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分身
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分身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 41~60 3/7ページ
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私はまだ氏の作品は十作も読んでいませんが、その中ではかの名作「秘密」を凌ごうかという傑作だと思います。 かなり複雑な人物関係も「鞠子の章その〇」「双葉の章その〇」と明快に区切る構成のおかげ混乱することもなく、実に分かりやすく描かれており、しかも緊迫したスピード感を醸しだしていました。ページをめくるたびにドキドキは高まるばかり。 ミステリーとサスペンスが濃密に絡み合い終始飽きさせることはありませんでした。 ただ、多くの方が書いているように、ラストはもうひとつ物足りないというか少々淡白過ぎかなとも思いました。 しかし氏としては敢えて寸止めにすることで、その後の物語を読者の想像力に委ねたのかもしれませんね。 とにかく読み終えたときには、ふうっと大きく息をついてしまう私でした。 | ||||
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最初の百ページほどは、ぐいぐい引き込まれた。 しかし、そこから先は冗長と言うほかなく、無駄なシーンがいくつも散見され、読むのが億劫だった。 三分の二くらいの文量でも全く問題ない内容だ。 どんでん返しもなく、クライマックスも想定の範囲内。 至って普通の小説だった。 | ||||
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初めは悲しい事実だけが明らかになって暗い感じになりましたが(それでもどんどん読めましたが)、二人の母親の娘に対する真の思いが明らかになって「二人は正真正銘愛されていたんだ。よかったなあ」と感じました。 物語にスッと入っていけて上記のように自分のことのように感情移入させる、そしてのめりこませる技術はさすが東野さんだと感じました。ぜひ読んでみることをお勧めします | ||||
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レモンはやっぱりスポーツのあと。かじることを思い浮かべるだけでダレヨが・・・ | ||||
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魅力的な二人の主人公の物語が、テンポ良く展開・交差していき、読んでいてとても楽しいです。 しかし正直、テーマが非日常で、苦悩する主人公たちに共感しずらい部分もありました。(個人的に) しかし、その中でも確かな愛を感じる事ができる部分があります。 それでいいのではないかと思いました。 ラストシーンは圧巻です。 ぜひ、読んでみてください。 個人的には、変身と宿命を先に読むことをお勧めします。 | ||||
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東野圭吾さんが大好きな息子に誕生日プレゼントに買いました。 数冊セットで買いましたが、全然お高くなく、いい買い物ができました! | ||||
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東野圭吾氏の勝手に呼ばせてもらっている漢字2文字タイトルシリーズの作品で、時期的には90年代前半の作品で、宿命の双子ネタと変身のSF風味を合わせたような作品で、本格ミステリー志向は全くないサスペンス色の強い作品。この作品移行、純粋な本格犯人当てミステリーはあまり書かれなくなっていくので、東野氏の以後の方向性を決定付けた作品と言える。 二人のヒロインの視点が交互に展開していき、ラストで一つに繋がる、いわばこのストーリー形式をやりたいがために書かれた作品と言えなくもないが、比較的早くに事件の真相が何となく予想が付いてしまうにもかかわらず一気に最後まで読ませるのはさすがというところ。 | ||||
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何の知識も持たずに、タイトルと作者だけで購入したのですがとても面白かった。 少し読んでいくとストーリーは大体分かって、こんな感じで進んでくんだろうなーっていうのも分かるんだけど、 それ以上に面白かった。読んでいて映像が思い浮かぶような表現なので、ドラマを見ているようでもあった。 しかし、東野氏はどんだけ幅広い分野に精通してるのよ。。。 | ||||
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タイトルに惹かれて、衝動買いして、一気に読んでしまいました。 タイトルから結末が予測できてしまいますが、そこに辿り着くまでの経過を非常に面白く読ませる作品でした。 | ||||
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まるでドラマのような場面転換です。最後まで一気に読んでしまう。ただ最後の最後があっけなかったかな? | ||||
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ちょっとがっかり・・・同じランクで他の本も購入しましたが、こちらは何故同じランク??と思うような商品でした。残念ですが返品させていただきました。 | ||||
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理工系出身作家らしく論理的でシンプルな筆使いは読んでいて心地良い。 遠く離れた二人の主人公が一度はすれ違い、やがて運命の糸に引っ張られるかのごとく出会うという構成自体は、 ありがちなものではあろうけれど、それはそれで逆に安心感を生む王道であるともいえる。見事な構成だ。 だが中程はちょっとだれる。 東京の女性が北海道に出てきて、やけに男らしいキャラクターの記者に出会うあたりから芝居臭さが鼻についた。 まるで三島由紀夫の夏子の冒険のようにわざとらしくなり、このあたりからちょっと古臭さを感じる。 また、謎の組織が二人を狙う理由がこじづけに過ぎるように思える。遺伝子工学はこの二十年でさらに飛躍しており、 この点においても古臭さを感じざるを得ない。もちろん最先端医療を扱う作品の宿命だと覚悟した上で執筆されたのではあろうけれど。 以上のような不満は残るものの、ラストにかけてのスピーディな展開はさすがに力量を見せつけられた気がする。 読了感は悪くない。終わり良ければすべてよしか。 | ||||
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数年前にこの著者の「時生」を読んで、爽やかに感激した。漫画の様な登場人物や、100%現実でないところが、新鮮で、同世代だし、きっとこれから好きになるかなと「悪意」、「宿命」など、読んでみた。結果、この作家、当たり外れがあり、根底にくらいドロドロしたものがみえて好きになれない、と感じていた。しかし、自身の青春時代を書いた爆笑ものもあり、医学小説流行りの今、書店でならんだこの本の帯にひかれてしばらくぶりに読む事に。テーマは渡辺淳一の「リラ冷え」を思い出させるが、それほど格調高くはなく、構成は「1Q84」のようでもあるが、これほど、わけわからない事もなく、サスペンス感は、後半にかけて適度にわくわくし、おとぎ話のように終わるところが、クーンツの小説のようでもあった。集団になれば狂気は増幅する… と1行ある終わりの部分は、医学の危険な領域への著者の警告か、と読んだ。結末は、2つのレモンのように救われるものだった(ストーリーにからむ「赤毛のアン」をイメージする)。著者は「2000ピースのジグソーパズルを組み立てる様な」気分を読者に与えつつ、個人の尊厳を問うたようだが、ある程度、成功したものと思う。 | ||||
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東野圭吾さんによる小説。クローン人間という禁忌の領域を踏み越えてしまった悲劇。 ただこの小説が書かれていたのが1990年代前半であり、今の時代とは感じ方が違うというのは あると思います。クローン羊ドリーの誕生もあったし、違和感は減っているのだろう。 物語は小林双葉、氏家鞠子の登場する話しが交互にされ、二人が似ている理由などが明かされていく。 最後に2人が出会うシーンはなんとも幻想的。 小説全体を通じて二人ともそれぞれの母親によく愛されていたことが分かり読後感は良いです。 鞠子の父からの手紙(赤毛のアンの裏に書かれていた)はぐっとくる。 東野圭吾の手紙という作品もあるのですが、それの原点みたいな部分が本書にあるように思える。 北海道札幌の時計台が思ったより印象に残らない、微妙であるというのも他作品に出ていたと思う。 (たしか秘密という作品)これは作者自身がかつて行った時の印象と重ねているのだろう。 | ||||
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その日は調子が悪く会社を休んだのですが、数カ月前に買ってページを開いていなかった「分身」をたまたま手にとって開いたが最後、半日ぶっ続けで読みふけってしまいました。すぐに引き込まれました。 最後のシーンがとてもよいです。とてもシンプルなのですが、このシーンで終わらせたかった作者の気持ちがよくわかります。ちょっとあっけないその終わり方が、その証拠ですね。小説好きにはたまりません。 だから、WOWOWのドラマの終わり方は違ったのかな? | ||||
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読み始めて最初、これは「双子」の話かなと思っていたのですが、読み進めるうちに、いやいやこれはとんでもない話だなと思い始めました。 東京と北海道に住むそっくりな二人(双葉と鞠子)が主人公です。 その二人が、出生の秘密を求めて行きます。 二人の捜索の道は、クロスすることはありません。 二人が出会うのは、最後の最後です。 この二人の捜索の道が交互に表され、それが実に上手く物語を進行してゆきます。 ここに登場するのは、不遜な野心に突き動かされる人間たちです。 その結果、生まれた二人の苦しみが実に良く描かれています。 科学の進歩は、どこまで許されるのか? この物語に描かれたようなことが起こってはいけないと思います。 「倫理」の問題と言うことで片づけられるべきではないと思います。 そうした非常に大きなテーマで「人間」の野心の恐ろしさを描いているのですが、一方で、親子の愛情が全面に表現されているのが救いでした。 | ||||
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話自体はおもしろいと思う。 すらすら読めて最後は東野作品らしく人情味あるし。 ただ、北海道の描写がいい加減な気がした。 僕自身5年ぐらい前に旅行で約1週間ぐらいしか訪れたことないけど、 それでもすごくいい加減に感じられたんだ。 致命的なのは函館本線と室蘭本線の描写。 ここ2012年になっても非電化区間なのに、 作品では電化されている。あと、海の反対側はたいていは山です。 そこがマイナスポイントかな。 | ||||
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最初から最後まで重く暗い雰囲気。 今までの東野作品に比べると変化が物足りないかも知れないけど 長編なだけに丁寧に細かく描写してあり、頭に入りやすかった。 最後の終わり方が爽やかでした。 | ||||
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いつも、どんどんと引き込まれ、次の展開にハラハラすることが多いのですが(東野さんの作品)、これはそれほどでもありませんでした。もっとも、他の作者さんの作品に比べれば、面白みは十分ありますが、東野さんの作品の中で評価するなら、3星になってしまいます。 | ||||
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東野圭吾の作品も、サスペンスも随分久しぶりでした。 鞠子の章、双葉の章と交互に構成されており、スピード感があり、次へ次へ書き立てられ、読み進んだ。 複雑な人間関係が、不思議と整理されて読み進むことができるのは、精緻に注意深く文章が構成されているからでしょう。 個人的には最後の結末が、何かあっけない、感じが残りました。 そのあっけない余韻が著者の意図したものであろうとは思うものの、もうひとつ最後の驚きがあるかと期待していたので、肩すかしをくった感じであった。 ただ、それを補ってもあまりあるスピード感、星5とします。 | ||||
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