■スポンサードリンク
ペテロの葬列
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ペテロの葬列の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 21~40 2/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
てんでに展開していたいくつかのエピソードがやがて一つにつながり、それがまた大きく転変する。 柔らかい語り口で、この大きなうねりをあしらって見せるのは、さすがというか、この人ならでは。 大団円を予感しつつ終盤を迎えると、最後に信じられない結末が待っていた。 読み終えて1時間以上経つのだが、未だにショックが続いている。 帯をみてみると、「驚愕のラストへ!」とあった。 本の場合、何人かの作家についてはすべて読むことにしているので、こうした予備知識を持たないまま読むことが多い。 すると、著者の仕掛けた罠に100%はまることになる。 それはそれで堪能できるのだがw 映画の場合も、先日の『鑑定人と顔のない依頼人』では同じようにポスターのキャッチすら知らずに鑑賞し、最後のどんでん返しに完全にはめられてしまった。 それにしても、彼女は『名もなき毒』『誰か』を書いていた時から、こうした展開を考えていたのだろうか。 とにかく凄い作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
杉村三郎シリーズ3作目です(^-^*)/ 今回のテーマは、洗脳・詐欺・マルチ商法でして、それらの恐ろしさが、切実&面白く描かれており、圧巻の見事なクオリティでした! 僕も人生の中で、マルチ商法に嵌まって会社をクビになった・皆から信頼されていた有能な上司と仲良くしてた事があったり、 口先三寸で独身女性の家に転がり込み、女性の両親もすっかり洗脳しては、女性一家が属する地域コミュニティの人たちからも口先三寸で金を騙し取っていた男性と、同じ地域コミュニティに属していたので好意的に接していた事があったり、 成人してから間もない頃に、詐欺電話勧誘が何回かあったので、 犯罪被害としては身近な犯罪だと感じているので、それらの恐ろしさを克明に読者に伝えつつ、面白くまとめた点が誠に素晴らしいと思いました! ただ、仰天のラストに関しては、予兆を感じていて、読みながら『このまま続けているのはまずいんじゃないのかな?』と思っていたので、 仕方ない展開だよな……と感じ、仰天とまでは感じなかった次第です。 このラストからの再生は描かれるのか?が、シリーズの今後への期待ですが、次の4作目と5作目は両方とも短編集なので、再生まで踏み込んだ内容ではないのかな?と思っています。 シリーズ初の短編集を如何に魅せるのか?に、次作は期待しつつ、 今作品は、洗脳・詐欺・マルチ商法の恐ろしさを、切実&面白くまとめた名作で、是非オススメです(^-^*)/ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
杉村三郎シリーズ3作目です(^-^*)/ 今回のテーマは、洗脳・詐欺・マルチ商法でして、それらの恐ろしさが、切実&面白く描かれており、圧巻の見事なクオリティでした! 僕も人生の中で、マルチ商法に嵌まって会社をクビになった・皆から信頼されていた有能な上司と仲良くしてた事があったり、 口先三寸で独身女性の家に転がり込み、女性の両親もすっかり洗脳しては、女性一家が属する地域コミュニティの人たちからも口先三寸で金を騙し取っていた男性と、同じ地域コミュニティに属していたので好意的に接していた事があったり、 成人してから間もない頃に、詐欺電話勧誘が何回かあったので、 犯罪被害としては身近な犯罪だと感じているので、それらの恐ろしさを克明に読者に伝えつつ、面白くまとめた点が誠に素晴らしいと思いました! ただ、仰天のラストに関しては、予兆を感じていて、読みながら『このまま続けているのはまずいんじゃないのかな?』と思っていたので、 仕方ない展開だよな……と感じ、仰天とまでは感じなかった次第です。 このラストからの再生は描かれるのか?が、シリーズの今後への期待ですが、次の4作目と5作目は両方とも短編集なので、再生まで踏み込んだ内容ではないのかな?と思っています。 シリーズ初の短編集を如何に魅せるのか?に、次作は期待しつつ、 今作品は、洗脳・詐欺・マルチ商法の恐ろしさを、切実&面白くまとめた名作で、是非オススメです(^-^*)/ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりの厚さに買ったまま積んどいたが、GW中にチャレンジすることにした。 さすが宮部みゆき、本の厚さで気になったのはサイズだけで、サクサク読ませるところはすごい。 普通の能力しか持たない普通の人が身分不相応の生活を送りながら信じられない騒動に巻き込まれる。 淡々としながらも周りの状況が大きく動いていくところがこのシリーズの面白さなのでしょう。 やはり本作の注目点は事件解決後のラストですね。 実は本作を読む前に順番を間違って「負の方程式」の冒頭を読んでしまい、「え~っ!!なんで?」となっていたので、この結末には心中複雑です。 このシリーズのホンワカした読後感が好きだったのでなんだかモヤモヤしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今作も大変宮部節。杉浦さんが幸せとか不幸せとか、そんな目線ではなく時代時代の現代を切り取って杉浦さんが経験されていく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻で登場人物たちが起こす行動や事件に無理を感じるが、 そこは小説、ストーリーは結末も含めドキドキ感が止まらないまま 読み終わってしまった。 バッドエンド的で読後の事を言われている方も多いですが、次回作で 杉村三郎の元気な姿を拝ませていただきたいと思います。 先ずは「ソロモンの偽証」の6巻に中編小説で書き下ろしが載っている とのこと。「希望荘」からでもよいが、ソロモンから行きますか。 ってことは1巻から5巻はどうしよう・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに食いつきの良いスタートだ。 出だしから大事件に遭遇し、その後のことが全く想像できず、 唯々作者の思惑にはまって行く。 映画やドラマでは一瞬たりとも気が抜けないって感じの 例えば007の出だしのような・・・ そんな心地の良い上巻である。 登場人物は「名もなき毒」「誰か」の続編で基本の背景は変わらないが、 この本を読まれるならば、まずは前作を読まれることをお勧めします。 ほぼ下巻も読み終わりましたがそんな感じです。ハイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作の結末に失望し三部作全て手放した方がまた手元に置くような展開があると、宮部みゆきだからこそ確信している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
気にいる又気に入らないは関係無いです。ただ読みたいと思って購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
杉村三郎シリーズ第三作目、満を持して到達。 傑作です。 前作・前々作に続き、「悪意」「悪意の連鎖」を、現代社会に蔓延るマルチ商法詐欺を通じて描く本書は、亡き祖母が豊田商事に騙された事もあって、琴線に触れました。 金字塔「模倣犯」を彷彿させる、登場人物の背景・心情を緻密に描写する宮部節は健在です。 しかしですね、ラストの杉村家は残念無念、宮部作品読後感ランキングはワースト1位でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューはあまり芳しくないようでしたが、杉村三郎のこれは読んでいなかったので、読んでみました。みなさん言われるようにちょっと長い、冗長な感じはしますが、これは新聞連載なので仕方ないかと。相変わらず、言葉の使い方や文章は秀逸で、長さには関係なく読ませます。また、宮部みゆきの小説では、真っ当な人が出てきますが、作者の定義する「真っ当な人」の基準が、同世代の私にはすごくよくわかり、安心できます。 終盤の展開について、途中伏線はあるもののあまりに唐突、というご意見もあるようですが、人はなんとなく間違える生き物で、そういう意味では小説らしくない展開(笑)ですが、現実にはよく起こりうる、ふわふわ、ふらふらしたもの、が良く書かれているように思います。故に、逆にその理由を登場人物に切々と説明させなくとも良かったのでは、と、個人的には感じますが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄い本を読んでしまったなあ。最後の思わぬ展開に、今、ちょっと鬱状態です。この本、どうレビューしろと言うんだろ? 色んなお話が交錯し、まるでラベルのボレロのように最後の結末へ。最初のバスジャックもショッキングだけれど、最後のオチも、さらにその後の展開も、想像を絶するものでした。 しかし、これは今時珍しい大人の小説ですねえ。20代よりも30代、30代よりも40代・50代の方が、この作品の持つ深みを理解出来るのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
お気に入りの杉村三郎シリーズで図書館では長期に借りれないので探していました。お安く入手でき美品でしたので満足です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『誰か』『名もなき毒』と続けて読んだ流れで読了。トラブルや困り事が何度も近寄ってくる人っているよな、と思いつつ。 無駄に長い、とか冗長すぎる描写、とかの批判もあるとは思うが、上下巻にわけた本作は、分冊箇所も的確である。これは、460頁、600頁であった前2作を大きく超える860頁であるが、分冊のおかげで中だるみも感じなかったため、文庫化の功績といえると思う。 あいもかわらず杉村三郎の人の良さが前面に押し出され、いかなる状況でも第三者的な視点で対応する様は、この人何者か?と思わざるを得ない部分も目立ちはじめるが、著者の卓越した描写によりさほど気にならず読み進めてしまう。 伏線などもきちんと張り巡らせているが、ところどころ『杉村三郎は探偵になりたいのか?』と匂わせすぎているのが邪魔には感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマを見てからの原作でした。いろいろと 考えさせられる内容が、盛りこまれすぎていて お金が絡みながら、正義は、なにか?家族との つながり。友情、夫婦、思いやり、信頼、 杉村三郎の兄貴が登場してからは、普通の家庭が見えてきて、ホッとしたりしました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
芳しくない評価が多数でありながら、宮部ファンの一人として購入。 多くの評価とは異なりますが、この作品は杉村シリーズの転換期であり、だからこそ『レベル7』のようなスピード感と、現実に起きた社会問題を取り入れつつ、敢えて今作に挑んだ、いわば原点回帰と新たなチャレンジのようにおもえます。 何度も読み返すごとに『削るべき場所』は無いのでは?むしろ、そういった芳しくない意見が多数あがることまで計算された作品なのではと感じることもあります。(あくまで個人的に) ラストまで読み終えたときに感じたことは、これまでの作品とは大きく異なる悲しみや、他の作家の方の作品でも似たような、それでいて微妙に異なる喪失感がタイトルにて表現されているのだと痛感し、次のシリーズ作品までも見通した、読者を良くも悪くも裏切るという意図があったのではと思えます。 改めて宮部みゆきの筆力を痛感しました。 どうか、酷評されている方も、繰り返し読んでいただきたく、タイトルの重みを実感されたく思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星1の人のレビューも理解できます でも映画 SEVEN とか そういう後味悪いものとかモヤモヤするものが好きな人にとっては面白いです。読後感最悪ですが。敢えて悲劇を読むタイプにはよいかも。 文章はさすが宮部みゆきです。 ペテロっていうのは、読後感含めた布石だったんだなーと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
落度のない夫が浮気した妻に一方的に離婚されるオチが気に入らない読者が多いのに驚きました 本ちゃんと読んでますか? 私は名もなき毒からペテロの葬列を読んで 誰かを読み始めたところだけど 最初から無理あるでしょこの夫婦 だからってすぐ離婚しないでしょ、子供もいるし このシリーズのどこから入っても離婚するんだろうなって想像出来ない人は本好きじゃないと思う それに身体が弱いって本当に本人にしか分からないし 誰のお荷物にもなりたくないんだよ お気の毒なお嬢様でいたくなかったの菜穂子は 夫にだけは分かって欲しかったんだよ 三郎が悪い訳じゃないのも承知で コンツェルンだの大袈裟じゃなくても夫婦の すれ違いってあるし親を捨てても菜穂子と結婚しようとした三郎が出来過ぎくんだけど だから菜穂子も三郎を自由にさせたかったんだよ 後味悪くなんかないよ 水戸黄門の裁きが見たい人でいっぱいだから 書く方もやる気なくなるよ ちゃんと本読めよ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前にドラマでやっていたので本も欲しかったのですが、文庫本になるまで待って購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くてあっと言う間に読破。先がどうなるのかとドキドキしながら読みました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!