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猫ノ眼時計
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猫ノ眼時計の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「玉響」 美人女医が夜半に主人公を訪ねてくる。 これは社会常識的にありえないだろう、と思いつつ読んでいく。 こんどは昼間、カメラで(なぜライカlllg?)其の美人女医と友人を撮影しようとするが、 目の前に二人が確かにいるのにファインダーには友人の姿はない。 では友人は幽霊か自分にしか見えない幻か、と思えば女医は友人とも話をしている。 終わりまで読めば全てが「なるほど」と納得できる。 其の先は書けないので、わたくしが先日体験したことを短く紹介したい。 美食を私に提供してくれる、俗っぽい坊さんに「この世は現実か、夢か」と聞いてみた。 いいかげんこの世が辛くて嫌になっていたので 「すべては夢だ」と答えて欲しかったのだが、坊さんは 「現実です。わたしも、そのテーブルもすべて現実に存在する物です」と答えた。 私はテーブルの分厚い板に触れて色と感触を確かめながら(そうか、がっかりだな)と 思った。 ところがそれは夢で、坊さんは存在しなかった。ということは私は夢の中の 人物にからかわれていたことになる。 坊さんの高笑いが聞こえてくるようだ。 この坊さんには「俗とは何か」「生まれ変わりはあるか」とも 質問したところ、淀みなく明快に答えが返ってきたのだが それは長くなるので割愛する。 この本の感想としては上記で充分だろう。 感心はするが、他のレビュアーほどには作品にのめり込めなかったので 星三つ。 | ||||
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蘆屋家&ピカルディと比べてパンチが弱いです。猿渡シリーズの何とも言えない幻想怪奇な物語、シュールな笑い、津原さん独自の比喩表現、耽美、時に胸糞悪くなる毒のある文章、豆腐、ゲテモノ食いレポ……そういった魅力的な要素がほとんど無くなっており、当たり障りのない話が延々と続いたなあという感想です。山羊の話がまあまあ面白かったぐらい。毎回オチがあるんだかないんだか、何が言いたいのかよく分からなかったです。文体も以前と比べてスッキリと読みやすくなってはいますが、かえって物足りなさを感じました。新キャラのアイダベルもいまいちキャラが薄いような気がします。蘆屋家とピカルディは何度も読み返すほど大好きだったので、ちょっと期待はずれでした……。 | ||||
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