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(短編集)
不発弾
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不発弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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新しい作品ではありませんが何気なくストーリーに引き込まれてしまう日常の話5作品です。ミステリーありホラーよりの作品ありほっこりありの空き時間にササっと読めてちょうどいい余韻が残る一冊だと思います。 | ||||
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長編や連作でない短編集ですが、いずれも人物の描き込みがしっかりして破綻がなく、現代が舞台とはいえ、たとえば山本周五郎や藤沢周平、池波正太郎的な安定感。ちょっと結末がどうだかなというのもないこともないのですが、そこは個人的な感想です。 | ||||
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ちょっとした空き時間にサクッと読める(^^) 短編ならではの乃南ワールド炸裂。 えっ~そこで終わっちゃうの?っていうもどかしさが 多大。 | ||||
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乃南さんの細かい描写が好きで何冊も読んでいます。これはお気に入りの一冊。一気に読んでしまいました。 | ||||
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女刑事音道貴子シリーズを読んで乃南さんの大ファンになりました。 全作品を読もうとしています。 この短編集には、とても楽しませて頂きました。 特に良いと思ったのは、設定のユニークさと、ぐんぐん引っ張り込んでいく筆力とストーリー展開です。どの作品も、「次はどうなるんだろう」と思いながら読み、止められなくなりました。 一番気に入ったのは”福の神”です。短編なのに、泣きそうになりました。 他の作品も読むのが楽しみです。 | ||||
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家族のために一生懸命働いているつもりだったのに、いつの間にか疎外されていた・・・。 娘や息子の秘密を明かさない妻、父親を避ける娘と息子。家の中に居場所を見出せなくなった 智明は、ついに行動を起こす!!表題作「不発弾」を含む6編を収録。 読み終わったあと、思わずうなってしまった。どの話も、現実の日常生活の中にもいるような 人たちが主人公だ。だが、彼らの体験は、それぞれ種類は違うが読んでいてゾクゾクさせられる。 「かくし味」では、”知らない”ということの恐怖を、「夜明け前の道」では、人との出会いが人生や 考え方をあっという間に変えてしまう不思議さを、「夕立」では、自分さえよければいいという 強かな考えに驚きを、「福の神」では、ちょっとした心づかいが思わぬ喜びをもたらす感動を、 「不発弾」では、家族といえども心がすれ違ってしまうとこうなってしまうのかという哀れさを、 「幽霊」では、決してあきらめないという信念がもたらした爽快さを、味わった。 6編どれもが味わいのある話で、読後も満足感が残る。なかなか面白い作品だった。 | ||||
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現代人のひきこもごもを扱った秀逸短編6編。 名物煮込みの居酒屋の不思議な雰囲気に隠されているものとは、「かくし味」。 自暴自棄のタクシー運転手が深夜に拾った客とは「夜明け前の道」。 千沙がはじめた秘密のアルバイトとは「夕立」。 小料理屋『茜』の女将と客たちの間の出来事「福の神」。 たまりたまった父親の不満がどうなるのか「不発弾」。 かつての敏腕プロデューサーの再挑戦の物語「幽霊」。 一編、一編が粒ぞろいで、楽しく読めました。 「かくし味」が、なにげに静かに恐ろしくていい感じでした。 「福の神」、「幽霊」はミステリーやサスペンスというよりは、人情ものといった内容で この二編も良かったです。 | ||||
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面白い。今回は短編集だったのだが、どの話も個性をしっかりと主張している。私個人では、テレビ局の男が這い上がっていく様を描いた『幽霊』が一番よかった。ごく平凡な男のごく平凡な家庭にあるごく平凡な出来事を描いた『不発弾』もなかなか考えさせられるものが多かった。みんな間違ったことはしていないはずなのに、何故こんなにも人間は袋小路にはまってしまうのだろう、と本当に不思議に思う。 | ||||
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自分に置き換えて読める小説だった。6つの短編からなるが、小説の中の絵空事ではなくて、事実回りで起こりそうなことが題材で本当に考えさせられました。ミドルエイジクライシスがリアルに書かれている一冊だと思います。誰にでも思い当たる事が出来るものがきっとあるはずです。もうだめだと思った、熟年の人たちに読んで自分を励ましてもらいたいと思う本です。私のお勧めは「福の神」と「幽霊」です。両親の世代を理解できないと悩む十代にも読んで欲しいです。 | ||||
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