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ペテロの葬列



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ペテロの葬列の評価: 3.29/5点 レビュー 207件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 41~60 3/4ページ
No.29:
(2pt)

複線のラストがそのまま来ないと期待していたのに

何というか。今多菜穂子はこんなにも愚かな女であったのかと思うと全くもってやるせなく。。
体が弱いので父の傘の下で世間知らずに生きてきていたけど、家族を愛する『許せる我儘娘』といった感覚であったのが
結局はただの『自分勝手な我儘性悪娘』でしかなかった。

もっと体が弱くても働いている人もいる。分かっているなら、夫に自由を与える方法は今多の傘から出て互いが我慢する
本当の夫婦になる事だろうが!と怒りの感情が。

杉村がどれだけ大事なものを犠牲にしてきたのか、そうまでして何を求めていたのか。
「開放してあげるけど失ったものは自分で取り戻してね」と言っているかの様な口ぶりや態度は悪女以外の何者でもない。
おそらく自分が娘から離される可能性など想像もしていないであろう。

他の方が書かれていましたが、拘った家をあっさり捨てた価値観の異常さは複線であったと言えなくもありません。
ですが、読んだ後のこの哀しい気持ちは何の為にこの本読んだのかなと考えずにはいられません。
ドラマも結構楽しみに観ていたのに観たくなくなってしまった。どうしよう。

この結末、何の為だったのですかね?探偵物にしたい?
今多会長との接点を無くすのならメリット薄い訳で、そうであるなら一から新たなシリーズ作って欲しかった。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.28:
(1pt)

読後感は、読者ご本人の性質が表れます

ま、予告してたしね。
悪は、伝染するって。
 --
毒に耐性の無い人、優しく弱い人は、近寄らない方が身のため。
ざらっと、斜め読みしましたが、「悪意」がテーマだから、
のめり込んで、特定の人に共感して、真剣に読むと、ダメージを受けます。
普通のいい人が、ささいな事で「悪」に向く事を書きたかったんですね。
 --
この本の読後感は、読者ご本人の性質が表れてしまうのだと思います。
「受付けない」。当然です、毒・悪意ですから。
「読後感が良くない」。爽快感など無いです、劇物ですから。
「すぐ売った、捨てたくなった」。とても、善良な正義感のある方ですね。
分かっていて、仕掛けてくる作者は、まぁ、そういう事の出来る人ですね。
 --
悪を書ける人は、基本的に「悪」に慣れている、「毒」が平気な人ですね。
フィクションと切り分けて、書き続けられて、自分の毎日を維持できる人です。
優しく、基本的に善人で、辛そうな人には、手を貸すような人は、
そういう作品を、長く書き続ける事は、出来ないんですよ。
自分自身が、一番傷つくから。で、この作家は、耐性がある人のようです。
 --
読者に、「嫌だ」「不快だ」「なんだこれは!」「可愛そうだ」「理不尽だ」と、
そう思わせたら、作者の目論見は成功です。
なので、この低評価は、作者としては、満足で、現代日本人が持つ、
優しさ、善良さ、正義感、などの美点と、若干の弱さ、問題意識を持って言うなら、
若年層読者のライトティスト好み、ストレス耐性の弱さを証明したとも言えます。
 --
辛い思いをした人が、報われる話を、多かれ少なかれ、
望む人が多いんですよね。生きることが、辛くしんどいから。
 --
この方は、計画して作品を量産できる人ですね。
ストーリーテラーとしての能力は、認めますが、
文芸作品のカテゴリーには、入れたくないですねぇ。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
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No.27:
(1pt)

こんなことなら1作目で○○してほしかった

すでにいろんな方がレビューしていますので、いまさら私が書くことではないと思いますが、それでもレビューせずにいられないこの作品のラスト。近著がいろいろ受け入れられない中、このシリーズは大好きだったのですが、完全に私の中で終わってしまいました。このシリーズの魅力である、優しくおせっかい焼きな主人公、やっかいな事件に巻き込まれつつ、たくさんの悪意にさらされながらも、彼の周りや家庭は優しく暖かい、ほのぼの癒されるシリーズ、そういうところに魅力を感じていました。同じような理由でファンの方は、3作目には手を出さないでください。私も読みたくなかった、こんな3作目…。最近の宮部さんの話はどれもついていけません。昔は大好きだったのにな…。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
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No.26:
(1pt)

大好きなシリーズだっただけに…ラストの崩壊ぶりに読んだことを後悔

杉村三郎シリーズは、宮部みゆき作品の中で一番大好きで、今回も新刊ヤター!で即買い。なのに。
主人公もその家庭の描写にもとても癒されて、それもこのシリーズが好きな理由でした。基本、主人公の周りは善良な人々で、浮世離れした主人公達の暮らしもちょっとファンタジックで好きだった。だから中盤からの嫌な伏線、気付かないように流していたのに、なんだあのラスト…めちゃショックです。
言いたいことは分かるけど、でも納得できない。お城育ちのお姫様がちょっと火遊びしてみたくなっただけなのに、嫉妬しただの、貴方が可哀想でだの、確かにこういう自分は悪くない言い方で美化する身勝手な女性はよくいるけど、奈緒子さんの口からそういう汚い言い訳は聞きたくなかったな。。。同じ幼い子供がいる母親としても生理的に気持ち悪い。

結局、なんだかんだ言ってもお父様の財産があるから簡単に離婚も出来るわけで…
仮に彼女が世の中に出てみたいと決意して、今多コンツェルンの傘の下から出て1人で子供育てながら働いてみるなら理解出来るけど、身体が弱いからそれは無理、ってデコピン百発くらいお見舞いしてやりたい。桃子ちゃんが大きくなって離婚の原因が結局は母の浮気て聞いたらどんな気持ちになるか、子供にとって母親の浮気って受け入れがたいものだとおもうのだけど。

と実在しない人にここまで真剣に腹を立ててしまうくらいにはこのシリーズが好きでした。涙
もう2度と読みたくないからすぐ売ってしまおうとおもうけど、また新刊出てたら。。。買ってしまうんだろうなあ…。
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No.25:
(1pt)

宮部みゆきさん、もうあなたは終わりです。

運送会社を一代で巨大企業に成長させたオーナー社長にすぎないのに、どうしてか経済界の重鎮という嘉親。
その妾の子なのになぜか親族から受け入れられ、富と立場を自分の権利と勘違いしている菜穂子。
菜穂子と結婚したいがために、駆け落ちする小僧のように親と縁まで切る分別のない児童書編集者の三郎。
これら荒唐無稽の登場人物を使い、小説上起こさざるを得ない事件も当然荒唐無稽となり、全編を通じてあり得ない展開が続く。
結末に至ってはもう苦笑せざるをえない。
作者は自分の作り出した設定に翻弄されて、もはやストーリー作りができていない。
以前はファンだったが、宮部みゆきはもう終わったなというのが正直な感想です。
願わくば、菜穂子と三郎の復縁などというまたも荒唐無稽な続編が出ないことを祈るばかりである。
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No.24:
(2pt)

現実\離れしていて説得力がない

ペテロを例に挙げなくても、人間が犯した罪を悔い改めることは珍しくない。しかし、改心した結果の行動がバスジャックとは・・・。
老人がピストルをもってバスジャックをするというのが現実離れしているが、そういう老人もいると考えても、目的が詐欺商法の加害者を晒すというのはねえ。
悔い改めた人がやることは「警察に自首する」「共犯者を告発する」「被害者に金品を返す」「詐欺被害に遭わないよう訴える」などであって、バスジャックをして注目を集め、加害者のうち数名をさらし者にするというものではないと思う。
犯罪者を糾弾するために、バスジャックという重い犯罪を犯す。こんなことは現実離れしているし、許されることでもない。
作者は、悔い改めた者の行動を描きたいのか、詐欺商法を糾弾したいのかわからないが、いずれにしても、この小説では説得力がない。
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No.23:
(1pt)

少しがっかり

2010年9月12日~13年10月3日の新聞22紙に連載されたものに加筆修正。やや、まとまりにかけるものの、巧妙なストーリー展開には、堪能しました。杉村三郎のプライベートな結末が悲しく、ありふれたことになったのは、残念です。次の新しい展開への布石なんでしょうが、違った流れもあったでしょうに。
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No.22:
(1pt)

愕然として

宮部さんの小説は結構好きで多くを読んできました。
模倣犯、蒲生邸事件、・・また初期の作品も好んで読んできました。
しかし、次第にファンタジーや時代物に走ってからは、少しずつ宮部さんも限界かな、と思って来ました。しかし、期待感はずっと持ってきました。
 今回、この作品を読みました。最後の最後に来て、結末に愕然としてしまいました。600ページを超える大作で、それなりの評価は出来るかと思っていましたが、最後に愕然として、エピローグまででに救いがあるのではないかと期待しましたが、そのまま終わってしまいました。がっかりというか、かなり主人公に感情移入したために、本を閉じたあと、読み終えた本に触るのも汚らわしく思えました。そんな感情を想起させるという点で、ある意味、すごい作家だと思いますが。1週間かけて読み、読み終わりが夜中だったのでしばらくの間、寝付けませんでした。何か宮部さんの悪意を感じました。
 どこかに不満を出さないと自分の中でくすぶってしまいそうなので、申し訳ないと思いながら、この欄を利用させていただきました。

 今後、宮部さんの本は二度と読まないと思います。
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No.21:
(1pt)

物語の見事さが最後の毒で全部消えた作品

宮部みゆきの作品は後味の悪さが必ず読後に来ます。
ですがこれはとびっきりですねぇ。

少なくとも小説として、一気に読ませる作品ではありますし、次々とページを捲る手を止められなかったので面白いのは確かなんですが。
しかし、胸糞悪くなる展開でしたね。

終盤もう一幕あるとしたら、友達の店自体が詐欺のであるとかそっちかなぁと思ってましたし、あの優しい家族が傷つくのは嫌だなとか思いながら読んでましたが、しかしまぁ酷いラストだ。
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No.20:
(1pt)

さようなら、宮部さん

今まで幾多の作品で楽しませていただきました。
しかしこの作品の読後感は全くいただけません。
他の方も書かれていましたが、宮部作品を今後手に取ることはないでしょう。
残りの人生に読める本の数が少なくなるのに、こんなものとつきあっていられません。
大変残念ですが、私はこの辺でお別れします。
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No.19:
(1pt)

ただただ読むのが苦痛・・・

初の宮部作品に期待に胸を膨らませて読み始めたものの・・・

素人ながら、自分でも小説の執筆を嗜む身として、著者の技法に「?」が多く、個人的には反面教師的な作品。
まず、鍵かっこの会話文が、誰による発言なのかが非常に分かりづらく、その度に前後を考えながら読むことを余儀なくされて、集中してスラスラと読むのが困難。

肝心のプロットも、強引な展開が多く、「こんなのでOKなんだ」と素人の私に思わせてしまう
”ページをめくる手が止まらない”という場面が一切なく、ただただ苦痛。
不必要と思われる場面説明や、本筋を忘れてしまいそうな無駄な展開が、いたずらにページ数を稼ぐ。
最後の最後で大どんでん返しは?という期待も虚しく、後味の悪い終わり方。

初めての1冊で、著者への興味が消え去ってしまった。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.18:
(1pt)

今までありがとうございました 注(ネタバレ含む)

宮部みゆきの新作で「誰か」「名もなき毒」に連なる話しが出てたんだと書店に並んでいたのを見て手に取り買いました。
このシリーズとして主人公の杉村さんの事件を解決しながらも自分の事は二の次、三の次で身体が弱いけど気立てがよく杉村が愛しまた愛してくれている奥さん菜穂子、その夫婦から頑張って産まれた元気な娘桃子を大事にしてる話しが好きで・・・本当に好きで・・・・・しかしあんな結末が待ってるとは

宮部みゆきの作品を読んでいると、はまる話しはその主人公の目線で話しが見えてくるので文字を目で追いながらどうなる?どうなっていくんだ!?っと時間を忘れるくらい読みふけってしまいます、今回の「ペテロの葬列」も序盤に杉村さんがバスジャックに巻き込まれ中盤終わりまでにその事件の概要が分かるにつれ、そんな事をしてまでお金持ちになりたいんか?偉くなりたかったんか!?っと同情はできないにせよ何故犯してしまったのかと主要犯行人物達の気持ちが伝わります、また一歩間違えたらやるかやらないかは別として同じような事を考えてしまうかもしれない、少し魔が差すだけの悪意が人を巻き込み、さらに人を不幸にさすんかな?っとさすが宮部みゆきはおもしろいと読みふけっていきました。

しかしラストの40ページほどはなんですか?
最後まで読んでここまで胸糞が悪くなった本はまぁないです(失礼)、読み終えてから「んんっふ~!!」と変な声まで出てしまい、男性ですからかね心の中では「ハァっ~!!!なんでやねん!!」を連発していました。
菜穂子ってたしか身体弱かったでしたよねぇ??けど作中で自分から夫の杉村さんに、しかもお父さん直属の秘書課の部下と浮気して「何度も何度も抱かれました」って疲れてる杉村に言うしやりますか!?アホか?こいつは??
まぁ何時旦那か親父か親父の部下かにばれるかっていうドキドキと営みはさぞスリリングで楽しかったんでしょう??
菜穂子さん・・・・・あなた本当に身体弱いんですか?

一番許されなかったのは今多会長です。最後の方で杉村さんに対して「菜穂子は強くなった。」・・・いやいや身体が弱い女性は浮気したら精神と身体も強なるんかい??
また次に会うときに今みたいなひどい顔していたら許さんぞ的な事をいわれますが、ちょっと待て!!!バスジャックに巻き込まれ、同乗していた上司の園田さんがPTSDで休暇したのでその仕事も兼任、バスジャック事件での警察の事情聴取や他の乗客とのとの交流、バスジャック事件の裏側を調べろとの会長(あんたの!!)の特命、肉親である父親が不治の病との連絡、再度模倣事件勃発、事件解決、元部下の告発からの最愛の妻の浮気・・・(杉村さんが可哀想で書いてて悲しくなりました(T-T))
これだけの事をしてるのに元義父のあんたからは今回はご苦労も、娘が浮気して離婚する事になって申し訳ないとも、このお詫びに対し何をすればいいかともなんにも言いませんでしたね。次会うときにはましな顔してろよと・・・

こんな人の気持ちも分からん人間が会長やってる今多コンツェルンはもう間違いなくブラックです!!(そら色んな事件に巻き込まれるし直属の部下が結婚している会長の娘に手出すわ)
ものの見事なシリーズ設定のちゃぶ台返し!!のぶち壊し!!なんの同情もわきません、ただただ杉村さんが可哀想です。
鈍い男には真意は分からへんねやったら帯留めにでも女性と敏感な男に限るとでも書いといて下さい。
伝染するんじゃなくて混線してるんじゃないですか?

読後にこんな不愉快な気分にさせられた本はいりません、売ってもまた嫌な気持ちになる人がいたら増えたら嫌なのでこのシリーズと他の宮部みゆき著も併せて捨てました。おかげで本棚が少しスッキリです。
16年間今までありがとうございました、二度とあなたの本は買いません。
ここまで長文駄文に付き合って下さった方、申し訳ありません有難う御座いました。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.17:
(1pt)

無理だわ…

とにかく長かった。特に第7章からが辛かった。最後まで読んでも共感できない動機や手法、意外というよりは強引な展開、シリーズ前作への依存度の高さ、そして何よりもこの思わせぶりなだけのタイトル。時間と金のムダだった。これで『ソロモンの偽証』3部作は文庫化まで先送り決定!
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4087715329
No.16:
(2pt)

なんだかよくわからなかった

読み進むうちに疑問に思ってもスルーされてるいろんなことに納得できる描写がでてくるんだろうと思いながら読んでたら残量が少なくなってきてあれって思ってる間に終りまで読んでしまってて、結局それぞれの登場人物の気持ちがどうしてそうなったのかっていうのがどれもよくわからないままにおわった話でした。

でも杉村さんの家族の結末は「名もなき毒」の最後の方でもなんとなく伏線の匂いがしましたから、ここのレビューで大騒ぎになるほどには驚かなかったです。

それよりもそれぞれの登場人物の行動の所以の心情とか状況の描写ががこれだけの長さなのにまだ足りないと思うのは私だけでしょうか?
あっちもこっちもといくつもエピソードを広げすぎてそれぞれの話での人物の行動感情が丁寧に描けてなく、唐突に動きすぎてる印象があります。

あと、語られる人物の比重とストーリーへの関わりとのバランスの悪さも目につきました。
森さんと奥様のエピソードが結構多かったので事件に関わりがあるのかと思えばそうでもなかったり、あれだけ苦労して追求した悪質商法の核心と思われた人物がどんどん枝葉になり、それまでの文章によって向けられた読み手の注視してる方向を急に外されたようで肩すかしを食らいました。

そしてその核心人物の行方がよくわからないまま終わるのかと思ったら最後のほうで、杉村氏が「見当がついてた」って急にきて・・・そこでもう読み続けてきた私の心はドーンと音をたてて折れてしまいました。

起こった事件や出来事とかに対しては「しょうがなかった」「やむにやまれず」「急に態度が変わった」とか「???」そうなった理由を聞きたいってことは全部スルーされてひたすらエピソードとその結果、それをつなぐ簡単な都合のようなものだけさらっとありました。
杉村探偵のシリーズの真骨頂は警察では手の届かない地味で丁寧な事件の掘り起こし、それを通じての人々との優しいやりとりだったんですが、今回は事件は派手だし、杉村さんの動きもなんだか雑だし、今多コンツェルン全然関係ないのに無理やりくっつけるからOB話と編集長が違和感ありまくりだし、義父から脈絡なく特命だし、読後は愚痴ばっかり出てきます。

ちょっと変わった結婚をした優しい視点をもつマスオさんって結構好きな設定だったんですけどね、義父も波平みたいに威厳があって面白いと思えたし。
富豪刑事みたいにギャグではなく、裕福で暖かな家庭をもってるからこそ変にひねることなく、人の痛みに損得なしに真摯に寄り添える繊細な杉村探偵像がお気に入りだったのにな。
この終わり方からいって今後、杉村さんのキャラも激変しそうで残念です。
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4087715329
No.15:
(2pt)

菜穂子には、共感できません

バスジャックから始まる、推理の過程はさすがだな、と思いました。ですが、ほかの方も書かれているように杉村さん、あんまりでしょう。これだけの、理由で過ちをおかす奥さんの気持ちには、共感できません。杉村さん、気の毒。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.14:
(2pt)

う~ん、終盤はいらないんじゃないかなあ。

宮部みゆきさん作とは思えない終盤に、がっかり。
まあ、杉村さんが探偵業に生業を変えたいとしても、あれはないかなあ。

導入から、中盤はおもしろかった。
暮木老人の死に至る選択は少々説明つかないというか、おじいさんその選択は安易すぎるだろうと思った。
もう少し練り上げて、暮木老人に厚みを持たせてくれたらもっとよかった。
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No.13:
(1pt)

内容が薄いのに長編すぎる

バスジャック後の展開も見え見えの流れで
よくま~~ここまで文字を埋められた愚作
バスの中の描写は流石と思って読み進めたが
単調な文字の行列・内容に辟易していたが
辛うじて読み終えた結末が何!どうでもいいわ!
このあと探偵業の続編が出ても読みたくない
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.12:
(1pt)

過去の2部作も読みたくなくなった

「誰か」と「名もなき毒」は1年に1回ぐらいは読み返していました。ストーリーもおもしろかったけれど、
杉村三郎と菜穂子、桃子の家族がよかったから。
ラスト前までは本当によかった。いつもながらたいしたもんだなと思って読んでいました。
いくら次回作の伏線のためだといってもあれはないですね。唖然呆然。
あり得ません。あり得ないから小説なんだろと言われればそれまでだけれど。
読み終わって数時間経ちますが、まだ不愉快。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.11:
(1pt)

レビュー通りでした

読む前に、この本の評価が低い事は知っていました。
宮部みゆきファンの私には、そんな低い評価を信じる事は出来ず、
絶対に面白いはずだと信じて読みました。

最後まで読んで、みなさんが低い評価をするのが理解出来ます。
私もこの終わり方は嫌いです。
残念ながら、この本を人に勧める事は出来ません。
次回作で、主人公の杉村が幸せになれるように期待しています。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329
No.10:
(1pt)

残念。

宮部みゆきさん大好きなんですが、このシリーズの菜穂子は最初から嫌いでした。
主人公の自分に対するペシズムやそこまで我慢している?というところも不思議でしたし、
2作目の丹誠込めた家をぽいっと捨てられる菜穂子が既に何か象徴しているようではありましたね。
愛がないなと申しましょうか。

最後まで嫌な女でしたがこの方が主人公の今後の為によろしいのではないでしょうか?
菜穂子と桃子も決して良い親子関係にならないだろうなと予感させますね。

う〜ん、宮部みゆきさんの本で、これほど読み終わって’ひどい話し’と思ったのは初めてかも。
ペテロの葬列Amazon書評・レビュー:ペテロの葬列より
4087715329

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