■スポンサードリンク
県庁おもてなし課
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
県庁おもてなし課の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 101~120 6/7ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| まずは公務員たちに対する描写について。身内に『高知県の公務員』が二人ほど居ますが、私が貸して読んだ後に「公務員的にはどうなが?」 と訊くとこんな答えが。「こんばぁ(小説内での公務員こき下ろし)でほたえるも何も無いわ、実際外から見たらこう見える仕事しゆうがやきね。それも観光の話を書いちゅうがやき、外から見た姿書かんでどうするがよ。しかも作家のおばちゃんが小説って言うて出すがやき、そらぁ有ること無いこと、役所のおいちゃんがよう言われんことも言うわや!小説なんぞで褒められたいがやったら公務員辞めるんが一番早いわ。公務員は公僕って忘れちゅうがやろ。」とのこと…何故か公務員が公務員に怒ってます(笑)まあ、公務員の仕事も知らない元主婦が生意気に!と目くじら立てているレビューもありますが、あくまで小説のお話として読むべきだということです。この小説を読んで、やっぱり公務員って…と言うのも現場とはズレていることをお忘れなく。内容に関しては、有川さんの看板とも言うべきベタ甘恋愛×2ペアが入っております。全体としてはサラリと読めて、ニヤニヤできて、ちょっと考えさせられるところもあるかなっていう纏まりの良さはあります。裏を返せばお堅い話にも恋愛小説にもなりきれない本、という印象にもなります。観光や地元(高知に限らず)の良さにちょっとした意識を持ってみる、見つめてみるきっかけや窓口になる本と思って読んでみるのをオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 知り合いの公務員達が本書を扱き下ろしているので読んでみた。 公務員が怒るのも無理はない。 小説(作り話)と事実の線引を曖昧にしておいて、公務員の愚かさを罵るような表現が目立つ。 公務員が愚かな事実は確かにあるが、著書の表現は軽蔑に満ちていて、公務員と読者をも不快にさせる。 巻末の鼎談で、著者が「私は読者目線で書いた」と自慢してるが、すごい勘違い! ストーリーの構成力は非常に高い。さすが売れっ子作家! だから、水が流れる如く自然に読める。その結果、多くの読者は 「公務員の愚かさ」を疑いもせず自然に納得してしまう。 卑怯な方法だ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 有川さん自身が高知県の観光特使を引き受けたことから生まれた小説です。 高知県庁に「おもてなし課」は実在しますが、いわゆるお役所体質が抜け切らず、なんともグダグダな感じ・・・そんな実話に基づく話になっています。 若手職員の掛水の成長を描きながら、有川さん得意のベタ甘恋愛小説路線も踏襲しています。 登場人物がかっこいいけれど、完璧すぎずに弱点を持っているところも有川作品らしい。 そして、観光特使としての役割を果たすべく、高知県の魅力も十分のアピールしているところが流石です。 読後感が、とても爽やかです。 元気になります。 高知県に行ってみたくなります。 巻末の対談(おもてなし課の方と有川さんの対談)も、ストーリーとリンクしていて面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 高知県に行ったことのない私は、確かに同県に対しては、桂浜の竜馬像くらいしか印象がなかったが、一度くらいは訪れてみたい気持ちになった。また、私自身は東京出身だが、地方分権、地方経済活性化大いに賛成と日頃思っているので読んでいて大変好感が持てた。 典型的なお役所マンである掛水が、おもてなし科での仕事を通じた清遠や吉門との出会いによって成長していく過程が予定調和的な展開ながら楽しい。また、多紀との恋愛や吉門の家庭問題も分かりやすい流れだが、そのために却って安心して読める話になっていたのだと思う。 読了後、ついついおもてなし科のHPにアクセスしてみた。トイレマップあり、誘導標識整備のための書き込みもあり、実際におもてなし科に行くと掛水や多紀に逢えるような気分になった(HP自体はもう少し、洗練された内容にしてはどうかと思うが)。 この小説のように各地方行政が少しずつでも変わっていけたら、日本全体が大きく変わっていけるだろうな。また、国政にしても、自国の強みをうまく打ち出せていければいいのに、と素直に思った一冊である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私は行政出身で、この物語は身につまされ、膝を叩きっぱなしでした。 たしかに甘い物語ですが、その甘さに包まれたメッセージを読めないようでは、行政マンに限らず起業を志す人は失格でしょう。 このくらいの発想なら行政マンにもあると考えるなら、現在の地方行政の荒廃にどう答えられるでしょうか。 作者の出身地高知に対する暖かく鋭い目には、嫉妬さえ覚えます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 岩手日報連載時から楽しく読んでいた。単行本になってみたら、連載時は「都佐」だった県名も高知になり、数々のエピソードが実話に基づいていることが判明。実在のおもてなし課の人々との対談まであって、楽しい。 この本を「公務員批判」の観点から論評する方が多いが、この本は、それが書きたいのではないと思う。「観光」は人がその地を訪れることによって、食べ、買い、楽しんで農業・水産業・加工業・物販・サービスなど極めて裾野の広い産業に効果が波及する分野。 その振興は、官・民・NPOなどが思いを一つにして取り組まなければならないが、「観光」が目に見えないだけに「連携」し「価値観を共有」することは本当に難しい。その難しさ、もどかしさは本当によく書けていると思う。 この分野の「導入書」「教科書」となり得る一冊。ぜひ観光に少しでも関わりのある人は手にしてほしい。 巻末に、本作が連載になった各県の観光振興担当部署のPR合戦が載っているが、負けてるぞ、我が岩手。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 竜馬ブームもあって、昨今高知を訪れる人も多くなった中 こんな窓口があったら便利だろうしガイドとは 又違ったサービスを受けられて大事なポイントを 楽しめそうで高知のほうへほんわかした旅をしているように 感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 楽しく読めました。高知県には行ったことがないですが、行きたいと思わせる本です。 地方を元気づけて行くには、多方面から魅力をアピールする必要がありますね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私もかつてお役所で働いた経験があるので割と納得しながら 読みました。 この本は体裁は小説ですが、恋愛話がなければわかりやすい マーケティングの本です。行政が今、観光産業を振興するため にはどうすればよいか、かなりわかりやすく書かれています。 有川さんは学生の頃、経営学やマーケティングを専攻していた のかと思うほど初心者にはわかりやすい本でビジネス書として もオススメできる本です。 ただ、個人的には高知弁がわかりにくく解読するのに時間が 掛かってイライラしました。男女のムダな絡みも多く、展開が 遅くて、それがウザいと感じました。 それさえなければ''もしドラにも負けないビジネス書だと思い ます。映画化しても面白い作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 高知県庁観光部に「おもてなし課」が誕生した。彼らは独創性と積極性を期待されたが、ルール内で しか行動したことがないのでとまどうばかり。若手の掛水は、県出身の作家吉門喬介に観光特使を 依頼する。だが、吉門はダメ出しばかり。「いったいどうすればいいんだ!」ここから「おもてなし課」の 奮闘が始まった。 「お役所仕事」どうして何かをやろうとするときにはいつもそうなってしまうのか?規則や手続きに しばられているうちに、彼らは民間感覚を完全に忘れてしまっている。「誰のための観光か?」 それすらも見えない。そんな「おもてなし課」に活を入れる吉門。吉門と「おもてなし課」の間に 挟まれ苦悩する掛水。立場や意見の違いを乗り越えたとき、ふたりは最強のコンビとなる。役所と いう枠の中で、最大限何ができるのかが見えたとき、高知は未来に向かって大きく動き出す。 個性豊かな登場人物たちが作品の中でいきいきと動き回り、読んでいて楽しかった。作者の高知 への愛にあふれた、さわやかな感動が残る作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| お役所感覚から民間感覚へと人との出会いによって変わっていく主人公。 恋愛模様もさわやかでピュアな感じで私は好きでした。 高知県の長閑な風景も頭に浮かんで読んでいてほのぼのできました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| どこにでもある冴えなく活気のない職場を、 県庁観光部を題材に成長していく様を見せるこの物語は、 いつぞやの「王様のレストラン」を思い出させる作品だった。 職場が成長するには、主人公の一人“掛水”の成長が気持ちよい。 少し引いてサポート役に回る“多紀”。 教育役の清遠、吉門。これにスパイスを効かせる佐和。 これらの甘酸っぱい人間模様も飽きさせない。 自分達の職場にも気がつかない“光”があるかもしれない。 これからの仕事にヒントをもらえた作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 有川さんの文章力や構成力にはいつも感心しており、今回の作品も読みやすく、よくまとまっていたと思います。今回は「県庁」という、あまり題材にはなりづらい所や、有川さんの故郷をテーマとしている点に惹かれて購入しました。 全体的には、いつもの有川節で軽快に読めるものの、人間描写や公務員の問題点への掘り下げ方が浅く、観光問題にも正面から取り組んだか疑問に思えます。まるで、学生のレポートに有川さんの恋愛小説を合体させたかのような中途半端な印象を受けました。後の対談で「高知の観光大使として一番貢献できることが小説を書くこと」と語られていますが、やや「企画モノ」感は否めませんでした。しかし、この小説を読んで高知の宣伝になったかは疑問に思います。私もよく高知を訪れますが、日曜市や馬路村などの光景が小説からはほとんど伝わってこないのです。他の方もコメントされておられますが、有川さんの公務員に対する悪いイメージばかりが強く反映されすぎた結果、掘り下げるべき公務員や観光問題点、人間描写があまり語られていないのが残念でした。 ただ、リズムやスピード感はよく、特に父親の世迷い言?である「パンダ誘致論」が上手く取り込んでいるところは流石だと思いました。「story seller3」の短編のように、おちゃらけた作品にしても面白かったのではと思います。 「恋愛小説」のみを期待する人にはオススメ出来ますが、公務員問題や観光問題などにも期待する方にはオススメ出来ない作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小説でありながら地方の観光事業のテキストのような本作は面白いだけでなく興味深い。 観光に限らず顧客視点とはなにかと考えるにも良い題材かもしれない。 有川浩ファンに限らずオススメできる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「地域活性化モノって、誰でも共感できる鉄板テーマだよなぁ」 などと意地悪なことを考えつつ、しっかり楽しませてもらいました。 いい作品です。 舞台は高知。 基本的に実在の地名とかが出てくるから、妙にリアリティがあります。 地方の役所の閉塞感、みたいなものもまたリアル。 主人公の掛水くんとヒロインの多紀ちゃんは、ちと「いい人」っぽすぎる気もするけれど、やっぱり等身大な感じで共感が持てる。 全体的に、背伸びをせずに入り込める、そんな作品でした。 ちょっとクセのある作家、吉門について好き嫌いが分かれるかもしれませんが、終わってみたら彼もいい奴、ってことで。 ところでこの人、役割的に作者の分身って感じですが、作者もこんな人なんでしょうか(笑)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 有川さん作品としては万民向け。高知の実在するおもてなし課が舞台です。小説よりぷちビジネス書みたいな感もあったりします。特に民間とお役所の温度差はウンウン思う。 また発想の仕方など小説としてもビジネスにしても役立ちます。 個人的には明神さんみたいな人が事務所に欲しい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 有川先生、図書館戦争の頃から好きなので新刊が出ると必ず発売日に買っています。 この県庁おもてなし課も面白かったです。 が、そろそろ傷気味。 特別かっこいい訳ではないけれど、どこか男気があって素敵な男性と、 これまた特別かわいい訳ではないけれど、魅力的な女性。 お互いにちょっとずつ惹かれあって最後は丸くハッピーエンド。 最近というか、いつもコレですよね。 ただそれでもさくっと読みたい時には展開に安心出来るのでストレス発散に読むのに適しています。 最近過剰な信者に悩まされ気味な有川先生ですが、 昔からのファンのためにもまた新しい土壌を切り開いて行って欲しいと思います。 この本の印税は被災地に寄付なさるそうですので、 図書館で借りずに、是非本屋さんでハードカバーで買いましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 公務員批判の時代だからこそ売れるのだなと思いました。 掛水の成長や、吉門らとの信頼関係の構築、掛水や多紀の恋愛は、人間的な心の交流・成長・歩み寄りが含まれていて面白かったです。 ただ、なんか心に引っかかる。なんか、後味が悪い。ああ楽しかったというような前向きな気分になって読み終わることができない。 それは巻末の対談を読んだとき、「ああ、もしかしてこのせいかな」と思いあたりました。 一見ハッピーエンドに見せつつも、これは有川浩さんからの著書を使った公務員批判だったのだと気付きました。 有川さん自身は、歩み寄る姿勢を見せているふりをしながら、実は高知県をアピールできればよくて、内心からは県庁に歩み寄っていない。 そのことが作品に滲み出ていたから、読み終わった後、嫌ーな感じがしたのだと思いました。 作中の登場人物のようには、県庁を心からは認めてあげられなかった。実際の人間とはそういう小さい生き物ですよね。 本の帯に15万部突破と書いてあったので、話題を読んだ作品なのだと思います。 でも、後味が悪いです。 例えば、ブッシュがイラク戦争をブラックジョークにしたときに笑った人のような、後味の悪さだったと思います。 公務員批判・お役所批判の立場に立つことに疑問を持たない人にであれば、おすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| タイトルに魅かれて購入。 高知県庁に実在するおもてなし課をモデルに書かれた小説ですが、単なる小説と侮るなかれ。 考え方のヒントは満載です。著者の故郷への強い思いが感じられました。 特に地方で街づくりに携わる人には必ず読んでほしい一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 公務員の仕事を知らない人が書くとこうなるのだな。と思った。 結局、公務員を批判しておけば売れる。そう思ってるのだなと感じた。 “悲しいまでに「公務員」なのだ”というような、公務員をなめているとしか思えない表現を見て、やっぱりな、と思った。 公務員として働いたことのない人が(アルバイトは含まない。アルバイトで任される仕事は公務員の仕事のすべてではないから)、公務員の仕事の本当の姿を知りもしないで、勝手なイメージできめつけて無責任に描くことがどれほど罪なことか、もっと筆者には自覚を持ってほしい。この作家の作品は、文章は洗練されていないけれどけっこう熱意があふれてて好きだった。でも、なんだかこのごろ、「熱意」と言うよりヒステリックにわめいてるように思えてしまうのは気のせいか? だから読んでいて疲れるし、何様?といいたくなるような表現も目につくし、文章の「幼さ」がよけいに鼻につく。 気に入らなければ、読まなければいいだけの話だから、もう読むまいと思うが、好きな作家さんだったので、残念でならない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





