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スミラの雪の感覚



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【この小説が収録されている参考書籍】
スミラの雪の感覚

スミラの雪の感覚の評価: 5.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

読み応えあるわー

主人公の頭の中身が理系なので。
軽い理系好きの人は楽しい。

そのうえ、冒険物語が楽しい。
びっくりの展開もあるし、
ひたすらの氷の描写も美しい。
寒いこの時期に素敵な本だった。
スミラの雪の感覚Amazon書評・レビュー:スミラの雪の感覚より
410532201X
No.2:
(5pt)

これは文学であって、単なる読み物ではない

叙述の精密度が高い。こういうタイトな文章は私の好みだ。記憶やアフォリズムを現時点での情景や心理の描写にはさんでいく。だらしない会話を拒否する。時々詩を挿入する。見事だ。迷宮のような船内の細密描写を辿った結果、私の頭の中に、一隻の船が出来上がってしまったほどだ。ハードボイルドな女主人公が魅力的であるひとつの理由は、彼女が科学技術畑出身であることだ。同じハードボイルドでも、情緒的ではない。ただし、 M=パイ×エルの平方/4×ロウゼロ×Lには笑った。高校生でもわかる式で、今のところ最善の式などではない。
ひとつ問題がある。一人称で書く際に、レティサンス、即ち肝心な出来事を書かずに、データを隠蔽すること、を使っていいか、という問題だ。この作者はこの作品でそれを実行している。独白可能な主人公がこれをやると、主人公は読者を意識していることになってしまう。私が思うには、主人公にはあくまで問題解決型の行動をさせ、何通りかの予測をさせておいてから、種明かしの場面に行きつかせるのがいい。読者に対して秘密は持たない。種明かしの場面では、読者に意外性から来る驚きを与えるよりは、主人公の決断に感心するように読者を仕向けたほうがいいだろう。
スミラの雪の感覚Amazon書評・レビュー:スミラの雪の感覚より
410532201X
No.1:
(5pt)

凄い凄い、もの凄い冒険とミステリ。

雪と氷とグリーンランドにイヌイット、加えて麻薬と人間殺傷能力を持つ寄生虫。その中を不屈の冒険心で突き進むスミラ(37歳・女性)。彼女の母はイヌイット。幼少時代はグリーンランドで暮らした。その彼女の眼には、事故死とされた仲良しの少年の残した足跡が気に入らない。それが発端。 凄い凄い、もの凄い冒険とミステリ。デンマークやグリーンランド周辺が舞台なので、も~一語一語が知らない事だらけ!って感じ!ほんのり専門的な医学やら、地球物理学やらが登場するので(あくまで、ほんのり)理系が苦手な方にはちょっと読み難いかもしれません。しかし、気にならない方へは、めっっちゃお薦めします!!
スミラの雪の感覚Amazon書評・レビュー:スミラの雪の感覚より
410532201X

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