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天国の囚人
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天国の囚人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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商品も程度が良く、梱包も丁寧でした。良い取引先でした。 | ||||
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第一部『風の影』、第二部『天使のゲーム』に続く、四部作の第三部が本書『天国の囚人』である。 バルセロナという都市を舞台に、第一部ではファンタジックなミステリーが、第二部ではゴシックホラーなミステリーが展開されたが、この第三部はファンタジー的でもゴシックホラー的でもない。 リアルな内戦期およびフランコ独裁初期の監獄が本書前半の舞台である。 幻想的というよりはハードボイルド的で、リアルなストーリーが、テンポよく展開していく印象だ。 もちろん、「忘れられた本の墓場」をはじめとする謎めいた仕掛けはそのままだが、幻想か現実かの境も曖昧な、謎めいた登場人物は本書ではほとんど登場しない。 が、現実の悪の担い手が姿を現しつつあり、いわば完結編の第四部に向けて、重要な種を撒いているのが第三部のように思える。 それだけに、四部作のうちで、この第三部だけが一巻本となっている。 そして、いよいよ第四部。 果たしてどこに連れて行ってくれるのか。 | ||||
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シリーズ4部作とは知らず、予備知識なく最初に読んだのが本作。 独立した作品として楽しめたが、その後1巻目「風の影」が手元になかったため、2巻目の「天使のゲーム」を読んだところ、最初本書から受けた印象がガラッと変わるのを感じた。 「風の影」を読んだらまた感じ方が変わるだろう。その際は順番に再読したい。 ともあれ、最初に読んだ際の感想を書くが、あらすじから親友の暗い過去を知る怪しげな人物が現れるとのことで、脅されて良からぬことをしてしまうのではと恐れていた。しかしそれは杞憂だった。 彼にとってはその男との経緯より、当時出会った別の人の方が重要だった。 ミステリ感はあまりなかったが、そこまで暗い話ではなく一安心。 尚、読んでいて、翻訳がこなれていなくてわかりにくいと思うことがあった。 しかし、同じ翻訳家ながら2巻の方は読みやすかった。先に翻訳した筈なのに不思議。 | ||||
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期待どおりでした。ありがとうござました。 | ||||
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村上春樹さんの様な、現実(と言っても設定は1900年代)と幻想が入り交じったミステリー。謎が謎を呼び、伏線が散りばめられ、更に前2作品と入れ子のような構成になっていたり、ハマればハマってしまう作品。気になったら読んでみるしかないと思う。この作品は前作を読むことを勧めます。早く第4作も読みたい! | ||||
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シリーズ3作目は期待を超えました。1作目の「風の影」は時空間の感覚を失わせてしまう不思議体験で2作目「天使のゲーム」は正統派ミステリーでした。この「天国の囚人」は前2作を繋ぐ構成であり、主人公以外の登場人物もさりげなく絡んできます。話は2の後からスタートするのですが、途中で1の後を回想したり、行き来する。また、最終4作目への期待を膨らませるような終わり方…サフォンの世界観に魅了されます。 | ||||
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シリーズ4部作の第三弾。スペイン・バルセロナの地理が好きな私には「ハマる」作品。予想を上回る展開に楽しませていただきました。 | ||||
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1957年、ダニエルはフランコ独裁政権下のスペイン・バルセロナで、父と共に古書店を営む。ある日、足の悪い謎の男が来店し、希覯本を購入しながらそれをダニエルの親友で、書店で働くフェルミンに宛てて残して去った。フェルミンと男との関係は? フェルミンは長らく語って来なかった18年前の出来事を語り始めた…。 2006年に邦訳が出た『風の影』が端緒となる“忘れられた本の墓場”シリーズの、『天使のゲーム』に続く第3弾です。 『風の影』の少年ダニエルは1957年の今、ベアトリスと所帯を持つ青年へと成長しています。『天使のゲーム』のダビッドは18年前、故あってフェルミンと共に獄に繋がれた身であったことが明かされます。そして『天使のゲーム』でダビッドを慕っていたイサベッラ――ダニエルの母――の名が登場し、物語は前二作の主たる人物たちが運命の糸によってとても入り組んだ関係をもっていたことが描かれます。 全4部で構想された壮大な物語であるだけに、この第3部は第2部と第4部とを接合するために用意された橋渡し的意味合いが強く、物語はさほど大きな動きを見せません。むしろ、ダニエルとダビッドを結びつけようとすることに懸命なあまり、前二作のような奥歯をぐっと噛みしめながら物語の渦の中に読者である私が身を投じる、といった活劇的要素に欠ける気味がします。 『天国の囚人』は、ダニエルにとって新たな物語が始まったところで幕が下ります。その新たな物語とは、完結編にあたる第4部で詳しく描かれることでしょうが、その完結編が今もって本国スペインでも出版されていないのです。 作者カルロス・ルイス・サフォンは一体いつまで読者を待たせるのでしょうか。 | ||||
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文庫の帯に「スペインミステリーの巨匠」「この秋はバルセロナミステリーが熱い」といったフレーズが並んでいますが、いわゆる、謎解きものではありません。 スペイン内戦後の圧政下、なんとか生き抜こうとする人々の生き様を描いた人間ドラマです。 二つの時代にまたがり、それぞれの登場人物の恩讐が様々に絡み合います。 待ち受ける運命は、光か闇か、予断を持たせない展開はなかなか良かったと思います。 ただ、本作品には大団円的なシーンは用意されず、「To be continued」的な結びです。 このため、読後は、やや消化不良な感覚を感じましたが、その分、シリーズの次作品に期待、というところだと思います。 | ||||
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「風の影」「天使のゲーム」と続いた"忘れられた本の墓場"シリーズ、第三弾の本書は、前二作とラストをつなぐ結節点のような存在になっているようです。ここで前二作の伏線と謎をいくつか回収し、ラストにつなげていくための"溜め"を作っている気がします。 そのぶんストーリーとしては若干小ぶりですが、フェルミンの過去が明かされる本作は、登場人物の人間関係を整理し、解き明かしつつ、ダニエルとフェルミンの魅力的な関係に心惹かれる作品となりました。 | ||||
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前々作「風の影」と前作「天使のゲーム」の内容を整理して最終作へと繋げていくためのパイプみたいな一冊でした。 それなりに読ませるけれど、先行二作ほどの味わいはないです。 奥さんの浮気?騒動も本筋と乖離していて不要だと思いました。 | ||||
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