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裁きの鐘は: クリフトン年代記 第3部
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裁きの鐘は: クリフトン年代記 第3部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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内容が若干難しいですが、じっくり読むと面白いです。次々読まずにおれなくなります。 | ||||
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パズルのようでスリリングな展開は相変わらず、ジェフリー・アーチャーの集大成というのは間違ってないだろうけど、最高傑作なのかはまだよくわからないこのシリーズ。あっという間に読了。ナチ、偽札、南米、、、国外のこういう展開になるとは思ってなかったけど。ラストは、引きで終わって、早く続き出ないかな、という感じです(ラスト、亡くなったのは果たして誰なのか?)。「獄中記」を読んでいると、ボテロや、南米出身のマルティネスの設定はなんとなくにやりとさせられます。ただ、最盛期に比べるとなんか薄いなあ、やっぱり。訳もところどころひっかかります。永井さんのほうが好きだった。 | ||||
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文章の締めくくりから第4部作以降を期待させるものではあるが、第1部・2部に比較して ダイナミズムが失われている気がします。 でも次回期待しています。 | ||||
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アーチャーの作品はほぼすべて読んでいると思います。昔からのファンでした。 この年代記の第二シリーズ「死もまた我等なり」まで読んだところで「あれ、J・アーチャーってこんなにつまらなかったかな?」と思い始めました。そこで、本棚から「ケインとアベル」を取り出してきて再読してみました。 そこで思ったことは「ケインとアベル」も「クリフトン」もプロットはほぼ同じだなということと、同時に「それでもケインとアベルの方が物語りに深さがあり面白い」ということでした。 作者の年齢的な問題もあるでしょうから、ピーク時の作品と比べるのも酷でしょうけれど、「第三シリーズ」(本作)を読むと、「次は読まないかも」と思わざるを得ません。 | ||||
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「ハラハラさせられる」という評判どおり次々と巧妙な仕掛けが構えられていて読み飛ばすことができないのは手錬の著者の技量の賜物だろうが、ここまで来ると才能の濫用・悪用であるまいか。 第一部の背景には<貴族社会vs労働者階級>、第二部では<民主主義vsファシズム>と幕が大きかったのだが、この第三部では<没落の大英帝国>となってしまい、障害として登場する対抗者のスケールが小さくなるのも無理はないかもしれない。 ネタバレを避けるため最低限に抑えるが、上巻で登場する敵役はジャイルズの妻となる伯爵の娘ヴァージニア、第二部以来の宿敵のハリーの上級生アレックス・フィッシャー少佐。 それに対比するように気位高く優秀なのはどうも女性陣の主役の面々、母エリザベス、娘エマ、さらにはジェシカ。 この巻で「学習」できる事柄を挙げると、米国でメディアを活用するベストセラーの作り上げ方。個別訪問を可とする英国の選挙手法。いずれも「知的欲求」に応えてくれる。以下は下巻のレビューに。 | ||||
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新たに登場の下巻の敵役は、戦前からナチと結んでいたアルゼンチンの大富豪ドン・ペテロ・マルティネスだが、余りにもステレオタイプなのはいかがなものか。偽ポンド札を巡る歴史はどこまで史実に基づいているかここでは不問とするが、興味深いのは事実。 「学習」事項は、英国の高校生の乱れた生活、ロンドンのパディントン駅前のW.H.スミス書店で本を探すには店員に訊ねるのが最上の方法、ボンド・ストリートのサザビーズのオークションで落札するためのずる賢い方法、英国の外交暗号の秘密を挙げておこう。 下巻最後の一文は、前回同様だが抜け目なく貪欲にも次の巻を購入せざるを得なくさせる仕組みで「なんだかなあ」という思いが消えない。 | ||||
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1部は大変面白かった。 2部も?となったところはあったが、それでも読めた。 しかしこの3部はどうなんだろう。 時代的に第二義世界大戦も終わってしまって、ドラマチックな筋立てが難しくなってきたので無理矢理事件を起こしているだろうと思えるフシがある。 どうもそれぞれの人物の行動が腑に落ちないので、読んでいても感情移入もできず、ただ筋書きを追うだけになってしまっている。 だいたい、この作者の作品はご都合主義が顔を出してくるととたんに興ざめになってくる。 初期の作品は若さゆえかパワーがあって最後まで読ませてくれたのだが。 それでも4部は期待せずに買うことになるかな。 | ||||
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確かに、相変わらず一旦読み出すとページをめくる手は止まらない。 けれども、第1部で読者を圧倒したアーチャーの緻密で大胆な 筆力を期待すると、今回は残念な結果に陥るかもしれない。 内容説明はスルーして良し。 そもそも「クリフトン」年代記というからには、主役級の登場人物が 魅力的であることが条件であるが、今回の主人公ハリーは作家として 落ち着いた人柄が定着してしまっているし、対極にあるジャイルズは 信じられないようなトホホな行動に走る。 一体全体、なぜに戦場の英雄二人がこれほど精彩を欠いた人物になって しまったのか、不思議なままに読み終えた。 さらに、期待したハリーの息子、次代のセバスチャンに至っては、世間 知らずの坊ちゃんのまま下巻の終わりまで突っ走り、しかもイギリス政府 すら絡んでいる大事件?に巻き込まれているにも関わらず、誰も彼の行動を 止められないのである。 これではあんまりだと考えていたところで、だんだん「またか」と感じ られてきたのは、作者の都合に合わせているとしか思えない物語の展開。 人物描写はもはや二の次で、第2部よりあからさまにこれでもかと事件が 仕掛けられてくる。 どうやら当初は5部作であったものが、7部まで続くとのこと。 ただ、このまま続けば「年代記」といった感動は得られない。 どこまで売れ続けるかというセールス力より、できれば第1部の印象を 損なうことのない、読書の醍醐味を見せつけて欲しかった。 | ||||
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