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コールドゲーム
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コールドゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 21~40 2/4ページ
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こんな話し方する中学生いないだろ、と最後まで違和感が無くなりませんでした。特に主人公の友人、ドカ。 いちいち何かに媚びた感じの会話文と地の文がひたすら寒く、気持ち悪かったです。 内容はスカスカのため、斜め読み・飛ばし読みでサクサク読めますが。 オチは中盤で薄々読めてしまうものの、某男性の言うように「幼稚なガキの探偵ごっこ」に何百ページも付き合わされることになります。 担任含めたクラスぐるみで一人の少年をいじめ抜き、そして自殺した少年に対して、見て見ぬふりを続けて「ふざけるな!俺だって怖かった、苦しかった。勝手に死ぬな」と吐き捨てる主人公。 クラス揃って墓参りに行って「もう墓参りなんていいだろ、どっか飯食いにいこうぜ」と言う同級生。 いじめっ子側から見れば所詮青春の一ページでしかないが、いじめられた側はどこまでも救いがない、という点は、リアルに書けているのかもしれません。 ただただ、胸糞が悪かったです。ブックオフで100円で売ってても買う価値はないと思います。 | ||||
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主人公が元野球部だが野球はあんまり関係なく、いじめられっ子の復讐の話。高校生の話なんで高校生以下ぐらいなら特に楽しめるだろう。高校生以下のいじめっ子は特に読んどいたほうがいい。 | ||||
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文章はとても読みやすく、展開が早いので作中にのめりこんだまま一気に読了。読後はすっきりとは決して言えないものの、主人公とその周囲の変化に少しは救われる。主人公側に感情移入出来れば良作、そうでなければ真逆の評価になり得る内容展開であり、私的には前者であったため非常に読み応えがある作品になった。被害者から突きつけられた罪状への主人公の反応がもっとも印象に残っている。少年課の警官とマスターのキャラクターも光っていた。他の登場人物も脳裏に想像ができるほどにキャラが立っていて、深刻でない場面での掛け合いも面白い。キャラクター造形の面も含めての星5つ。 | ||||
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ほかの方のレビューを見ると、「主人公側に感情移入できない」など、登場人物たちに否定的な意見が多々ある。 確かに自分も読んでいて気分が悪くなったし、許せない気分がでたこともある。 このような作品をだした作家に否定的な意見を出す意見もわからないわけではない。 でも、そういう意見があることを含めても、やっぱりこの作品は社会的意義があると思う。 『いじめ』はなくさなくてはいけない、社会的問題のひとつだ。 しかし、それはもっとも難しい問題の一つでもある。 そして、いじめ問題で難しいのは、「いじめている」側がいじめている意識がほとんどないということだ。 だからこそこの作品を読んで、「いじめの酷さ」「いじめられた側がどう思っているのか」などいろんなことを感じて、学び、反省をしなければいけない。 この小説は映画化されるべき作品だと思う。 そしてもっと広く知られるべきだ。 | ||||
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荻原浩については、コメディー物に対しては非常に安定感があるが、 ことシリアスな話になると、非常に評価が分かれる作家になってしまう。 本書についても、主人公たちの身勝手さが目につき、最後の種明かしも 今ひとつ。特にこれだけ魅力的で無い主人公は致命的。 この本を読むなら、筆者の他の本を読んだ方が良いでしょう。 レビュー見ていただければ分かりますが、筆者の事は決して嫌いでは ありません。しかし本作はいただけない・・・ | ||||
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やっぱ好きです。 荻原浩のミステリー。 もう、人間の書き方がうますぎて、 人間味が肉汁のようにじんわりと滲み出てて、 その味にハマる。 ハラハラドキドキだけじゃ物足りないし、 キャラの良さだけじゃつまんない。 この絶妙なさじ加減、やっぱりツボです。 しかもちょっと社会的ネタとか、 嫌味じゃない程度にスパイス効いてるし。 2008の新潮文庫で贔屓に取り上げられてるのも納得です。 | ||||
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作者にしては真面目にサスペンスを書いている作品のようですが、まあ可もなく 不可もない普通の作品です。 さすがに読みやすく、テンポ良く読み進められるのですが、テーマがテーマだけ にあまり楽しい作品ではありません。 若者の文化は良く勉強していると思いますが、どこかウソ臭い主人公に共感しき れないところが残念です。 ラストも含めて決して悪い出来ではないし、グイグイ読めてしまいますが、特に お勧めするほどでもない微妙なところです。 | ||||
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小説家と名乗っている一人の大人がこんなどうしようもない本を書いていたらダメだとおもう。 読んだ後に何も残りません。 これ以上に言うこともありません。 | ||||
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いじめていた者たちにとっては過去のできごとだった。 「今さらなぜ?」「もうすんでしまったことなのに・・・。」 などと思うのは当然かもしれない。だが、いじめられていた者にとっては、 いつまでも現在形のままなのだ。思い出すたびに心が血を流す。決して忘れる ことはない。一人の少年を寄ってたかっていじめる描写は、読んでいて胸が痛い。 「何か言えば、今度は自分がいじめの標的になる・・・。」だから、誰も何も 言えない。何も言わない。こんな状況は異常としか言いようがない。ひどい話だ。 ラストはある程度予想がついた。だが、それでも衝撃的だった。廣吉一家に 平穏な日々が訪れることはもうないのか・・・?苦い思いが残る作品だった。 | ||||
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陰鬱な話で救いが無い。 かつてのイジメっ子には救済が与えられ、イジメられっ子には ひたすら救いが無いストーリー。 かつて自分に陰惨なイジメをしたイジメっ子たちに報復をする廣吉。 彼のかつての日々を精算するには、どうしても必要な事だったのだろう。 この「やられたらやり返す」という殺伐とした報復の果てに、 イジメられっ子の廣吉にどんな成長や救いがあるのか。 それを楽しみに読んでいた。 そうしたら、なんと成長と救いがあったのはイジメっ子の方だけだった。 イジメられっ子の廣吉には、最後まで救いが無かった。 いったい彼の人生は何だったのか。 ただし、このストーリーの方が書きやすいのは確かだが。 しかし、荻原浩よ、逃げてはいけない。 もっとも、世の中にはイジメっ子の方が絶対的に多数だ。 荻原浩よ、オマエはこの大多数を占めるイジメっ子に、救いを与える 為に書いたのか。 | ||||
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読書は好きで適当に選んだ小説本が 「コールドゲーム」でした。 電車に乗る機械が増えたのでその際に読んでいたのですが。 物語の展開が面白くなり また、登場してくる学生などが色々な事情の持ち主なところ。 ハラハラさせられるし 微妙に頷けてリアリティーな所が面白い内容になってます。 「何か本とない?」と友人に聞かれたのなら 「これ、結構面白いミステリーだよ」 と進められる内容だと思います。 | ||||
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主人公側に最後まで感情移入する事が出来ませんでした。 いくらひどい復讐をされようが今までやって来た「イジメ」の描写を見ると余り同情出来ないのです。 特にオチを見た後だと尚更そう感じてしまいます。 しかし内容はテンポが良くスラスラ読めますし、 読後「イジメ」について各々少しでも何かを考える事が出来ればそれで良いのかなと思いました。 | ||||
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「いじめ」がテーマになっているのだが、高校三年生の登場人物たちに感情移入できない、突っ込みどころ満載の彼らの言動。 重いテーマを扱っているにもかかわらず軽い口調の主人公たち。 いじめた側の視線で書かれているせいか、彼らの行動に共感できない不快な読後感。 タイトルや「青春ミステリ」というコピーにつられて読みはしたが、「青春」とはほど遠い爽快さの無い作品。 | ||||
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さくさく読めてそこそこ面白いが、それだけの話。 たぶん明日には読んだことさえ忘れてしまっているだろう。 気になった点が二つ。 ひとつは、いじめられている者をばかにしていないかという点。 もうひとつは、文体に美しさや気高さがなく、読者にこびているようだという点。 いじめを扱った同様のプロットの作品に、折原一の「沈黙の教室」というのがあるが、 「沈黙の教室」のほうがはるかに上。 あれを下敷きに設定を変えただけの印象を受ける。 | ||||
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イジメられた少年が月日をえて自分をイジメて来たクラスメートに対して報復する小説。全体としてはまとまった感じでとてもよい感じしました。今も社会問題になってる『イジメ』。やってはいけないのだが、変な集団心理が掛かってしまい、根絶なんて出来るのか考えてしまいます。イジメられるヒロヨシに対する描写はイジメる側の方が多く、ヒロヨシの心境は後からじわじわと暗く重く伝わってきます。感想としては、少しばかり主人公やその仲間に対する恐怖や最後の結末の衝撃が弱かったと感じます。イジメを取り上げてる作品にいちいち咎めるのもどうかと思いますけど…。私は他の萩原浩作品を読んでないので、なんとも言えませんが、この作品はちょっとだけ物足りませんでした。 | ||||
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実際にありそうな虐めが さらりと書かれています。 その虐めの後を描いた作品です。 心当たりがあれば心苦しくなるのではないでしょうか。 ただの犯人探しではなく考えさせるものがあります。 | ||||
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虐められていた少年の復讐劇です。読み終えた感想は、ほんとあっという間だったという感じです。あんまり難しいトリックも無く、文章も硬くないので、ミステリーは好きじゃない人もスラスラ読めるんじゃないでしょうか? 虐めについても色々考えさせられる作品ですが受け取り方は人それぞれだと思います。虐めていた人、虐められた人、それぞれが何か、思うところはないか考えさせてくれる機会をくれる作品でもあると思います。若い方もぜひ一読してみてください。 | ||||
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今の世の中だとありそうな話。 一気の読ませる文章力はすごいですね。 ミステリーとしても面白いですが、主人公の成長記としても読めてgood! 実際にこのようなことが起こったときのしたり顔でコメントするコメンテーターを思いながら読むとさらに面白いw ←不謹慎ですが・・・ | ||||
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かなりのめり込めました。あまりミステリー(?)系は読まないからかな。光也と亮太との会話のやり取りだけを見れば、なんだか重松清の青春モノに近い感じがしたけど。ミステリーが苦手な人もぜひ読んでみてほしいです。一読の価値有り。 | ||||
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荻原浩は私の好きな作家の一人です。 荻原作品といえば人情味たっぷりであり、ユーモアありの作品が多いですが、この作品はまったく違います。 人情味やユーモアは全くありません。 いじめの復讐で、同級生が次々と襲われていきます。 その復讐が、恐ろしく計画的です。いじめの度合いで、復讐のされ方が変わってきます。 中には殺されてしまう同級生 も・・・。 ラストまで目が離せません。 必読の価値ありです。 | ||||
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