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忍法剣士伝
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忍法剣士伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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忍法剣士伝、というタイトルだが、忍法よりも剣士のほうに重きが置かれた小説だ。 とある液体を浴びせられた女人は男どもを惹き寄せるが、十歩圏内に入るとほへほへになるという、恐るべき(!)忍術。 Wikipediaにも載る剣豪たちが忍術にかけられて姫に魅入られる。 そして、(ほへほへになるのだから放っておけばいいような気もするが)その姫を忍者修行をした若侍が四苦八苦して守る。 こう書くとアホらしい話のようだが(荒唐無稽という意味ではそうなんだが)、窮地に追い込まれる→乗り越えるの連続はページを繰る手を止めないし、剣豪たちの戦いぶり(潰し合い)はチャンバラ活劇が目に浮かぶ読み応えがある。 風太郎にハズレなし。 | ||||
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チャンバラ和風ファンタジーです 登場人物は歴史上の剣豪がたくさん出てきますが、実際の活躍年代を考えると やはりファンタジーなんだよなと思います ストーリーは王道で、お姫様を守る騎士様(剣士様)の冒険譚です すっきりしたハッピーエンドかどうかは読む人で別れそうですが 冒険活劇譚としては秀作だと思います あと男子中学生にはなかなかに刺激的かもしれません | ||||
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山田風太郎ファンで未読の方、ぜひこちらもお読みください。山風ワールド全開です! | ||||
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久しぶりに読みましたが、かなり上質の娯楽作品。 忍者物が好きで、チャンバラも好きなら他に類を観ない。 映画化されていないのが不思議な長編。 一生でもう一度位は読みたいな。 | ||||
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山田先生の忍法帖の中でも一際下品な剣豪小説のパロディものだが、流石に読む者を笑わせてくれる。 長編としての骨格は弱く、お姫様を若い忍者が剣豪達から守るというありきたりなもの。しかし、そのお姫様は謎の液体を掛けられエロスのシンボルとなっており、それに惹かれて宮本無二斉、鐘巻自斉といった有名な剣豪達が集まってくる。彼等は姫を奪うため殺し合ったりするのだが、やっと姫を自分のモノにしようとする時、姫のエロスの魔力で「うっと呻いて放出」してしまうのだ。高名な剣豪がこの繰り返しギャグを行なうので、読む方は笑うしかない。 剣豪を集める趣向は「魔界転生」と似ているが、本作の狙いはそれに比べると卑近なもので、剣豪達を道化役にして性的な哄笑を誘おうとしたものと思われる。それにしても、山田先生は良く突飛な事を思いつくと感心する。無条件に楽しめる痛快娯楽小説。 | ||||
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風太郎忍法帖の中では異色の作品で好みが別れるかもしれない。主人公の京馬とその兄弟子で最大の悪役となる七郎太はれっきとした伊賀忍者なのだが、戦いを繰り広げるのは信長時代の剣士たちだ。 例によって実にくだらない理由でこれらの大剣士たちが戦うことになるのだが、他作品の忍者同士の対決とは違った緊張感があり楽しめる。各剣士の背景についての詳細な説明も興を盛り上げるし、場面設定や組み合わせも巧みに計算されている。ただそれぞれがあまりにビッグネームなので展開に制約があり(つまり、うかつに優劣をつけるのもはばかられるし、史実に露骨に反することは書けないということ)、それがある種の煮えきらなさを残しているのも確かだ。とはいえ、序盤からどんどん物語の中に読者を引き込み予想できない方向に話が進んでゆく作風はさすがだ。最後には明智光秀も登場し、本能寺の変への伏線が張られる。 | ||||
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室町~戦国期に実在した名だたる剣法、武術の開祖たちが一対一で順番に戦う本作は、一見「魔界転生」に設定が似ているが、ことごとくまともな勝負がつかない。というより、こんなへたれ忍法で達人が次々やられてしまっていいものか、真面目な剣術研究家なら頭に来そうな作品。ラストの強引な落ち(登場人物と忍法の効果が明らかになった時点で誰でも予測可能)もあまりに馬鹿馬鹿しいので笑ってしまう。風太郎忍法帖の駄作に外れなし。 | ||||
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