||||
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多少強引だったり都合がいいところもありましたが、最初から最後まで楽しく読めました。 | ||||
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東野圭吾はSF要素入った作品は今まで好きなのなかったんだけど、『分身』は凄い面白かった。 厳密には科学ネタの範疇かもしれないけど、発表当時93年の技術ではSFの領域だと思う。なにせその技術が話題になって規制法が作られたのが2000年なのだから。 メイントリック自体は、ぶっちゃけ令和の今だと読んだらすぐにわかる。でも展開や構成が上手くて、小道具の使い方や情報の開示のタイミングがまぁテクニカル。さすが東野圭吾という他ない。 世紀末の雰囲気特有のかほりもたまらない。 分身というミステリーに、陰謀も入ってくるサスペンス性には半村良の伝奇SF小説を彷彿とさせるスケール感があって好みだった。 | ||||
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同じ顔をしている、北海道の鞠子と東京に住む双葉の物語。北海道の描写も沢山出てきます。 鞠子が父親と会うことになった、札幌駅近くのホテル「センチュリーロイヤル」(のことだとおもいますが)出てきた時には、懐かしかった。(回転する展望レストランにもう一度行きたいと思いながら行けないでいるうちに、コロナになっちゃいました。)この作品ができた3年後くらいに私が札幌に行った時には、7月はさわやかと言うよりも、もう暑かったです。 高城晶子の、若い鞠子と双葉に対しての気持ち「若くて無限の可能性に満ちた娘たちと、その30年後の姿。使用前と使用後。ああ・・・・」という嫉妬みたいな黒い心は普通の人でも、女性なら多かれ少なかれ誰でもあると思う。自分と同じ容姿だったらなおさらだと思います。男性にはあまり解らないし、嫌な部分でしょうけど。(これがまだ若かった東野さんにわかったのが、さすがと思った) あと千歳空港でレモンを拾ってくれた僕は、関西弁しゃべっているし、昔男の子が皆やってた坊っちゃん刈だから、作者の小さい頃の分身を登場させてるのかなと思いました。 | ||||
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鞠子の章その五~は、ワクワク、早く先を。となります。鞠子の章その十一位からつまらない。が最後に2人は対面するが、その後は?どうなるの? 鞠子に依頼された「病気の人を助けて欲しい」。代理母の役目をされる女性の「助けたい人がいる」。これは誰の事?なので★は4つ。 | ||||
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変身の方が好き | ||||
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構成と展開が素晴らしい。 | ||||
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迅速な対応とともに商品も綺麗でした。読書はこれからです。 | ||||
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最初から最後まで大変おもしろく読めました。93年の作品だそうで、現在から見ると知識や技術的にどうなのかはわかりませんが、少しも古びた感じはしませんでした。この後に読んだ「宿命」が90年、「変身」が93年で、それぞれ、クローン、脳を操作する技術、脳移植と、この頃書かれたものは、医療ミステリといえる作品が多かったようです。 北海道と東京で、まったく別々に育った鞠子と双葉は、双葉がアマチュアバンド・コンテストでテレビに出たことによって、その存在がある者たちに知られ、周辺で次々と不可解なことが起こり始めます。鞠子の家が火事で燃え母親が死亡、双葉の母親はひき逃げ事故にあって殺されてしまいます。 双子どころか、丸々同じ人間のように似ている2人。ごく普通の女の子として大切に育てられた彼女たちが、それぞれに手を尽くして調べる過程で、寒々とした真実が明らかになってゆき、心が傷ついていってしまいます。関係者たちの狂気じみた行いと考えにはぞっとさせられました。ラストはきれいにまとまって、未来への希望を感じさせる感動的な終わり方になっています。こちらは悲しい物語でしたが映画にもなったカズオ・イシグロ作の「私を離さないで」を思い出しました。 90年代には新本格のパズル的なミステリが流行っていたようですが、あとがきで、東野氏の「トリックと犯人探しだけでは物足りない、ミステリではないと言われてもいいから、そういうものは避けて書いていきたい」という言葉がありました。この作品はまさにその通り、推理だけではない人間ドラマとして、とても興味深い作品だと思います。 | ||||
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クローンと言うSF的アイディアは、クローン羊誕生などもあり、近い未来人間でもあり得るのではないか、と考えさせるものを持っている。そこでヒトのクローンを作ることに倫理的問題はないのかと言うテーマは、今や絵空事ではなくなっており、本作のテーマもかなり現実味を感じる。こんなテーマでエンタメ作に仕上げたのは、流石理系作家東野圭吾面目躍如と言うところか。2人のヒロインが別々の話を少しずつ繋げる構成も見事で、読み易く興味を持続させる事が出来た。 ただし満点評価するには、あまりに強引で無理のある部分も目立つと思う。特にヒロイン2人の体が狙われる理由は流石に机上の空論としか思えなかった。又「分身」の辛さを描いているのは分かるが、悲観的で印象が悪い。例えば「分身」を見た女性が、若い分身と年齢を重ねた自分を比べて、嫉妬し憎悪すると言う書き方はいかがなものか。個人的には一番気になる嫌な部分だった。 | ||||
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最近東野圭吾をよく読む読者として、内容が期待取りに面白かったこともあるのですが、 作品の構成がヒロイン二人に関する話が、鞠子の章と双葉の章が交互に現れる構成になっており、一章あたり15ページ~20ページくらいのページ数も一息に読むのに負担のない分量で、この作品構成の効果もあって、ついもう一章、もう一章とどんどん読み進めてしまいました。 東野圭吾作品の初心者にとっても、読みやすい作品なのではないかと思います。 小説分身は、雑誌に連載されたときには、「ドッペルゲンガー症候群」(ドッペルゲンガーとは自身が二重に存在すること)という題だったそうですが、自分にそっくりな人が他にもいるという不可思議な出来事が発端になってストーリーが展開します。 ただ、良く似た二人の年齢が一学年ずれていることで双子ではないとわかりますし、裏表紙にも「現代医学の危険な領域」と書いてあることから、早晩話の方向性はある程度予想しやすいと思います。 そういう意味では話の展開を推理するミステリー性を損なうような事件の展開もけっこう目につきますが、作者はミステリー性には最初からそれほどこだわって書いていないのかもしれません。 二人はその出生に関する特殊性ゆえに、非常に危険な目に合うことになるのですが、二人の人間性をまったく無視して、人として扱わないようなあるグループの人達の存在が恐ろしかったです。 また、鞠子の母親が鞠子の父親と写っている写真の女性の顔をマジックで塗りつぶした、小説のキーとなる女性がいるのですが、この双葉たち二人の母親となっていたかもしれない女性は、二人を危険な目に合わせる人たちに協力するばかりでなく、「二人を何とかしろ」という言葉を口にします。 それは二人を殺せとまでは言っていないですが、整形して顔を変えさせろというようなことを含む言葉で、その言葉を傍で聞くことになった双葉の悲しみを思うと心が痛みました。 | ||||
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二人のヒロイン、氏家鞠子と小林双葉の物語が交互に進み二人が徐々に接近していくサスペンス。 過去の恋愛、病の治癒、先端技術発見の栄誉。それぞれのエゴが二人のヒロインに大きく影響し、関係者の人生に大きく影響を与えていく。この絡み合いでより深いサスペンスになっています。 オススメの方 1.医学ミステリーが好きな方。 2.読み応えのある小説を探している方。 3.長編サスペンスが好きな方。 | ||||
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起承転結がしっかりしていて、読後感もいい作品。 物語の先や結末は途中で読めていくのだけれど、 読者の期待や予想を変に裏切ることをせず、堂々と王道を逝く その様が美しいのがいい。 題材は古いはずなのに、物語は古いとは感じない。いい本だと思う。 | ||||
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ずいぶん前に動物でクローンの実験を耳にしたことがあります。 それが実際に優秀な人間を作るために様々な方法で実験されています。 あってはいけない事が実は地球の何処かで試されているのではと思ってします作品です。 読んでいて怖いなと思いました。 | ||||
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色々な人生があるのですね。深く人間模様を見つめる作品でした。 | ||||
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東野圭吾の作品の対象は多彩で、それぞれに特別の感動や驚きがある。 人間のクローンの技術的・医療的操作の問題は現在も手をつけられないタブーの領域である。小説は細かいことは現在の技術。医療レベルとの違いを感じるが、東野圭吾の複雑なストーリ展開で興味深く読むことができた。 最近ネタ切れ気味の村上春樹が随筆に「自分には小説の材料になる引き出しが沢山あるのだ」と豪語していたが、どうやら彼には引き出しの付いた箪笥は一つしかないらしいことが見えてきたのに対し、東野圭吾は沢山の引き出し付きの箪笥をいくつも持っていると感じさせる。これからも我々を飽きさせることはなさそうだ。 | ||||
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氏家鞠子と小林双葉。 それぞれ北海道・東京に住まう、あまりにもそっくりすぎる女子大生。 その彼女たちが、自らの出生にまつわる真実を追求していく医学ミステリー・サスペンス。 物語は、鞠子の「私」と双葉の「あたし」との、それぞれの視点からなる「章」が交互に描かれる構成。 遠く離れた2つの点が、徐々に一方の点につながりを求め、次第次第にそのつながりが強くなっていく。 まるで、対極点から始めたジグソーパズルのようです。 一方の対極点に向かって徐々にハマっていき、最後のピースが埋まるまでの姿を身を乗り出して見守る感覚。 読み進めるうちに、否が応でも気持ちが高まっていきます。 章ごとに視点がガラッと変わってしまうので、章の冒頭に、それまでの流れを総括している部分をいくつか用意いただいたのは、作者のご配慮を感じた部分でもあります。 そして、随所にみられる、「命」や「人間の存在」に関する記載。 ここでは具体的に触れることはいたしませんが、(本作執筆当時の?)最先端医学に絡む倫理的な問題や、そもそも人間の存在とは?といった点に触れられている部分。 考えさせられ、大変奥深いと感じました。 私ごとながら、今年読了100冊目の節目の一冊。 その大切な一冊がこの作品でよかった。 そう思わせてくれる、良作です。 | ||||
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