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(短編集)
漂泊の楽人
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【この小説が収録されている参考書籍】
漂泊の楽人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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説明のとおり美品でした。 | ||||
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昭和61年発表の、浅見光彦シリーズでは比較的初期の作品です。角兵衛獅子の芸人であった男の悲しい過去を題材にした、涙なしでは読めない内容で、テレビの浅見光彦シリーズでは何度も映像化されています。それだけこの作品の品質や支持率が高いのかもしれません。私自身、数年前に、実際に新潟県・旧月潟村に赴き、角兵衛獅子の歴史を自分の目で見て調べてきました。それ以来、作品への思い入れがいっそう強くなり、ますます大好きな作品になりました。 | ||||
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テレビの浅田光彦シリーズを見ました。しかし、テレビは時間の関係なのだと思いますが、かなり省略して展開していったので良くわからない部分がありました。小説をじっくり読むことによって事件の背景がよく理解できました。犯行動機が古い歴史に刻まれた過去の羞恥によるものであり、ストーリーとしてもよくまとめられていると思いました。 | ||||
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静岡と新潟と、光彦が大活躍です。 兄の刑事局長やお手伝いの須磨子も登場頻度が多く、 ヒロインとのあれこれが、このシリーズ定番とも言える形なので、 浅見光彦シリーズの一番オーソドックスなスタイルで書かれた一冊と言えます。 なかなか良かったです。 | ||||
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予想外の読み応えがあった。 物語の構想力が優れていた。 漆原肇子への不釣り合いな結婚の申し入れ。 相手は 中部銀行の取締役、沼津支店長の息子。 しかも東大卒である。 母親と兄と肇子の3人暮らしで、兄は失業中。 肇子も花嫁修業中。父親の遺産で生活している。 そんな不可思議なうちに 兄が 夜釣りに行き 海岸に死体として流れ着く。 警察は 事故死か自殺と推定する。 兄は 死んだ時には 浅見光彦に ワープロを渡すように そして 兄のフルネームを 入力しろと言う。 浅見光彦は、兄と大学の同級生で、 ぬれぎぬを晴らしたことがあった。 肇子は、浅見光彦を訪問して、浅見光彦の探偵が始まる。 実に、自由な発想と想像力で事件の解決を図る。 兄は 保全投資協会で働いていたことがわかる。 保全投資協会は、投資サギ集団だった。 巨額の投資をさせて、解散したのだった。 そのお金を 管理して 隠匿したのが 兄だったのだ。 沼津から 新潟県月潟村につながる過去が明らかにされる。 母親も、殺されて、母親のお悔やみの手紙が 月潟から来ることで、肇子も 月潟に行き 越後獅子舞の発祥の地であることをしり 母親のダイイングメッセージを ひもといていく。 兄のダイイングメッセージも重要な鍵を握っていた。 獅子舞、お瞽女、新潟の貧しい生活からうまれたものたちの 強い結束が 事件を事件たらしめた。 結束とうらぎり、そこで 殺人犯が 浮かび上がって来るのだった。 浅見光彦の仮説的推理が、事件をひもといていく。 | ||||
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最後の敵を欺く大どんでん返し等、読み終わった後の 爽快感を味わう事が出来た。 | ||||
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静岡県の沼図で起きた殺人事件と、新潟のかくべい獅子の関係性等とても面白い作品です。 | ||||
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物語は冒頭から、銀行が関与している事をほのめかす。事件は複雑な人間関係から派生し、それを解き明かす浅見光彦の手腕が冴える。犯人をあぶり出す様な、光彦を中心とした組織的な行動は、スリルがあって手に汗を握る。ワープロに残された暗号の解読も面白い。非常に緻密に練り上げられた、大変面白い社会派推理小説だ。時事問題との関連も、巧みに取り入れられている。 しかし、読者として消化不良だと感じる点もある。巨額のアングラマネーの全容は解明されない。銀行の最高幹部や政治家の関与も示唆されているが、警察であっても、なかなか踏み込みにくい部分だ。光彦の兄の警察庁刑事局長は、政治家などの関与がある場合は、それを暴露させない事が必要悪である、という意味の発言をしている。これは「官」側の発想であり、民間の一読者の立場からは、納得しかねる。 著者は、この様な解明されない巨悪の実態を憎んでいる。 そのため、本書は現実に沿った内容の結末を迎える。 この事が、著者の一つのメッセージだとも解釈出来る。 非常に読み応えのある一冊だ。 | ||||
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物語は冒頭から、銀行が関与している事をほのめかす。事件は複雑な人間関係から派生し、それを解き明かす浅見光彦の手腕が冴える。犯人をあぶり出す様な、光彦を中心とした組織的な行動は、スリルがあって手に汗を握る。ワープロに残された暗号の解読も面白い。非常に緻密に練り上げられた、大変面白い社会派推理小説だ。時事問題との関連も、巧みに取り入れられている。しかし、読者として消化不良だと感じる点もある。巨額のアングラマネーの全容は解明されない。銀行の最高幹部や政治家の関与も示唆されているが、警察であっても、なかなか踏み込みにくい部分だ。光彦の兄の警察庁刑事局長は、政治家などの関与がある場合は、それを暴露させない事が必要悪である、という意味の発言をしている。これは「官」側の発想であり、民間の一読者の立場からは、納得しかねる。著者は、この様な解明されない巨悪の実態を憎んでいる。そのため、本書は現実に沿った内容の結末を迎える。この事が、著者の一つのメッセージだとも解釈出来る。非常に読み応えのある一冊だ。 | ||||
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鞍馬天狗で著名な獅子舞を巡る悲しさ。 ひょっとすると、「漂泊」というのは一ヶ所に留まること許されない 人々の哀しみを込めたタイトルなのかもしれない。 この哀しみを背負わされた人の怒り、そして、哀しみと絆の強さ そこに、経済的欲望が絡まっての事件が起こる。 多分、モデルになった事件の真相は違うのであろうが、 そうかもしれないと思わせるだけの壮大な嘘を描き出している。 この半紙が、後日、別のストーリーに繋がるとは、誰も思わないだろうなあ。 | ||||
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鞍馬天狗で著名な獅子舞を巡る悲しさ。 ひょっとすると、「漂泊」というのは一ヶ所に留まること許されない 人々の哀しみを込めたタイトルなのかもしれない。 この哀しみを背負わされた人の怒り、そして、哀しみと絆の強さ そこに、経済的欲望が絡まっての事件が起こる。 多分、モデルになった事件の真相は違うのであろうが、 そうかもしれないと思わせるだけの壮大な嘘を描き出している。 この半紙が、後日、別のストーリーに繋がるとは、誰も思わないだろうなあ。 | ||||
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僕は浅見シリーズのファンですが、実はこの巻でファンとなったのです。とりあえず、ヒマだったので何でも良くて手にとったこの本ですが、面白い事、面白い事。プロローグの兄と妹の話にも実にセンスあるものを感じて惹きつけられたのです。皆さんにお勧めしたい一冊です! | ||||
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僕は浅見シリーズのファンですが、実はこの巻でファンとなったのです。とりあえず、ヒマだったので何でも良くて手にとったこの本ですが、面白い事、面白い事。プロローグの兄と妹の話にも実にセンスあるものを感じて惹きつけられたのです。皆さんにお勧めしたい一冊です! | ||||
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