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(短編集)
宇宙衛生博覧会
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宇宙衛生博覧会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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シュールでおもしろいです。 | ||||
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胃癌手術を受ける前に病室で気を紛らわそうと持ち込んだ大好きなこの本。忘れていたのだ。この本には「問題外科」が載っていた❗️ 術後、脊髄麻酔が効いてなくて七転八倒しながら「筒井康隆恐るべし」と心で称賛しました。 名著です。 | ||||
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たとえば「蟹甲癬」や「関節話法」のように、駄洒落が発想の原点と思しき作品が一方にあり、他方に勢いに任せたような「顔面崩壊」や「問題外科」、「こぶ天才」があり、そうかと思えばふざけているとしか思えないにも関わらず学術的な内容で裏打ちされた「最悪の接触」や「ポルノ惑星のサルモネラ人間」があって、筒井康隆の異なる作風ごとの作品が幾つか読める内容となっている。ここにないのはおそらく実験的な作品と恐怖小説の類いだろう。とはいえ、それら作風ごとの最高傑作が収録されている、というわけではない。 | ||||
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・蟹工船が読みたくて購入しました ・このなんとも言えない気持ち悪さはオンリーワンです。 | ||||
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とても綺麗な物を送っていただきました。 大変嬉しいです。 ずっと読みたかった本であったので満足しています。 ありがとうございました。 | ||||
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難病、奇病、珍現象を一堂に集めた博覧会。奇病にまつわる8つの短編すべてに筒井康隆のエッセンスがでていて、どれも面白い。寝る間も惜しんで読みふけってしまった。 | ||||
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「蟹甲癬」「こぶ天才」「顔面崩壊」「ポルノ惑星のサルモネラ人間」など、筒井氏は動植物ものが非常に上手いと思います。それは父上が動物生態学者だった影響もあるのでしょうか。ただただ見事です。「急流」も「問題外科」も社会風刺的で現代的です。本が手に入らない現在、Kindleは貴重です。ぜひ読んでください。 | ||||
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たしか、表現的な問題で、再販されなくなっていると噂で聞いた覚えがある、宇宙衛生博覧会。 父親に「間接話法」という話を聞いてから、それが収録されている本を調べ上げ、なんとか「宇宙衛生博覧会」に収録されていると知り、周辺の古本屋をくまなくチェックしたけど見つからず・・・ やっとこさぼろぼろの古本で手に入れたという思い入れのある書籍なのですが。 Kindleとして購入できるようになったのはいい時代になった。思わず購入した。 | ||||
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30年前、高校生の頃、同級生と回し読みしていました。たまたま、アマゾンで目にする機会があり、購入しました。筒井康隆独特の風刺が気に入っています。 | ||||
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一番最初に買った筒井康隆。 この笑いとの相性が抜群に良かったとみえて、以後、集めることとなる。幸運な出会いだった。 今一度読み返してみると、短編集ながら、密度がずいぶんとある。 このなかでも気に入っているのは、身体に関する、笑い。 全体として、SFとブラックユーモアとコメディが混ざった感じで良い。 シャープな文体にも、魅了された。 | ||||
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筒井康隆の単行本の中でも最も「濃い」一冊です。 脳にダメージを与えるかのような破壊力のある表現にひひひひひひひひひひひひひと笑いたくなったらコレがお薦めです。 お上品な方には向きません。 ハードカバー版は横尾忠則による装幀で、これまた秀逸。 | ||||
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何か重大なテーマを持っているような、 ただ人を小ばかにしているだけのような、 面白いけど、微妙に心に引っかかる、 そんな魅力を放っています。 | ||||
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『宇宙衛生博覧會』は高校生の時に何度も何度も読み、社会人になってからも何度も読み、Kindle本になってもまた読んでます。面白い作品って、飽きないですねえ。96猫さんの歌で(多分、色んな歌い手さんが歌っていると思います)『脳漿炸裂ガール』と言うのがあり、「顔面崩壊マカロン食べたーい」とのフレーズが出て来ます。そのフレーズを聴く度にこの本を思い出します。『顔面崩壊』は、顔面が崩壊する話です(そのまんま)。筒井氏はよくマスコミのインタビューで「この小説のテーマは何ですか?」と訊かれたそうです。するとエッセイ(『言語道断横断歩道』だったと思います。違うかも?)「テーマなんか考えた事もない!」と偉くご立腹されたそうです。「面白ければいいじゃないか」と言うのが筒井氏の基本理念にあるそうですが、テーマはきっちりにじみ出てます。筒井氏は、人間を徹底的に追求する小説家であり、それは肉体面も精神面も対人関係や社会傾向にも及びます。そして小説の枠を超えようともします。でも読みやすくて分かりやすいので、超オススメです。 | ||||
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大学時代にむさぼり読み、 頭が創造を自由にしてくれた、はちゃめちゃなSFです。 電車の中で読むと、耐えられなくなって苦しいと思います。 | ||||
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若い頃かなり筒井作品好きでしたが、仕事の関係で引越しに次ぐ引越しのなか、売らずにずっと所有してきた数少ない作品がこれ。 筒井作品でも普通小説寄りの作品はあまり好きではなく、SFのほうが好きなので、この短編集は傑作ぞろいだと思ってます。 特に好きなのが「関節話法」(う、、、かわいそう)と「急流」です(シュールの一言、ラストは私もいっしょに「そんな馬鹿な!」)。 | ||||
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若き日に読んだ筒井さんを久しぶりにということで購入しました。やっぱり面白い。 | ||||
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関節話法が面白いと聞き付け、本書を手にとりました。たしかに関節話法だけなら、☆3つってところでしょう。 ただ他の作品がキツイ。描写が汚い。グロテスク。倫理的に笑えない笑い。稚拙な下ネタなどなど。はぁ〜。筒井康隆『富豪刑事』はドラマしか見てないのですが、トリックもしっかりしていて好きだったんですが…。笑いは価値観です。レベルが高いも低いもありますまい。この☆の数の違いは、僕の笑いに対する価値観と、筒井康隆の34年前の笑いに対する価値観の違いでありましょう。どちらが勝る、劣ると言うことではありません。筒井ファンの方々悪しからず。 | ||||
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作者は途中からややブンガクの方へ走った感がある(勿論揺り戻しもある)が、私は初期のドタバタSFの方が好きである。本作は題名が示すように、人間の体を主なテーマにした傑作短編集。 収録作品は以下の通り。「蟹甲癬」、「こぶ天才」、「急流」、「顔面崩壊」、「問題外科」、「関節話法」、「最悪の接触」、「ポルノ惑星のサルモネラ人間」。 「蟹甲癬」は無論、小林多喜二の「蟹工船」のもじりであるが、パロディなのは題名だけで内容は全く異なり、背中に甲羅ができた人間達を描いて哄笑を誘う。「急流」は作者が筒井でなければ怒りたくなるような作品だが、最後に付けられた作者傍白「そんなばかな」と同じ感覚を読者も持って楽しめる作者ならではの作品。「顔面崩壊」はドド豆という豆によって顔面が崩れるという話を老人が昔話風に聞かせて、徐々に不気味さがこみあげてくるのだが、最後に待っているオチも楽しい。「問題外科」は医療事故が多い昨今、こんな医者もいるのではと、笑いと共に恐怖が募る作品。そして「関節話法(間接話法ではない)」は筒井の短編でベスト1に挙げる人が多い程の傑作。主人公は関節を用いて会話する星へ外交官として赴任する。しかし、人間に関節が自由に操れる訳がない。外交官として、重要な席で彼らと会話(!)せざるを得ない主人公、ままならない関節。抱腹絶倒の物語が展開される。私は読みながら、涙を流しつつ、笑い転げてしまった。「最悪の接触」は宇宙人とのコンタクトものだが、相手は別に人間でも構わなく、感情・風習のすれ違いがエスカレートしてドタバタに発展するという筒井得意のパターン。 最近は書店へ行っても、「自選ホラー傑作集」、「自選ドタバタ傑作集」等が目立つ筒井の棚。こうした初期の傑作短編集も是非、揃えていて欲しいと切に願う。 | ||||
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とんでもない作品だ。 筒井の天才とおれの凡才が永遠に交わることなどないが、 こんなモノをおれが中学生頃に筒井は雑誌に書きまくっており(ホントは練りに練られており遅筆だったそうですが)、 何も知らないおれたちはそれを読んでケケケ発狂し女子高生を犯し、睡眠薬をむさぼり食い、教科書を山羊のように喰い、警官を撃ち、 けけけけけけこんなオトナになってしまったのだぞそんなことはおまえらが勝手にやっただけでおれはしらんもんね。 で、時は早くなり、時の川の流れをどんぶらこどんぶらこと桃太郎はさかのぼり、 じいさんばあさんを虐殺し、鬼のメイドにマッサージを強要し、 七瀬のテレパスが炎の中に飛び込めと、いやなのにおれの足は一歩ずつ前に前に進んでゆく。 ああ、地獄の釜は熱いだろうな、飛び降りて死ぬのとどっちが良かったのか、とか、 時間が止まってアスファルトの上に寝ているおれが目覚めると、じりじりと大型トラックの車輪がおれの胸にめり込んで・・ と筒井康隆の作品群が混線してぐるぐる渦巻くのだった。お助け! | ||||
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私がこの本に出会ったのは小学校6年生のときでした。 星新一の本を読み終えた私が手に取った筒井康隆の世界は星新一が見せてくれた世界とはまた別の毒と笑いを含んでいて、私は筒井康隆にとりつかれました。 現在、このようなタイプの小説を書く人間はいないので比較できないのですが、「小説で爆笑できる」というのは非常に心地よいものです。 筒井ワールドの最高の入門書だと思います。とりあえず「関節話法」でも読んで笑い転げてみてください。私はもう5回読んでいますが、いつまで経っても斬新です。 | ||||
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