(短編集)

プラナリア

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評判

プラナリアの評価:

3.86/5点 レビュー 97件。 B ランク

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Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全291件 201〜220 11/15ページ
No.91
(5pt)

山本文緒の書く“弱さ”

初めて山本文緒の文章に触れたのは高校三年の正月が明けてすぐにあった模試だった。それがこのプラナリアだ。冬休みも真っ最中なのに模試かよ、などと思ったものの、センター試験の僅か二週間前だったためそんなことを深く考える暇もほとんど無く、直向きに鉛筆を動かしていた時期だ。90分間の模試の中で小説として出題された。それが僕の頭の中でずっとひっかかり、ちょこっと調べてみた結果直木賞を受賞してそれ程間もない作品であったのだと言うことを知った。無事大学に合格してから山本文緒の作品をとりあえず全て読んだ。年月を経るに従って深みが増してきていると思う。

 山本文緒は常に人間の弱さや脆さを徹底的に描く。そしてそんな弱さや脆さを持つ登場人物たちは往々にして社会的にダメな人間ばかりだ。それでも彼らは彼らの幸せのために懸命であり続ける。泣いて、笑って、いじけて、時には“自分では無い何か”に責任を全てを投げ出してしまったりもする。そして彼らはいつもそんなことをしてもどうにもならないのだと“気付く”。そんな作品の数々に読者は共感し、教えられ、時には虚無感に苛まれ、あるいは癒されもするのだと思う。挫折したことの無いひとはあまり理解できないかも知れない。

 多分、作者の山本文緒自身それ程強い人間では無いのではないだろうか。エッセイ集である日々是作文を出版した後、体調を崩し数年の間休筆されてしまった。遠くで応援し続けていた結果、遂に先日復帰を果たしたようで、嬉しい限り。そして6/20にファースト・プライオリティ、9/2にプラナリアと連続して文庫化。プラナリアの文庫化に五年もかかった理由はそんなところにあったのかな。それにしても、無理はされないように、今後も是非執筆活動を続けて行って欲しい。

 全然関係無いけど、「ネイキッド」でのチビケンがかわいすぎる。欲しい。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.90
(4pt)

嫌いにはなれない

「どうしようもない自分」をもてあましている主人公たちの短編集.

打算的で,ひねくれていて,素直とは程遠く,でも変わろうとする気にもなれないでいる自分を,一番疎ましく思っているのも自分.人からの優しさや善意を,正面から受け止めれず,「どうして自分ばかりこんなに辛いのか」と信じてはばからない.

こういう人,いるなぁ,と思うと同時に,かすかに,自分自身の中にも同様のものを見てしまう.

だから,ここに描かれている主人公を,私は嫌いにはなれない.

憎たらしくも愛しい人々の日常...巧いなぁ,山本文緒.
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.89
(4pt)

嫌いにはなれない

「どうしようもない自分」をもてあましている主人公たちの短編集.

打算的で,ひねくれていて,素直とは程遠く,でも変わろうとする気にもなれないでいる自分を,一番疎ましく思っているのも自分.人からの優しさや善意を,正面から受け止めれず,「どうして自分ばかりこんなに辛いのか」と信じてはばからない.

こういう人,いるなぁ,と思うと同時に,かすかに,自分自身の中にも同様のものを見てしまう.

だから,ここに描かれている主人公を,私は嫌いにはなれない.

憎たらしくも愛しい人々の日常...巧いなぁ,山本文緒.
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.88
(4pt)

嫌いにはなれない

「どうしようもない自分」をもてあましている主人公たちの短編集.

打算的で,ひねくれていて,素直とは程遠く,でも変わろうとする気にもなれないでいる自分を,一番疎ましく思っているのも自分.人からの優しさや善意を,正面から受け止めれず,「どうして自分ばかりこんなに辛いのか」と信じてはばからない.

こういう人,いるなぁ,と思うと同時に,かすかに,自分自身の中にも同様のものを見てしまう.

だから,ここに描かれている主人公を,私は嫌いにはなれない.

憎たらしくも愛しい人々の日常...巧いなぁ,山本文緒.
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.87
(5pt)

私もひねくれてるから

めちゃめちゃひねくれてます。ここに出てくる人たちは。

きっと、前向きに頑張ってる人や、最高に幸せの人には、「なんでこの人たちこんなに暗いの?なんでこんなにひねくれてるの?」って思うかもしれない。

でも、今、こんな気持ちを少しでも持っている人は、共感できると思います。

ただ、前に進めるかどうかは、問題だけど・・・。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.86
(5pt)

私もひねくれてるから

めちゃめちゃひねくれてます。ここに出てくる人たちは。

きっと、前向きに頑張ってる人や、最高に幸せの人には、「なんでこの人たちこんなに暗いの?なんでこんなにひねくれてるの?」って思うかもしれない。

でも、今、こんな気持ちを少しでも持っている人は、共感できると思います。

ただ、前に進めるかどうかは、問題だけど・・・。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.85
(5pt)

私もひねくれてるから

めちゃめちゃひねくれてます。ここに出てくる人たちは。

きっと、前向きに頑張ってる人や、最高に幸せの人には、「なんでこの人たちこんなに暗いの?なんでこんなにひねくれてるの?」って思うかもしれない。

でも、今、こんな気持ちを少しでも持っている人は、共感できると思います。

ただ、前に進めるかどうかは、問題だけど・・・。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.84
(5pt)

恐ろしい・・・。

仕事を辞めた直後にコレを読みました。

読んだ時は「ウッ痛いとこついてきやがる・・・。」位だったのが、後になる程効いてきて、ひどく落ち込みました。

それぐらい仕事をしていない女子を描きすぎている。

仕事をしていない女を言葉に変換すると、こういう風に描かれちゃうんだ〜チェッ!図星だよなぁ〜というのが感想です。

仕事を辞めたばかりの女子は読まない方がいいと思います。

読んで、どっぷり落ち込んでまた別の新しい道を探すというのも一つの手ですが。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.83
(5pt)

恐ろしい・・・。

仕事を辞めた直後にコレを読みました。

読んだ時は「ウッ痛いとこついてきやがる・・・。」位だったのが、後になる程効いてきて、ひどく落ち込みました。

それぐらい仕事をしていない女子を描きすぎている。

仕事をしていない女を言葉に変換すると、こういう風に描かれちゃうんだ〜チェッ!図星だよなぁ〜というのが感想です。

仕事を辞めたばかりの女子は読まない方がいいと思います。

読んで、どっぷり落ち込んでまた別の新しい道を探すというのも一つの手ですが。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.82
(5pt)

恐ろしい・・・。

仕事を辞めた直後にコレを読みました。

読んだ時は「ウッ痛いとこついてきやがる・・・。」位だったのが、後になる程効いてきて、ひどく落ち込みました。

それぐらい仕事をしていない女子を描きすぎている。

仕事をしていない女を言葉に変換すると、こういう風に描かれちゃうんだ〜チェッ!図星だよなぁ〜というのが感想です。

仕事を辞めたばかりの女子は読まない方がいいと思います。

読んで、どっぷり落ち込んでまた別の新しい道を探すというのも一つの手ですが。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.81
(4pt)

なんかせつない

「プラナリア」では、主人公春香の自分に対するもどかしい気持ち、
ほんとならもう病気のことを忘れてしっかりしなきゃならないと
わかってるのにできない というもどかしさがよく伝わってきた。
 どうして働かないのか聞かれ、本当なら乳癌だからなんて言いたくない
はずなのに わざとネタのように言っている春香の胸の内を考えると
なんだか切なくなった。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.80
(4pt)

なんかせつない

「プラナリア」では、主人公春香の自分に対するもどかしい気持ち、
ほんとならもう病気のことを忘れてしっかりしなきゃならないと
わかってるのにできない というもどかしさがよく伝わってきた。
 どうして働かないのか聞かれ、本当なら乳癌だからなんて言いたくない
はずなのに わざとネタのように言っている春香の胸の内を考えると
なんだか切なくなった。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.79
(4pt)

なんかせつない

「プラナリア」では、主人公春香の自分に対するもどかしい気持ち、
ほんとならもう病気のことを忘れてしっかりしなきゃならないと
わかってるのにできない というもどかしさがよく伝わってきた。
 どうして働かないのか聞かれ、本当なら乳癌だからなんて言いたくない
はずなのに わざとネタのように言っている春香の胸の内を考えると
なんだか切なくなった。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.78
(5pt)

等身大小説の大家かな

プラナリアは二十代半ばの女性、乳がんの手術後2年経過した春香の一人称小説だ。
年下の彼氏、友人、家族、みんなが春香を大事に思い、一生懸命に社会復帰を手伝おうとしているのだが
春香・・・わたしはやる気がおきない。
「がんの転移や再発がみつかったわけじゃないんだから、いつまでもうじうじやってないで前向きに
生きよう」
春香は心の中で静かに決定的に反発する。
<大きなお世話だ。 私の気持ちは他人にはわからないよ、私だってよくわかんないんだから>
すごくヤナ感じなんだけど、うまいなぁと思って読んだ。 山本は等身大小説を書くプロだと思う。
その他の作品もそれぞれが等身大でしっかりと書かれ、肌理の細かい仕上がりになっている。
この短編集は読後に読み応え感があった。 
物語に登場する主人公と自分を重ね合わせながら読書するタイプの、特に女性にはお薦めします。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.77
(5pt)

等身大小説の大家かな

プラナリアは二十代半ばの女性、乳がんの手術後2年経過した春香の一人称小説だ。
年下の彼氏、友人、家族、みんなが春香を大事に思い、一生懸命に社会復帰を手伝おうとしているのだが
春香・・・わたしはやる気がおきない。
「がんの転移や再発がみつかったわけじゃないんだから、いつまでもうじうじやってないで前向きに
生きよう」
春香は心の中で静かに決定的に反発する。
<大きなお世話だ。 私の気持ちは他人にはわからないよ、私だってよくわかんないんだから>
すごくヤナ感じなんだけど、うまいなぁと思って読んだ。 山本は等身大小説を書くプロだと思う。
その他の作品もそれぞれが等身大でしっかりと書かれ、肌理の細かい仕上がりになっている。
この短編集は読後に読み応え感があった。 
物語に登場する主人公と自分を重ね合わせながら読書するタイプの、特に女性にはお薦めします。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.76
(5pt)

等身大小説の大家かな

プラナリアは二十代半ばの女性、乳がんの手術後2年経過した春香の一人称小説だ。
年下の彼氏、友人、家族、みんなが春香を大事に思い、一生懸命に社会復帰を手伝おうとしているのだが
春香・・・わたしはやる気がおきない。
「がんの転移や再発がみつかったわけじゃないんだから、いつまでもうじうじやってないで前向きに
生きよう」
春香は心の中で静かに決定的に反発する。
<大きなお世話だ。 私の気持ちは他人にはわからないよ、私だってよくわかんないんだから>
すごくヤナ感じなんだけど、うまいなぁと思って読んだ。 山本は等身大小説を書くプロだと思う。
その他の作品もそれぞれが等身大でしっかりと書かれ、肌理の細かい仕上がりになっている。
この短編集は読後に読み応え感があった。 
物語に登場する主人公と自分を重ね合わせながら読書するタイプの、特に女性にはお薦めします。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.75
(3pt)

ある意味

まったく、山本文緒という作家は、ムカつく女性を描かせたら天下一品だな!と、改めて思いました。
自分勝手で、ひねくれていて、変に頭が良くて、自意識過剰。
周りにばかり原因を求めて、ちょっと被害妄想入ってる感じの女性たち。
山本文緒の作品に出てくる女性は、みんなよく似ています。
ホント、どーしようもない迷惑な人たちが多いです。
もしこんな人たちが友達だったら、説教のひとつもしてしまいそう(笑)。
ただこの作家は、そういう女性に同情するわけでもなく、励ますわけでもなく、一種客観的に感情を描き出している。
どうしようもない性格の女性たちを、突き放すでもなく、温かく包み込むでもなく、淡々と描いている。
「まったくどうしようもない女だなあ・・・」と、作中の人物にイライラしながらも、自分の中に潜む暗い部分を突きつけられているようで、ちょっとギョッとする。なんとなくバツが悪いような思い。
そんな作者の視点が、なんとなく癖になってしまいます。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307
No.74
(3pt)

ある意味

まったく、山本文緒という作家は、ムカつく女性を描かせたら天下一品だな!と、改めて思いました。
自分勝手で、ひねくれていて、変に頭が良くて、自意識過剰。
周りにばかり原因を求めて、ちょっと被害妄想入ってる感じの女性たち。
山本文緒の作品に出てくる女性は、みんなよく似ています。
ホント、どーしようもない迷惑な人たちが多いです。
もしこんな人たちが友達だったら、説教のひとつもしてしまいそう(笑)。
ただこの作家は、そういう女性に同情するわけでもなく、励ますわけでもなく、一種客観的に感情を描き出している。
どうしようもない性格の女性たちを、突き放すでもなく、温かく包み込むでもなく、淡々と描いている。
「まったくどうしようもない女だなあ・・・」と、作中の人物にイライラしながらも、自分の中に潜む暗い部分を突きつけられているようで、ちょっとギョッとする。なんとなくバツが悪いような思い。
そんな作者の視点が、なんとなく癖になってしまいます。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
B009DED92U
No.73
(3pt)

ある意味

まったく、山本文緒という作家は、ムカつく女性を描かせたら天下一品だな!と、改めて思いました。
自分勝手で、ひねくれていて、変に頭が良くて、自意識過剰。
周りにばかり原因を求めて、ちょっと被害妄想入ってる感じの女性たち。
山本文緒の作品に出てくる女性は、みんなよく似ています。
ホント、どーしようもない迷惑な人たちが多いです。
もしこんな人たちが友達だったら、説教のひとつもしてしまいそう(笑)。
ただこの作家は、そういう女性に同情するわけでもなく、励ますわけでもなく、一種客観的に感情を描き出している。
どうしようもない性格の女性たちを、突き放すでもなく、温かく包み込むでもなく、淡々と描いている。
「まったくどうしようもない女だなあ・・・」と、作中の人物にイライラしながらも、自分の中に潜む暗い部分を突きつけられているようで、ちょっとギョッとする。なんとなくバツが悪いような思い。
そんな作者の視点が、なんとなく癖になってしまいます。
プラナリア (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プラナリア (文春文庫)より
4167708019
No.72
(5pt)

人間の心の闇

山本文緒さんの本は『ブラック・ティー』とこれの2冊だけもっています。
今まで特別彼女の小説のファンだった、というわけではなかったのですが、彼女の作品は前作に引き続き一気に読んでしまいます。
今回の『プラナリア』は短編が5つ入っていますが、どれも日常にいくらでもころがっていそうな、私にとってはちょっとせつない、そしてちょっとコワイ作品でした。
人間って、無職=お金がないからなげやりになったり不安になっ
たり死にたくなったりするんじゃなくて、自分が社会から忘れ去られた
と思った時、本当にひとりぼっちになったとき、心の支えが無くなった
ときに人はこわれてゆくんだなと感じました。
プラナリア Amazon書評・レビュー: プラナリアより
4163196307