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私が彼を殺した
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私が彼を殺したの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 41~60 3/4ページ
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最後がほんとにわからない・・・mixiでついついみんなの意見を見ないとわからない感じでした。飽きがこない構造になっていてよかったです。ちなみに東野圭吾作品2作目でした。 | ||||
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またもやわからなかった。。。「どちらかが〜」に続く、作者×読者の推理小説第2弾。前作よりも数段難しく、最後の3つの写真には「え!これでおわり?」と。袋とじとネット検索でやっとすっきりし、驚いた。面白い!(あのままわからないと寝付けないです)しかし、小説としては前作のほうが好きかな。兄・康正に感情移入できた。ふてぶてしい犯人に怒りをもてた。ただ今作では、最終盤にあかされる美和子の心理が、いたく印象に残った。美和子の存在がなければ、穂高の死はなかった。その意味で、美和子が遠因ともなっている。「私が〜」=美和子とも読めるか。そう考えるとまた、東野圭吾の人物設定にうなる。絶妙だ。純粋に楽しい推理小説のなかにも、深い人間心理の綾を紡ぎ出す。天才のなせるわざだと思う。 | ||||
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読者に真っ向から推理合戦を挑む、究極の犯人あて小説第二弾。 容疑者は三人。 事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。 いやはや、これは面白い。 ここまで真剣にミステリーを読みこんだのは久しぶりだ。 最近のミステリーは、動機や社会性ばかりが強調されていて、肝心の謎解きそのものは付属品になり下がりつつあった。 そんな流れに逆行するかのような作風だ。 この作品は、犯人が明かされないまま終わる。つまり自分で見つけなくてはならないのだ。 容疑者も少ない。キーアイテムも明示してくれている。 解こうと思えば、解けるはずだ。 これ以上魅力的な謎解きがあるだろうか。 しかも、それだけではない。 物語は三人称で進む。 誰もが彼を殺そうと計画し、誰もが裏をかこうと目論む。 謎解きに加えて、この心理描写もまた素晴らしい。 その真意が明かされるとともに、物語は二転三転する。 そして、仕込まれたトリック。まんまと視点をずらされた。 たとえ、ふつうのミステリーのように犯人が明かされたとしても、この作品は十分面白いと思う。 袋とじで結末を知ったときには、興奮しました。 すべてを知った上で読み返すのが、また楽しい。 再読にも耐えうる作品です。 感情移入、いやそれ以上に完全にのめりこみました。 「どちらかが彼女を殺した」よりも、私はこちらの方が好きです。 おすすめです。 | ||||
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袋閉じ解説がついていますが、 犯人が誰なのかは、最後の貴弘の章でわかりました。 文章を丁寧に読めばわかると思います。 私は東野さんの文章展開やストーリーはもちろんのこと、 文章力に惚れ込んでいるので、 そういう私にはとても素敵な作品でした。 | ||||
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私は結局自分では犯人がわからなかったのだが、推理の手引きを読んだ後もう一度本書を読み返してみた所犯人を決定づける描写を発見。なる程っ!! と思わず膝を叩いた。この腑に落ちる感じは前作「どちらかが彼女をころした」以上だった。ストーリーも前作に比べて面白く、総合的にみて前作を超える作品だなと思う。 | ||||
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「どちらかが彼を殺した」で、本文のみで犯人をあてられなかったので、 今回は、とがんばってよみました。 が、やっぱりわかりませんでした。。。潔く袋とじ、あけさせていただきました。 いずれにせよ、こんなに真剣に本文を読むことはなく、 それだけでも面白い本でした。 そして、本文に種明かしが記述されていないのが、おもしろいこの本、 おそらく本文に種明かしが記載されていても面白い展開であると思います。 登場人物や、展開にひきつけられるものがあり、それだけでも十分おもしろい。 楽しめました! | ||||
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犯人が書かれていない推理小説というのを初めて読みました。 面白い。 世の推理小説、皆こうだったらもっと読みがいがあるのにな、 と思いました。 袋とじ解説を見れば直ぐに誰が犯人だか分かります。 ただ、ネットで調べたところ、色々な矛盾点を指摘している人がいて、 考えれば考えるほど面白い。 二度楽しめる小説です。 | ||||
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3人の容疑者の視点で順番に描かれる物語で、誰が犯人でもおかしくない展開にすぐに引き込まれた。注意深く読んでいたのだが、一度読んだだけでは犯人は分からなかった。解説を参考に再度読み直して、ようやく犯人が分かったのだが、本当にうまくヒントが隠されていた。事件の真相も楽しめたのだが、純粋に穂高を愛していたと思っていた美和子が、彼を愛する女を演じていたというのも驚きだった。 | ||||
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『どちらかが彼女を殺した』の読者が自分で犯人を推理する形式が大変気に入ったため、こちらも続けて読んでみました。 今回は『どちらかが〜』と同形式だと知っていたため、最初から気合を入れて隅々までチェックを入れつつ読んではいましたが、やはり袋とじ解説なしで自分でトリックを見破るのはお手上げでした。 容疑者が3人に増え、難易度は『どちらかが〜』に比べ、格段にアップ。とはいえ、袋とじ解説は『どちらかが〜』よりもこちらの方がわかりやすかったように思います。 単純に事件→解決を第三者として読むのもいいけど、読者が自分で犯人を推理する形式にもたまには挑戦してみたいという方には、ぜひお薦めです。 | ||||
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小説の構成が斬新。3人の視点で、かわるがわる物語が語られる。そして、容疑者が皆一様に「わたしが彼を殺した」と、言うのだから。 前作?「どちらかが彼女を殺した」よりも推理レベルがアップした感じ。それぞれの思惑とか心情とかが 相俟って、内容的にも前作より楽しめる。3人の言葉の中に隠されていた真実が次第に見えてくる。 読後、あなたはちゃんと真相を語れますか? | ||||
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本書の装丁は緑の表紙に何本かの白いゆりの花が束ねられており、なかなか美しい。東野氏が勝ち取ったといわれる直木賞受賞作『容疑者Xの献身』の表紙装丁も、黒の表紙の赤い薔薇というコントラストで心を揺さぶった。たしか装丁は作者自身が選定しているということだから、かなりのこだわりをもっているのだろう。むろん両作品の装丁の関係性を多くの読者は意識することはないであろうが。 本書のような読者に犯人探しを課す作品は前作『どちらかが彼女を殺した』に続いて二作目だ。容疑者は一人増し3人になる。しかし私はその容疑者の一人は当初から犯人ではない(いやあってほしくない)と思いながら読んでいた。その結果は各々の読者に委ねることにするが、前作が大学院修士課程レベルであれば、本作品は間違いなく博士課程レベルの高い質を誇るものだ。丹念に読んだが、犯人は絞れず「解説」を読んでも分からないという締まりのない閉じ方だった。とはいえ、それは前作で体験済みであるので、さほど驚かない。本書を読み終えて、即座に犯人のめぼしがつき、かつそれを論理的に説明できた読者は少ないのではないか(私自身の負け惜しみを含む)。作者のいわば容赦のない要求がかえって痛快に思えた。 本書は加賀恭一郎シリーズの一作品に数えられている。今回も彼の地道な捜査とそれに基づく緻密な推理能力に感嘆した。しかし彼の登場は190頁以降で、「加賀百万石の加賀です」というセリフとともに登場する。大学生時代を描いた初登場作品『卒業』では二年連続して剣道の学生チャンピオンになっているが、その後の作品ではあまり言及されていない。刑事としての高い捜査能力は『眠りの森』や『悪意』といった諸作品から明らかである以上、彼の人間としての素性をもっと知りたいと私は思っている。ということは、ひとまず『赤い指』を読む必要があるか。「フーダニット」の世界を自ら堪能できる貴重な作品であった。 | ||||
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私は解説を読んでも犯人がわからなくて、インターネットで調べてやっとわかりました。 インターネットがない人はやきもきするだろうなーと思った。 分厚いから読み直す気もしなかったし。 でも面白かったです。 | ||||
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『どちらかが彼女を殺した』につづく犯人究明型小説。『どちらかが〜』では なんとか犯人を解明し、意気込んで本書に臨んだが撃沈しました。途中で気に なっていた点や、気づいたこと等はラストに近づくにつれ全て指摘され、気が つけば手の内ゼロの丸裸。最後に加賀刑事が提示する事件真相に至る重要な 物証は、解答を読んだ後では『なんで気がつかなかったんだ、俺の馬鹿』と いう気持ちと『そんなのあり?』という複雑な気持ちに。しかし、前作も そうだが、解答へのヒントはラスト直前にまとまって示されている。そのヒント の裏づけに本文をめくり返すことはあっても、ヒントそのものを探して読み返す 必要があるわけではない。そうした点で読者に親切な構成なので、難しいと思って 敬遠する必要もなく、気軽に手に取ることが出来る作品。登場人物の心理描写も 面白い。オススメです。 | ||||
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3人の登場人物がそれぞれ一人称で語る形式。 こういうスタイルは読んでいても面白い。 それぞれの視点で物語が展開していくから。 同じ出来事でも視点が変わると、見方も変わる。 そのへん東野圭吾はさすが、だと言わざるを得ない。 そして、「どちらかが彼女を殺した」同様犯人がわかりませんw 最後の袋とじ読んでもわからなかった私はアホですか?(泣) 3人とも怪しく見えるし。 誰が犯人って言っても納得できそうな気がするし。 みんなも大いに悩んで下さい。 そんな作品。 | ||||
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本格推理小説です。容疑者の3人が交替交替に一人称で語りながらストーリーが進んでいき, 終盤,「まるでアガサクリスティの世界だな」と容疑者の誰かが言うとおり, クリスティばりの謎解き場面が展開されます。 ただし, 「犯人はあなたです」 という刑事のひとことで終わるものの,本文中に答えはありません。 で,おもむろに,一番後ろの袋とじ解説をビリビリ破くと, わかりやすいヒントが書いてあって,犯人が分かるという仕組みです。 よく考えて面白く作ってますね。 犯人当てに関しては,ヒントで示唆されているのが犯人だとすれば, 推理なんてしなくても,捜索とか鑑定とか, ふつうのやり方で犯人がすぐに分かったんじゃないかと思ったり, 突っ込みどころもあるんですけど, まあいいじゃない,これだけ凝った構成が楽しめれば と思わせる面白さがありました。 アガサ・クリスティとかエラリー・クイーンが好きだった人は 楽しめると思います。 | ||||
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ミステリーと言うよりも、3人の登場人物(容疑者?)の心理が描いてあるのがおもしろいと思いました。東野さんの作品はどこか犯人に対しても愛を感じさせるところがあり、彼独特のミステリー、他の作家にはないものが味わえる一冊だなと思いました。 | ||||
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この作品は、リドルストーリーという、昔から確立されているジャンルに入るらしい。 そんな知識のなかったオレは、加賀恭一郎がいつもの如くスカッと謎解きをしてくれるかと思ったら、何の種明かしもなくそのまま終わってしまいただ呆然とするのみであった。 それは反則やろ、という想いと、まったくの想定外の展開への新鮮な驚き。 絶賛はできず、複雑な思いもあるがミステリには必ずオチがあると信じ込んでいたオレとしてはまさに衝撃のラストである。 犯人探しのヒントとなる解説が巻末についているが、読んでも犯人はわからなかった。あちこちネットを検索してやっと謎が解ける。非常に詳しい解説を加えているサイトがいくつかあり、ああ頭のいい読者もいるもんだと感心する。というわけでオレのようなヌルい読者なら読後もあれこれと楽しめる。 | ||||
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とても、面白いのだけれども、ミステリーは「やはりあなたが犯人だったのか!」という醍醐味がなければ、消化不良ですね・・袋綴じでもかまいませんので、犯人教えてほしいです。 | ||||
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誰なの〜!? どちらかが彼女を殺したと同じ、読者が犯人当てゲームを楽しめる本です。 早いうちから容疑者は3人に絞られているのに、 気をつけて読んでいるのに解らない。 あ〜、作家にも、刑事にも、敏腕読者にもなれません・・・。 しかし、終始楽しく読める1冊です。 | ||||
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とにかく、読み始めたら止まらなくなってしまった。 3人の人物(容疑者)の視点をローテーションしながら物語が進んでいく。 それぞれ「僕」「あたし」「俺」という一人称を使い、題名の「私」が誰なのかは分からない。 3人とも殺人を犯す動機やチャンスがあり、心の中で自分が殺してやったのだ、と言っている。 一体犯人は誰なんだ。 終盤の、刑事が3人を追い詰めるシーンで、3人の視点が短い描写で入れ替わって とてもハラハラする。 単純な言い方だけど、すっごくおもしろい。 あー、色々言いたい。けど言わない。 ひとまずこれは読まないといけない。 | ||||
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