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(短編集)
被告人、ウィザーズ&マローン
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被告人、ウィザーズ&マローンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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21世紀にクレイグ・ライスの新訳本を読むことができる至福!! 再び大好きなマローン弁護士の活躍(ドタバタ?)を追い掛けることができて、本当に嬉しいです。 ミステリーを読む楽しさを、久しぶりに堪能させてもらいました。 | ||||
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「今宵、夢の特急で」「罠を探せ」「エヴァと三人のならず者」は、 基本的に Who done it ? で、だれが犯人か容易に判ってしまうものの、 ユーモアとテンポの良さで一気に読ませる笑劇ミステリである。 どれもひじょうに映像的で、他編にも通底している。 「薔薇の下に眠る」は、"どのように"に力点がおかれ、ポーの「盗まれた手紙」を 引き合いに出すオチがそれほど笑えない。 クイーンによれば、 以上4編はクレイグ・ライス存命中だったころの共同執筆作品で、以下2編はライスの死後、 彼女の覚書を参考にスチュアート・パーマーが単独で書き上げたそうである。 ドタバタ度は落ちるが、後者のほうが出来映えとして上ではと個人的には思う。 表題作「被告人、ウィザーズとマローン」は、レッドヘリングをまき散らした 犯人探しミステリで、サスペンス的要素も盛り込んでいる。 依頼人に下された死刑判決を三文弁護士マローンが覆さねば、おのれも偽証教唆罪で 被告となるよう何者かに貶められる。 緊迫と諧謔と謎が輻輳する上質のスクリューボールとなっている。 「ウィザーズとマローン、知恵を絞る」は、リーガル・サスペンスの傾向が強い。 焦点となるのは、ベドフォードの死ではなく、偽造小切手である。 逆説的な仕掛けの透明度が高く、キレが良い。 | ||||
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