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四度目の氷河期
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四度目の氷河期の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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荻原 浩のかなりなスマッシュヒットです。 田舎町に過ごす母と子。 二人の周りには常に冷たい視線がありました。 ずっと一人だった少年に,5年生の夏,相棒ができました。 少年はゆるやかにおとなになります。 そして,少年は決別するためにロシアにむかいます。 父だったアイスマンに会いに。 うーん,こう書くと訳が分からん話ですが,とても端正な小説です。 不幸の極みのような筋があるわけではありません, ほのぼのと何度もさせられるような話でもありません。 ただとてもうたれました。 早回しで頭の中の幼稚園児を17歳に育て上げ,その独り言を聞き,その目を通して風景を見るような錯覚にとらわれました。 作者の力量に感服。 ブラボー。いい小説!!! | ||||
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大好きな荻原さんの新刊、何の予備知識なしに(帯などの、 内容を想像させるものなどを全く読まず)わくわくしながら開きました。 私の感想は・・・ もしかしたら、今までの作品の中で一番好きかもしれません。 心に残るようなフレーズがここかしこに散りばめられていて、 一言一句に込められた作者の熱意、意欲、といったものが ヒシヒシと伝わり、読み進めるのがもったいない、 終わるのが嫌だと感じるほどでした。 だけど内容が良すぎて、ついつい夜更かしして一日で読んでしまいました (やっぱりもったいなかった!)。 青春モノ、と片付けるには内容が濃く、そしてなぜ氷河期!?と 思っていましたが、 少年の成長、闘病、色々な差別、恋、スポーツ、氷河期・・・ これら様々な(一見なんの繋がりもないような要素も含めて)事柄が 最後には全部繋がります。 この点に作者の実力が窺い知れると思います。 アッパレ!という気持ちになりました。 クロマニョン人とスポーツ少年を小説に登場させる小説家がどこにいるでしょうか?? 発想力・表現力が図抜けた人で、小説家になるべくしてなられたんだなぁ、と 今回しみじみと思いました。 | ||||
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大好きな荻原さんの新刊、何の予備知識なしに(帯などの、 内容を想像させるものなどを全く読まず)わくわくしながら開きました。 私の感想は・・・ もしかしたら、今までの作品の中で一番好きかもしれません。 心に残るようなフレーズがここかしこに散りばめられていて、 一言一句に込められた作者の熱意、意欲、といったものが ヒシヒシと伝わり、読み進めるのがもったいない、 終わるのが嫌だと感じるほどでした。 だけど内容が良すぎて、ついつい夜更かしして一日で読んでしまいました (やっぱりもったいなかった!)。 青春モノ、と片付けるには内容が濃く、そしてなぜ氷河期!?と 思っていましたが、 少年の成長、闘病、色々な差別、恋、スポーツ、氷河期・・・ これら様々な(一見なんの繋がりもないような要素も含めて)事柄が 最後には全部繋がります。 この点に作者の実力が窺い知れると思います。 アッパレ!という気持ちになりました。 クロマニョン人とスポーツ少年を小説に登場させる小説家がどこにいるでしょうか?? 発想力・表現力が図抜けた人で、小説家になるべくしてなられたんだなぁ、と 今回しみじみと思いました。 | ||||
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ハラハラドキドキさせられる小説ではなく、淡々と物語は進んでいくのですが、読み終わった後に余韻の残る、そして爽快感のある、とてもいい小説です。いつも孤独な主人公の少年が、自分が特別な人間だと思いこむことで自我を保とうとする。そして、成長の過程で出会っていく、仲間、恩師、恋人。そのうち、自分は別に特別な人間ではない事に気づいていく。自分がかつて真剣に思い悩んでいたことは、実はたいした問題ではんないかもしれないよ、ってのがこの小説の言いたいことでしょうか? | ||||
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小さな町に引っ越してきたワタルのその母親。 幼稚園の頃からその人目を引く風貌と奇抜な行動のために 友達もできずに寂しく過ごす幼少時代と サチという女友達が出来て、少しずつ外の世界が見えてきた 小学高学年時代。 陸上競技に出会い長距離から槍投げの選手へと活躍の場を広げていく中〜高時代。 それぞれの時代にいろんな事件が起こりながら 成長していくワタルとサチの二人。 自分を『クロマニヨン人』の息子と信じることで自分のアイデンティティを保っていた ワタルの17年を描いた青春小説。 読み応えあり、感動あり、の作品です。 | ||||
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