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ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録
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ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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後述する理由でほとんど読めませんでした 買ったことを後悔しています 一昔前の深夜アニメに出てくるような、おかしな設定・口調のキャラクターと、作者が「俺はこんな表現できるんだぞ!どうだ!」と誇示するような大仰なセリフ回し オタクに目覚め始めた中学生男子が、授業中にノートの隅に書き溜めた設定集をそのまま小説にしたかのような…… とにかく恥ずかしく、そして不快で読んでられませんでした | ||||
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ちなみに以前出版されたKADOKAWA”背徳のぐるりよざ セーラー服と黙示録”において、P448、6行目は キ犯人はできない→ハ犯人はできない、に訂正するべき。作者はさすがに天才だろうが、この様なバイタルな部分を校正で見落とすような人物だろうから、あまり読者を喜ばせようということは確信犯で思っていないだろう。北海道大学のミステリー研究会はこの様な巨匠にかみついたのは長期的に見て同研究会の歴史的汚点であろう。 繰り返すが、作者はおそらく天才で、かつ発達障害であることをかなりの高い確率で推測させられる。この作品はかなりの力作であり、名作であり、歴史に残ると思う。 ただし、週刊文春エンタメでこの作品を絶賛した恩田陸のような執筆のプロおよび、古野まほろのファン(おそらく相当の変りもの集団)でなければ最後まで読むことはないだろう(小生はこのような感想を書くくらいなのできちんと最後まで読みました)。 この作品は、作家のオナニー的な作品で、おおよそ読者がついてこなければ、どうぞ、おいていきますよと言うスタンスの自信作であることは間違いない。ただ、欠点を指摘させていただく。 以下、ネタバレ注意 1.有栖川有栖をそこまで持ち上げる必要があるか? 2.いくら至近距離でも活動性の高い女子高生である二人の人物の眉間を弓で打ち抜くのは不可能(一人目が撃ち抜かれたとしても、二人目は絶対逃げて、眉間を撃ち抜かれることは100%ありえない) 3.十戒がミストランスレーションされてマイナーチェンジをしたという発想は天才的であるが、第五戒のみ無視することを許可されたというのはあまりのご都合主義である。 4.アリバイ工作の謎解きがモーターボートと隠しカメラだと?がっかりコンコン。 などなど、ご都合主義の連続は、ウルトラQの始まりのような文章を我慢して読んだ読者の一人としては、非常にがっかりさせられた。 力作ということは認めるし、大衆迎合しない作者のスタンスも理解できるが、決して良いものを読みたいことを希望する読者には勧められないので、星は一つである。 | ||||
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ちなみにP448、6行目は キ犯人はできない→ハ犯人はできない、に訂正するべき。作者はさすがに天才だろうが、この様なバイタルな部分を校正で見落とすような人物だろうから、あまり読者を喜ばせようということは確信犯で思っていないだろう。北海道大学のミステリー研究会はこの様な巨匠にかみついたのは長期的に見て同研究会の歴史的汚点であろう。 繰り返すが、作者はおそらく天才で、かつ発達障害であることをかなりの高い確率で推測させられる。この作品はかなりの力作であり、名作であり、歴史に残ると思う。 ただし、週刊文春エンタメでこの作品を絶賛した恩田陸のような執筆のプロおよび、古野まほろのファン(おそらく相当の変りもの集団)でなければ最後まで読むことはないだろう(小生はこのような感想を書くくらいなのできちんと最後まで読みました)。 この作品は、作家のオナニー的な作品で、おおよそ読者がついてこなければ、どうぞ、おいていきますよと言うスタンスの自信作であることは間違いない。ただ、欠点を指摘させていただく。 以下、ネタバレ注意 1.有栖川有栖をそこまで持ち上げる必要があるか? 2.いくら至近距離でも活動性の高い女子高生である二人の人物の眉間を弓で打ち抜くのは不可能(一人目が撃ち抜かれたとしても、二人目は絶対逃げて、眉間を撃ち抜かれることは100%ありえない) 3.十戒がミストランスレーションされてマイナーチェンジをしたという発想は天才的であるが、第五戒のみ無視することを許可されたというのはあまりのご都合主義である。 4.アリバイ工作の謎解きがモーターボートと隠しカメラだと?がっかりコンコン。 などなど、ご都合主義の連続は、ウルトラQの始まりのような文章を我慢して読んだ読者の一人としては、非常にがっかりさせられた。 力作ということは認めるし、大衆迎合しない作者のスタンスも理解できるが、決して良いものを読みたいことを希望する読者には勧められないので、星は一つである。 | ||||
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読者をバカ呼ばわりする職業作家を養ってやる必要はありません。直ちに絶版にして回収すべきです。 | ||||
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純粋に本の面白さでいえば★2 ここからは余談ですが、著者のTwitterのツイート内容が非常に不快。 アンチにわざわざ対抗し挙句の果てに学歴でマウントを取り北大文系を叩く。 東大のイメージも下がりますし、あなたの本に対する正当な評価もなされなくなるので止めるべきかと。 | ||||
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前作より好きです。この世界設定はあまり見ないので非常に面白いものでした。そうきたかと。 確かに他の方のご指摘どおりパロディ多めでゴシック的雰囲気とバッティングしてるところはあるものの、舞台設定含めて色々なオマージュで構成されているので「うーん、古野まほろだなぁ」という感想でした(そもそも天帝から続く設定がアニメっぽいですし・・・) 校長さまの意向が本当にエグくて普段どんなことを考えてるんだこの作者は、と少しばかり心配になりました。 解決編が長くて、ホワイダニット、ハウダニット、フーダニットをちゃんと説明してくれる点と、世界設定の面白さで星4つです。 | ||||
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登場するキャラクターの個性、三人の探偵がそれぞれの切り口から謎をとく構成、かなり複雑ではあるがクローズドサークルの設定などは非常に面白いと思う。ただしこの作品のいいところはここだけ。 そこに至るまでの導入から幕間劇から本当にひどい。時代設定がされているにも関わらず、モノローグならまだしもその時代に存在しないアニメやゲームのネタを会話のなかにぶちこむ、田舎の運転手や時が止まった村の住人が絶対に言わない/言えない単語やギャグを言わせる、スペイン語の地区名を平然と使っている(変化することが謎をとく鍵になっているにも関わらず!)、同じ単語が数ページに一回以上延々と登場する(あまりにも登場しすぎてうっとおしいし語彙力が乏しく感じる)等々。 仮に歴史小説など時代考証が必要な書籍に慣れ親しんでいる人ならば読むのがかなり辛いと思われる。それぐらい突っ込みどころが多いし中身がない。 さらには知人が殺されようが村がパニックになろうが、軽口ひとつで流れるような心理描写も読んでるこちらが拍子抜けになる。 正直なところこれはミステリ小説でもなんでもなく、やたらと説明文が長い1つのクイズ程度のものである。ヒント部分以外は読み飛ばした方がいい。 | ||||
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前作より時系列は遡り、新二年生になった三人の春季合宿が舞台の本作。 嘘がつけない等の十戒(ルール)に縛られた異常な世界、 鬱墓村での見立て殺人事件に挑む。 謎は非常に緻密で、また幾層にもなっている。 who、why、howの観点で縦横無尽に痕跡を関連付け、さらに各自独立した視点で 紐解いていく真相究明プロセスは面白かった。どんでん返しや意外なオチではなく、 推理プロセスが面白いのは前作同様。 ただ、圧巻のボリュームのうち、異常な世界観の説明とそれと関連するカトリック的な説明に そのほとんどがさかれていて、物事の展開ペースが遅く、途中だれて読み飛ばしてしまった。 特殊設定に生きる村人、それが成立する背景等、どんなに精緻に描こうとも 絶対にリアルではありえないのだから、リアリティを無視し、そういうものとして扱い、 その分を他のところにまわしてくれたほうが、楽しく読めたと思う。 | ||||
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確かに久々のクリーンヒット。 よくもあり得ざる環境ながら、舞台を作り上げ推理ファンをワクワクさせ、謎解きも整然として最後まで楽しく読めました(^o^)。 英語、仏語、伊予弁に始まり、本作ではなんと三河弁、ちょっとだけ鹿児島弁も使われていて、作者の豊富な語学力にさらに圧倒されました。続編楽しみにしてます! | ||||
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前回の天帝は「やどりなれ」、今回は「ぐるりよざ」と、摩訶不思議な言葉に惹かれます。 まほろファンとしては、探偵小説シリーズのあかねに今日子が若干かぶってみえてうれしいかぎり。 みずきのクールさも、茉莉依の〜も個性がでていていいね。 でもカトリックに詳しくない私には、ちょっと読みづらかったのでマイナス1点。 が、今回はエヴァネタが多かったので、違った意味で読んでて笑えました。 「焙煎の尼」が好きな登場人物ですね。 しかし、シリーズ2冊目で時間軸が冬から春に戻ってるので、この本から読んでもいいんではないかと思います。 最後に、 このシリーズの着地点はどこなんだろうと本当に思いますね。 天帝シリーズとツナガッテいくんだろうけど、まほろさんに期待するしかないですね。 | ||||
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こ、これは古野まほろ史上、最高傑作じゃないのか。 と思うくらい完成度が高い。 シリーズ一巻に引き続き、解決編はワイダニット、ハウダニット、フーダニットの三点攻めですが、どこかぎこちなかった前作からグレードアップし、滞りなく解きほぐされていきます。 天帝シリーズで行われていた推理合戦が、探偵たちがそれぞれ別の解を提示するのに対し、今作の方式はそれぞれ別の観点から一つの解に迫ります。 絢爛な天帝シリーズに対してこちらは怜悧。 誤解を怖れずに言うと、推理がごちゃごちゃしてないのです。ぶれないというか。 だからその分ロジックの美しさが際立つ。 とくにフーダニットのアレ(前の方が伏字にしてるので倣います)は白眉。あの命題をそこに落とすのかとただただ嘆息。 「真相」はもちろん、それ以上に「真相に至る論理展開」に驚かされました。 見立て、暗号、連続殺人、閉ざされた寒村など、胸がときめく要素盛り沢山の、弩級ミステリです。 ……だからお値段も、それなり。 | ||||
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ミステリ面の魅力に関しては前作を上回っていると思う。 外枠の物語には滅茶苦茶な側面もあるが、内枠では純粋な論理のみが充ち満ちている。 無茶な物理トリックは使われていない。期待にそぐわぬ傑作だった。 カトリックの十戒に縛られた、村人全員が嘘を吐けない正直族の村という舞台設定。そこで発生した連続見立て殺人。村から脱出するための出入口は存在しない(と、村人は正直にそう言っている)クローズドサークル。 まずこのシチュエーションが素晴らしい。というか、個人的には極めてクリティカルだった。 古くからの因習に支配された閉鎖的な村なんて、今となっては推理小説とエロゲくらいでしか許されないだろう。 現代でこのようなミステリが出版されたこと自体が喜ばしいし、内容もかなり満足できるものだった。 王道と邪道を同時に歩む展開。ワイダニット、ハウダニット、フーダニットを分担して考える設定が最高に生きている三位一体の推理。 特にフーダニット編における○○○の○○○○○○の着地点には痺れた。そして訪れるカタストロフ。まさに著者の本領発揮か。 前作はイマイチだと感じた人も、今作は手を出してみることをお勧めする。 ただこのシリーズ、最終的にはどこに行き着くのかさっぱり予想できないのだが、いったいどういう結末が待っているのだろうか。それに天帝シリーズの続きや相生シリーズの存在も気になるので、著者が精力的に活動し続けていくことを期待している。 | ||||
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