千年樹
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きれいでよかったです | ||||
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古本なのにたいへん綺麗な本でした。 また迅速に対応していただきほんとうにありがとうございます。 たいへん良い買い物が出来ました。 | ||||
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樹齢千年を超えるという巨木くすのきのたもとでおきた出来事の短編集8編。いずれの話も過去と現在の視点があり、それが繋がっていたり対比されたりして描かれている。 繋がりという点では戦争の悲劇が切ない「瓶詰の約束」が素晴らしかった。ホラーでうすら寒いところでは「郭公の巣」が印象に残り、基本的に暗い話が多い中で「バァバの石段」は前向きな気持ちにさせてくれる物語でした。 千年の時を超えた多彩な作品集でした。 | ||||
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この本を表紙を見た瞬間なぜか吸い寄せられるような気分になりました(聖剣伝説2のことも微かにちらつきました) そのときは購入しませんでしたが、数ヵ月後気付けば購入していました。そのときはこの千年樹の魔力だと冗談混じりに思っていたのですが、読み終えて決して冗談なんかじゃなく、それを越えるチカラをこの樹が持っていたのだと。持っていたのは樹。この樹で待っていたのは人(少し韻を踏み) 樹が人間を自然的に助けたのか助けなかったのか、名言していないところが運命の儚さや偶然によるところが大きいところを感じれて、もどかしいけれど少しイビツな幸福感を得られました。 ただのハッピーエンド物語じゃない、様々な形の結末が見れる魅力。そう、千年樹の枝分かれのように。 | ||||
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舞台はたぶん関東地方の内陸のどこか、平安時代に種が落ちて成長し現代にまで生き続けたクスの巨樹の元、千年に渡って時代時代でその地に生きた人々を描いた連作集です。 今まで読んできた荻原作品は、「噂」、「コールドゲーム」、「四度目の氷河期」、「押入れのちよ」で、これらとはだいぶ雰囲気が違いました。この作品に入っている短編は、いじめや虐殺、戦争、飢餓、切腹などつらい運命に翻弄される話がほとんどで、終わり方も救いがなく、やりきれない思いが残ります。いつも寝る前に読書するのが習慣なのですが、あまりにも暗い気持ちになって落ち込むので、読むのを途中で中断していたほどでした。メンタルが弱くなっている時には読まない方がいいかもしれません。 ただ、荻原氏のエンターテイメント色はしっかり健在で、どの話も長編に膨らませることができるのではと思えるほどアイデアが豊富で、小説としての密度は濃いです。登場する人物があちこちで繋がっていく様などもうまくできていると思います。 たとえ樹はなくなっても、またその実が落ちて芽吹く、樹の命が淡々と受け継がれていく様は、そのそばでドタバタと騒動を繰り広げている人間の短い生をただじっとみつめているようです。ふと、自分の人生は長い歴史の中でいったい何なんだろうと考えさせられる小説でした。 | ||||
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