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ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録



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ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録の評価: 2.83/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

全700pのうち、楽しく読めたのは二分の一ぐらい。

前作より時系列は遡り、新二年生になった三人の春季合宿が舞台の本作。
嘘がつけない等の十戒(ルール)に縛られた異常な世界、
鬱墓村での見立て殺人事件に挑む。

謎は非常に緻密で、また幾層にもなっている。
who、why、howの観点で縦横無尽に痕跡を関連付け、さらに各自独立した視点で
紐解いていく真相究明プロセスは面白かった。どんでん返しや意外なオチではなく、
推理プロセスが面白いのは前作同様。
ただ、圧巻のボリュームのうち、異常な世界観の説明とそれと関連するカトリック的な説明に
そのほとんどがさかれていて、物事の展開ペースが遅く、途中だれて読み飛ばしてしまった。
特殊設定に生きる村人、それが成立する背景等、どんなに精緻に描こうとも
絶対にリアルではありえないのだから、リアリティを無視し、そういうものとして扱い、
その分を他のところにまわしてくれたほうが、楽しく読めたと思う。
ぐるりよざ殺人事件  セーラー服と黙示録 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録 (角川文庫)より
4041034949

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