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黒い季節
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黒い季節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「天地明察」で一躍有名となった作者の若き日のデビュー作。陰陽思想を背景とする<闇>の世界の一族間の闘いと、ヤクザという<裏>の抗争の世界が重なり合い、それが一枚の絵画の<鬼気>の世界の闘いに収束するという構想の作品。 作者の"あとがき"にあるように、若書きの感は否めず、全体構成や登場人物(鬼や霊を含む)間の関係設定も未熟で、物語に求心力がない。伝奇ロマンや人物の因果譚としても弱い。ただし、作品自体にある種のエネルギーが感じられるが、これは本作執筆当時の作者自身の鬱屈したエネルギーの反映なのだろう。この辺は、先の"あとがき"に詳しく、本作の読み所は"あとがき"にあるとさえ言える。文章の一部には現在を思わせる冴えも感じる。作者のファンにとっては、若き日の作者を知るという意味で貴重な作品か。 | ||||
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