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悪意
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悪意の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全194件 21~40 2/10ページ
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| 加賀恭一郎シリーズ四作目。 『眠りの森』『どちらかが彼女を殺した』で採用されていた章分けとは異なり、かなり細分化された章の中、一人称が切り替わっていくスタイルで物語が進んでいく。 ……いや、進んでいくという表現は、今回ばかりは適切ではない。 この作品はとにかく「明かしていく」ことに焦点を当てた作品だからだ。 ミステリー小説において「殺人の動機」は必要不可欠な要素である。これがないと人間ドラマが描けず平坦な作品になってしまうし、人々の共感も得られない。だがその動機はたいてい事件の真相暴きには関与してくることがなく、明かされただけで終わりになるのがほとんどだ。 しかしこの『悪意』という作品は、「動機を暴くことで真実を暴き、さらに動機を追い求めることでその真実さえも覆す」というストーリーラインを構成している点で、きわめて秀逸なクオリティーになっている。周到に計算されつくしたどんでん返しは、何度見ても飽きることがない。 一人称かつ手記というスタイルを採用している点も、東野圭吾先生の趣だ。 通常ミステリーを読む際、読者の目線は神の目線である。つまり一度描写されたことがらは絶対に裏切らない真実であり、それを破ることは御法度ともいえる。小説はどうしても事実を並べる方式になりがちだから、一人称であろうと三人称であろうとそれは変わらない。 だがこの作品は、いわゆる「陳述」の形式は一切存在しない。地の文はすべて「手記」か「独白」のいずれかであり、しかもそれは読者でない作中の人間、すなわち「加賀恭一郎」に読ませることを前提に書かれている。この前提のもとならば、事実と違うことがらが地の文にあったとしても不思議ではなく、しかも容易に読者までも騙せてしまう。 究極の斜述トリック。どんな思考回路してたらこんな方式が思いつくというのか。 今まではテクニックについてばかり語っていたが、この『悪意』がシリーズ全体でも高い評価を受けている理由はそれだけではない。 では何が最大の要因か。 それはこの作品が、読者を引き込むことに極めて長けていることだと推察する。 例えばストーリーの展開。普通なら一つだけしかないはずの「真相を暴くシーン」が三つも存在する。そればかりか、三つすべてが読者の想定をことごとく覆してくる。こうあっては、359ページなどあっという間に読み終えてしまうことは必至だ。 作品全体を覆う負のオーラも、魅力をぐっと増大させている。 『眠りの森』は悲しみ、『どちらかが彼女を殺した』は怒りのオーラが全体から漂っていた。 ならば『悪意』はどうか?答えは単純、『悪意』は「悪意」のオーラに満ちているのだ。 「彼等を知る者たちの話」という章では、いじめを俯瞰する人々の無関心が、これでもかというほど残酷に描かれている。冒頭の野々口と日高の対話も、実際にどんな内容が交わされていたのかは最後まで明かされることがない。なぜなのかというと、それは犯人の「悪意」がそうさせたからに他ならない。 とにかく不気味なオーラをまとった作品だ。その不気味さこそ、高い評価を受ける最大の要因なのだろう。 余談ではあるが、この作品が発表されたのが1996年と知って驚嘆している。 『秘密』といい『悪意』といい、20年も前にこんな描写ができるあたり、改めて東野圭吾先生の恐ろしさを思い知った。 | ||||
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| いじめの恐さを作者なりの解釈で述べています。暴力も恐いが他人が発する負のエネルギーを浴び耐性の限界を超えた時、確かに命を落としてしまうかもしれません。 | ||||
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| この作品の中盤には殺人が起き、また犯人も直ぐ加賀恭一郎により逮捕されます。 ???この先どうゆう展開になるんだろう、また新たな殺人が起きるのか?なんて考えながら読み進め、最後になるほどね~ってなります。加賀恭一郎シリーズで、こういう手法での物語の展開も…なかなか良いじゃん!て思いました。 物語は加賀恭一郎が、主人公二人の幼少期から学生時代の生い立ちを調べ動機の解明に挑みます。自分ではこうゆう事でしょ!ある程度解ったつもりでいましたが、そこはそこは、、、そんな単純なただの衝動殺人で終わらない所が流石は東野圭吾さんですね。またまたやられました。 「悪意」 ん~なるほど… | ||||
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| good | ||||
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| 加賀恭一郎シリーズを順番に読んでいます。 まだ加賀恭一郎シリーズは4冊目ですが、これまでのシリーズの中ではダントツ面白かった。 私は普通の推理物だとすぐネタバレを読んで犯人を知ってしまうタイプですが、こちらは割と序盤で犯人がわかります。 古畑任三郎に近い感じ。どうやって、なぜ殺人が起こったかを加賀恭一郎が暴いていきます。 まんまと騙されました。圧巻でした。 加賀恭一郎がなぜ教師をやめたのかもわかる一冊です。 ただいつもどうしても私は東野圭吾作品共通して動機が理解出来ないことが多いです。 理解できないというか、それで殺してしまうのか…と思ってしまうことが多いんです。 恐らく私の人生が自分に甘くなあなあな人生だからかもしれませんが。 作品としてはとっても面白かったので星5つですが、殺人動機を考えると4.5です。 | ||||
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| タイトルのとおり、小説の内容やキャラクターの設定などは「東野圭吾」的な作品である。 ただし、本作は、「証言」というキャラクターの独白(インタビュー)形式が採られており、一風変わった東野観が楽しめる。 このことから本書は、東野圭吾好きだけでなく、通常のミステリー形式に物足りなさを感じている読者にとっても、興味深い一冊である。 | ||||
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| 超一級のホワイダニット。加賀恭一郎シリーズの新たなチャレンジと言える。 犯人の動機にスポットを当てて、回想シーンを巧みに編集しながら、なぜ犯行 に及んだのかを読者に推理させるというなかなかに凝った作品だ。 単なる怨恨の線かと思わせながら、実は痴情のもつれかとも思わせる。後はネ タバレとなってしまうので、伏せておくが、なるほど最後の最後まで読み進め ると、タイトルが際立ってくるように組立てられている。 なかなか恐るべき作品である。 | ||||
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| 前半は、なんだか古臭いスタイルのミステリーだな・・文体も犯人と刑事の独白形式でカビ臭いぞ・・と思いつつとにかく最後まで読もうか・・と読み進むと、ラスト近く東野圭吾氏の本領発揮の感ありです。加賀恭一郎が前職を辞めた経緯も出てきます。タイトルの悪意の意味もラストでなるほどとわかりました。最後まで読んでよかった。 | ||||
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| 東野圭吾が原作のドラマとかは見たことがありますが、小説は初めて読みました。 面白くて、いつもの本を読むペースよりもだいぶ早く読み終えてしまいました。 何でタイトルが「悪意」なのか、最後まで読んでしみじみわかりました。 犯行の引き金を引いた直接のきっかけになったことが、日高邦彦の作品にクレームを付けてきた藤尾美弥子の件に最後の最後で集約していくあたりに、腑に落ちる快感でゾクッとしました。 東野圭吾の小説をあと何冊かは、読んでみようと思った作品でした。 | ||||
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| 「どちらかが彼女を殺した」を読んで加賀恭一郎シリーズが読みたくなった。 阿部寛のイメージが強く、読んでいてそうとしか見えない。 だからこそ、特に読みやすかったのかも。 ストーリーは前半で犯人が捕まると言う今まで読んだ事の無いような話です。 本来犯人は自分が捕まらないためにアリバイ工作を行うが、 この話はちょっと違う。題名が「悪意」であることを忘れていると 心地の良い痛い目を見ることになります。 私はいつもあまり裏読みせず作者のミスリードに身をゆだね、 そんな痛い目を楽しんでいます。 | ||||
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| ネタバレかも(自分で推理したい人は目を逸らしてください)…。 まあ早くも作品の前半部分で真犯人が登場するのですが…。 そこは「東野マジック」主人公の加賀恭一郎に状況証拠を揃えさせて、容疑者の過去まで遡りその深層心理まで書き尽くすところは、文学集大成的な読みごたえだ。「教育現場でのいじめ」なども扱う社会派作品としてもイチ押しだ。 | ||||
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| 新参者が自分にはすごくよくて加賀恭一郎ものを読み始めました。 まだ数冊読んでませんがこれまではこれが一番です。 出だしからのスムーズさ読みやすさはすごくよかった。意外な犯人がわかる展開も。 前半で犯人が明らかになり後半は動機探しの展開ですが、私は前半から動機の 想像がついて、やはりそうか、でしたがそれでも十分楽しめました。 | ||||
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| 私は性悪説を信じるもの。この悪意はその根本をつかんでいる。いい本です。 | ||||
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| 作者は片倉刑事に「人間を描く」ということについて 語らせていますが、正に作品の中で人間を語り、そこで 構築された人物像が二転三転するということをしてくれ ています。おかげで読者はそれに振り回され続けます。 私の感想としては、被害者を悪人扱いしたままで終わって 頂いた方が、読後感としては良かったかなと思いました。 いずれにせよ東野作品の中では上位の作品と言えるのでは ないかと思います。 | ||||
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| この小説は、犯人探しではなく殺人動機を追及していく物語ですが、本当に見事に犯人の思惑通り騙されました。加賀刑事の真相を語る章を読んでると「マジか!!」って言ってしまった程、予想外な結末でした。 | ||||
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| 基本的に犯人と名探偵が交互に1人称で語る斬新な趣向。おまけにすぐ犯人は突き止められ、犯行の動機に謎解きの興味が変わる。実は犯人の語りが巧みにミスリードを誘うよう仕掛けられており、終盤犯人と犠牲者の過去を知る人々の話を調査してその欺瞞を暴いていく。この趣向は非常に面白く、高く評価したい。 ただし内容的には議論を呼びそうなテーマであり、万人向けとは言えない。斬新な手法ともども、実験的な問題作で、スカッとした読後感を求める人には薦められない。 | ||||
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| こういうストーリーかなと早い段階で予想できたと思ったのだが、二転三転四転五点・・・ 読み終わった後、こういう推理小説もあるのかとecstatic。 時々面白くないものもあるが、著者はすごい。 | ||||
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| スピード感があり、展開展開にしっかりとした重みがあります。 それでいて細かい心理描写が強く訴えてきます。 面白かったです。 | ||||
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| 正直言って面白かった。エンターテイメントとして。でもここまで根掘り葉掘りと追求する刑事がいるのか~、とも思った。まあフィクションですからね。そこはそこってことで。 私がこの小説を読んで真っ先に思ったのは、歴史書です。だってそこに書かれていることを証明する物ってたいしてないですよね。だからいくらでも偽装できるわけで、真相なんて分かりゃしないんだって。 はぁ~、人の心理って恐ろしいですね。 | ||||
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| 東野圭吾氏の作品は面白く、数多く読んできました。読みやすく、それでいてそこそこ「そうきたか」と思える手頃な作品かと思います。登場人物なども多すぎず設定もそこそこで、空いた時間に読むのにはオススメの一冊です。 | ||||
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