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骨の袋
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骨の袋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長い。とにかく長かった。ただひたすら読んだという感じだ。マイクは別荘へ、何かに呼ばれた。人間ではない何かに。その影がマイクのまわりで見え隠れする。そして彼が、ある母娘に会ったことで、事態は急展開を見せる。過去の悲惨な出来事が、現代にまで長く尾を引いている。人の人に対する恨み、憎むべき相手に見せる執念。それは人が人を愛するがゆえに生じる。しかし、人を憎しみから解き放つのも、やはり愛なのだ。ホラーではあるが、人間愛にあふれた作品だった。 | ||||
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わたしはキングのそれほどよい読者ではない。とはいえ、多作のキングだから10点ぐらいは読んでいるだろう。『グリーン・マイル』ぐらいの口当たりのよい小説なら喜んで読むが、この小説は残念ながら三分の二ぐらいのところでギブアップしてしまった。 思うに、キングの小説はどれもホラーというよりファンタジー的要素が多分に含まれていて、そこがひどく鼻につくとわたしにはダメなのだろう。 すごくうまい作家だとは思うのだが、やっぱりキングはわたしにはシンパシーの持てない作家である。 | ||||
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キングの小説が必ずしもハッピーエンドでは無いというのは、基本的に問題はないのだけど、私にとっては読後感が今回は非常に後味の悪いのは確かです。たとえば、「デッドゾーン」「ペットセメタリー」「シャイニング」といった傑作郡の多くがアンハッピーエンドですが、必然性とカタルシスに溢れて完結しています。 悪い方で言うと「クジョー」なんかは恐ろしく後味が悪いですし、また「ローズマダー」なんかはハッピーエンドですがカタルシスがなくてつまらない駄作(個人の感想ですが)。 わたしは単純な人間なので、ヒーローが活躍する勧善懲悪がホントは一番なのですが、キングの作品ではそれが許せるのはやはりカタルシスを感じれるからだと思います。 長々と前段を書きましたが、今回の作品は翻訳では最新に当たりますが、最近のキングはどこか、結論がずれて、カタルシスを感じれなくなっているような気がします。 作家が主人公もちょっと気取り過ぎな気もしますし、キング初のラブストーリーっていううたい文句もあいまって、もの足りませんでした。 無惨に死んだ人間の無念が起こすスーパーナチュラルな復讐潭というコンセプトに目が行き過ぎて、死に対する救いのバランスを欠いているのが失敗の原因では無いかと思います。 前半の死んだ奥さんのナゾの行動を追う部分が面白く飽きさせないだけに、結末の無惨さがナンとも後味の悪さを残します。 | ||||
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