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窓際のスパイ
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窓際のスパイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ストーリーはまあまあ面白かったのですが、文のほとんどが現在形(「~いる。」、「~する。」などで終わる文)で、私はこの文体があまり好みでないので、星少な目です。「~る。~る。~る。」と続くと、たたみかけられているようで、落ち着いて読めないのです。まぁ単なる慣れの問題かもしれませんが。 あと、前半で描かれる登場人物たちの窓際度があまり深刻じゃないのと、後半での彼らの活躍も大してぱっとしないので、全体に平板な印象がのこりました。もうちょっと、落ちこぼれ度と活躍度のめりはりがはっきりしているとよかったかな。 | ||||
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キャラクターが立ってくる前から場面転換、平行ストーリーが展開していってついて行くのがたいへんだったけど、キャラさえ入ってくれば面白い。 ただキャラ立ちするのに時間がかかってしまった。でも次も読みそう。 | ||||
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続編の「死んだライオン」が読みたくて、この本を注文。 少し癖のある文章で、何度か読み返す箇所が出てくるけれども、慣れてくるとスルスル読める。 007のような無欠なスパイが世界を救うような大それた話ではなく、落ちこぼれスパイの身の丈にあった事件を解決するお話。 設定が面白いため、本作の内容が若干弱くても、続編に期待してしまう。 | ||||
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「遅い馬」と呼ばれている落ちこぼれのスパイ達。 ある訓練作戦で「白いシャツ、その上に青いシャツ」が、 本当は「青いシャツ、その上に白いシャツ」だったという陰謀に陥った者や、 ある者は、スパイだったらあり得ないだろうと思うような重要な忘れ物をしたりと、 「まあ、いけしゃあしゃあと書くなあ」と思わないでもないが、そこは英国の推理小説。 それぞれ「遅い馬」達の人物設定はなかなか魅力的。 やがて、彼らが返り咲きを賭けて大事件を解決すべく動き出す。 大事件とはヨーロッパが抱え込む大きな問題を題材としているが、 東西冷戦下でのスパイ小説と比較すると、ダイナミックさに欠けるのは致し方ないか。 だからひとつひとつの場面はじっくりと楽しめるのだが、 全体としてはやや物足りなさが残る。 ストーリーとは全く関係ないのだが、ロンドン市内のあちこちの地名が登場する。 私は、そのすべてをストリートビューで散策し、 それぞれの場面に思いをめぐらした。 これはなかなか楽しかった。 | ||||
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そして、映像化に向いているかもしれない。 特に冒頭の地下鉄テロ事件なんかはまさに映画的な展開だ。 しかし 小説としては、イギリス人独特の持って回った、はぐらかすような文体なので よーく読まないと混乱する。 ある個所で、「人質は解放された」といいながら後でひっくり返したり、 A,B,Cの中でスパイはBに間違いないと言っておきながら、 少し後のページで、同じ人間に実はCだ、と言わせたり 少しアンフェアな感じがする。 そして、 話が進むにつれて、敵は内部にあり、ということが分かってくるのだが、 そこで話全体が弱いと感じてしまう。 ル・カレの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」でも 敵は内部にいるのだが、その背後にはソ連のカーラという強烈な敵がいる。 この小説にはそれがない。 なにかの批判精神の表れかもしれないが、小粒感は否めなかった。 それはともかく、 キャラクターの中では、ジャクソン・ラムが一番魅力的だった。 自分も泥沼の家にいるせいかもしれないが。 | ||||
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競馬でいえば未勝利戦でも勝てずに、地方に売り飛ばされた駄馬たちが、自分から辞職しない限り納得できる仕事なんぞ一生回ってはこない隔絶された「泥沼の家」でいやいや働く。。個性派ぞろいではあるが、上司や同僚がどんな致命的失態をしてことここに至ったのかは、噂でしか知らず誰も面と向かって尋ねることもない。 主人公は「青いシャツ、白いTシャツ」と「白いシャツ、青いTシャツ」を取り違え犯人を間違えてしまう、という失態でこの部署へ。しかし、彼は明らかにはめられたと思い込み、なんとかもう一度中央で働き場所を見つけるために必死で食らい付く。過激派の誘拐事件が果たして本物なのか、それとも謀略なのか?残された48時間で人質を救出しないと、殺害されてしまう。 ここでなんと「泥沼の家」のメンバーが覚醒して、抜群のチームワークを発揮しはじめて、事件に真っ向から立ち向かう、というお話。謀略、組織の壁、PCのハッキングなど現代的なスパイ小説としての出来はいいが、アクションはほとんどなし。 | ||||
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