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探偵映画
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探偵映画の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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謎は二つあります。何故、監督が姿を消したかという謎と、劇中劇である映画内での犯人は誰か、という謎です。 監督失踪の謎は、多分ほとんどの人が最初に予想した候補の中にあると思います。 映画内の犯人と映画自体の謎については、人によってはピンと来ない場合があると考えます。まず映画自体の謎が解けないと犯人はわからないという事。そして映画自体の謎も、年に3〜4本程度、映画館で話題の作品を見るという程度の人にはわかりづらいと思います。 主人公が冒頭付近で色々と映画について喋る中に伏線があるのですが、映画好きな人以外はタイトルを聞いていもわからない場合が多いでしょうし、それらの映画の内容も、ほんのさわりしか書かれていません。よって、それらの映画を知っている人は色々と予想をめぐらす事が出来ると思いますが、そうでない人には厳しいし退屈だと考えます。 また、何と言っても主人公に魅力がありません。特殊能力があるわけでもなく、グイグイと事件を解決に導くわけでもありません。もちろん平凡な主人公を導いてくれるキャラクターがいるわけでもありません。青春小説(?)ならばともかく、ミステリーの主人公としては役不足ですね。 そして皆が犯人の手口や動機を予想するのですが、ほんの思いつき程度といった内容であり、よくある「仮説をたて、それを論理的に検証していく」過程を楽しむというほどの感じではありません。 更に言えば、未完成の映画のシーンが時々でるのですが、正に普通の小説のように描かれています。実際は主人公達がその映画を見ているわけですので、いささか違和感を覚えます。台本のような感じの描写にすれば良かった様な気もします。 劇中の映画の描写はそれほど長くはなく、けっこう途切れていますので、そこから映画自体の仕掛けや映画内の犯人を見抜くのは大変だと思います。一応、伏線はあるのですがね。また短い分、犯人が明かされた時の爽快感も少なめだと感じました。 また映画自体の仕掛けですが、映画好きの人ならば、わかった途端「あぁ、そうかぁ!」となるかも知れませんが、そうでない場合は頭の中で反芻してみて「あぁ……、なるほどね」という程度だと思います。通常の推理小説のように、事実がわかった時の驚きや爽快感のようなものは余り期待しない方が良いかも知れませんね。 読み手が「俺に映画を語らせたらチョットうるさいよ」という人でなければ、それほど楽しめない小説だと思います。 | ||||
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面白かった。トリックはわかりやすい……っていうか、ほぼわかってしまった。だから映画好きのお話という位置付けだと思う。 | ||||
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数年前、この本を読みたくて購入しようとしましたが、 在庫切れで読めませんでした。(中古品でも買えば良かったのですがそこまでの気力もなく) 今回、購入できることになりさっそく読みました。 監督失踪により、未完成の脚本を完成するため、俳優・スタッフ各々犯人を推理します。 何通りもの結末を楽しめました。 そして、監督の考えてた結末は想像もつかぬもので、さすが我孫子さんと思いました。 が、しかし・・・・・ 活字を埋めている映画の数々。 映画ファンには、この上なく面白いものでしょうが、そうでない者にとっては、ちょっと苦痛でした。 そこが残念かなあ。 | ||||
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作中で作られる映画の犯人は誰、というミステリーなのですが、 確かに、結末を知ってびっくり。 映画ならではの結末ですね。 作者はきっとこのからくりを思いついた後、プロットを考えた のだろうな。 ミステリー映画好きなら、さらに楽しめそう。 | ||||
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