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スタンド・アローン
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スタンド・アローンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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新聞が廃刊になったために失業し、友人を助けるために事件の調査をすることになった肉体派の若い女性が主人公となる3作目です。 今回は弁護士の勧めで、本格的に探偵事務所を開いたところ、さっそく二人の依頼人が事務所にやってきました。 二人とも依頼の内容は人探しで、主人公Tessの親戚や友人の情報網を駆使すれば容易に探し当てられそうなのですが、なかなか大した裏があって… 展開は面白いし、無理のないストーリーです。 ただし、この作家の英文は、他の探偵小説に比べ、少し読みにくいように思いました。 | ||||
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単純なように見えて、最後まで、どのように落ち着くかがわからない展開。シリーズの特徴であるボルチモアと言う街の特性、そして人種問題と孤児についての状況を巧みに取り入れている。主人公の性格は好きになれないのだが、シリーズを読み通してみたくなる魅力があった。 同じような私立探偵を長く書いているロバート・パーカーの「スペンサー」や「ランドール」を読んでいたが、本書を読むと、パーカーが色褪せて見える。 | ||||
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このシリーズで6冊読んでいるのですが、これを読んだために、読み続けていると言ってもいい一冊です。 登場人物が悪役含めて魅力的なのはシリーズ通してです。弱いところも嫌なところも併せ持った等身大の人々が出てくるかと思えば、奇異でファンタスティックな人々も登場し、話が動いていきます。テス自身はというと、パーフェクトには程遠く、コンプレックスも抱えているし、格好悪いところやずるいくて弱い面もある。本当は人を頼って得た情報を、さも自分が調べたかのように言って自分を大きく見せようとしたりもする。それでも、譲れないところでは絶対に曲げないし曲がらない。そんな、かっこ悪さを抱えつつも一本芯の通ったテスは、オールマイティーなヒーローヒロインよりも遥かにかっこよく見えます。 そんなテスが追いかける事件ですので、話は二転三転します。依頼人に関しては信じていいのか疑っていいのかもあやふや。でも、たどり着いたラストで、そうだったのか、と納得しました。あの言葉を言う人のような立場で、こんな気持ちになれる人なんて、そうはいない。でも、こんなラストがあってもいいんじゃないかと思います。 好き嫌いはあるでしょうが、誰かの「お気に入りの一冊」になる本だと思います。その誰かがこの本に出会ってくれれば嬉しいです。 | ||||
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