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県庁おもてなし課
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県庁おもてなし課の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 81~100 5/7ページ
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県庁を舞台に、県建て直しに邁進する人々、そして主人公の成長と ちょっとだけ恋愛の物語。 間に県庁の事情や、ご意見版からのアイデアなどがはさまれ、 読み方によってはストーリー仕立てのビジネス書のような感じも しました。 役所の内情が少しステレオタイプな気もしましたが、実態もこんな 感じなのでしょうか。少し気になります。 結末は予定調和と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、 悪人が出てこず、温かい気持ちで読み終われるのが有川小説の よいところと思いますので、個人的にはこれでよし、です。 | ||||
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有川さん好きの私ですが、最初の2ページを読む度になんとなく手を出せずにいた作品でした。 面白くないとかいうのではなく、単純に私の好みの問題かと思うのですが・・・読み進めていくと、いつも通りするりと読めます。 男女間の距離の縮んでいく様の描き方がいつも通りとっても可愛らしい♪♪ 帯にもありますが内容は単純にいえば、高知県の県庁の職員が観光PRに悪戦苦闘するお話です。 読んだら、間違いなく皆様高知に行きたくなること請け合いの魅力に溢れた内容は、47都道府県分あればいいのになあ、と思わせてくれます(^^) 行政といいますか、公務員を描いた話としては愛情の中にかなりの辛辣さを含んでいます。読中、「やっぱお役所仕事だよ」と正直何度も思います。それでも、その体制に疑問を感じ主人公を中心に変わっていく様を見ている内に、そういう一言では片付けられないものも様々みえてきます。 有川さんの筆力はもちろんですが、これを書いてくださいとゴーサインを出した高知のおもてなし課の方あっての作品は、一読の価値ありです★ | ||||
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いい本です さらっと読めてまた仕事にあつい気持ちになれます! この方の他の本も読んでみたいと思いました ぜひ一度てにとってください! | ||||
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ハードカバーで買ってしまったことを激しく後悔。 もっと言えばそもそも読んだことを後悔。 中学生レベルの恋愛描写がまずいただけません。 リアリティが全く感じられなくて白ける。 いや、それでも実際中学生が主人公ならまだ楽しめますが。 いい歳の大人が…何のファンタジー??と思ってしまいます。 まだあまり語彙が豊富でない歳の女の子ならともかく、いみじくもプロの作家が何でもかんでも『カワイイ』で表現するのは如何なものでしょう。 あとは、本書の主題となっている地域振興の事例。 まあ専門書じゃないんでやたら小難しいことを書けとは言いません。 にしても、この程度なら大学生がレポート書くのに図書館行って調べれば分かる範囲です。 卒論なら、もっと深く掘り下げるでしょう。 古くはバブルの頃の一村一品運動から、地域振興シンポジウムなんかでは言い尽くされた内容ばかり。 しかもそれが取ってつけた風に羅列されてる感じがどうしても拭えない。 作者の中でも集めた情報が消化し切れてない、という印象です。 そこが学生さんのレポートレベル、と感じた理由です。 正直、地域振興という地味な素材をどう料理するのか…という点に期待して読んでいたので、散々大風呂敷広げた末に『住民が気付かないところに地域の魅力が隠れている』とか『トイレはきれいじゃなきゃ』とか…もうがっくりです。 その割に作者の分身とも言える作家先生のキャラクターがやたら高慢。 序盤はともかく、物語の薄っぺらさに気付いた頃から、次第に不快さも増してきました。 説教ありきのヒステリックな発言と人物像を『カワイイ』連呼で中和しようとするのはどうかと。 まあ、娯楽小説だからそれでもいい…んですかね? | ||||
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高知県に実在する「おもてなし課」を題材にしたフィクション。 といいながら、実際に有川さんも観光大使の依頼を受けたのが小説のキッカケ。 今回は県のお役所意識や観光行政の難しさなど、 フィクションでありながら普遍的な問題を取り上げていて勉強になる。 しかしいつものようにさわやかなカップルが主人公。 なんともうらやましい感じでR。 おまけに高知県の隠れた観光スポットの魅力に思わず引き込まれる。 おもてなし課の企画など一緒にわくわくしてしまうのは私だけではないはず。 まんまと有川さんの高知県観光宣伝にはまってしまいました。 | ||||
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高知県出身の有川浩が故郷の県庁の「おもてなし課」を題材にして書いた地方応援小説。「県庁おもてなし課」は現実にあるそうで、題材にしているとのこと。世の中、いろんな役所の組織があるもんだ。 ストーリーとしては、その県庁おもてなし課の面々が、高知県の観光開発のために苦闘するというもんなんだけど、そこはさすがに有川浩、ちゃんとラブコメっぽいところもあって、ファンとしては安心して読める作品に仕上がっている。それに高知の名産や名所も随所に盛り込まれていて、かなりの宣伝になってる。 ただ、地方公務員、役所の組織への偏見がすごい。まぁ、ストーリーの都合上、仕方がないのかもしれないけど、ダメダメ公務員たちを民間の作家や観光コンサルタントが、教育により成長させ、成功に導いていくってのはどうなんだろう?ストーリーを面白おかしくするのはいいけど、本当に高知県庁ってあんな感じなのかなぁ。 巻末には、雑誌「野性時代」に掲載されていた有川浩と本当の県庁おもてなし課の職員との対談が収録されているが、これを読む限り、そんなに「デキない」感じはしないんだけど...それにしても県庁おもてなし課の職員の吉本さんって素敵な人だ。 | ||||
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高知県の県庁職員が 「おもてなし課」を立ち上げて まちおこしに奮闘する話しです。 この本まるごと高知の「宣伝」というわけです。 高知県の魅力が伝わりました。 と書いて終わらせたいワケですが 低い評価にした理由も説明させて下さい。 他のレビューアーさんも指摘されてますが この本の県庁職員…公務員の批判、大変気になりました。 「無能、世間知らず、頭がかたい」 こんな書き方が所々に散りばめられ 嫌になりました。 実は私、民間企業で働いたこともあり、 役所の非常勤職員として働いたこともあります。 この本を読んで、公務員は全員ダメと思われたら 不本意です。不愉快です。 それに民間企業の人間が良いか? と言われたら違うと答えます。 職業で人柄を決め付けないで、と言いたくなる一冊です。 有川先生の「図書館戦争」シリーズと「レインツリーの国」は大好きだし、楽しんで読みました。 ただこの一冊でイメージダウンしました。 私は批判を全部消して もっと自然の描写、食べ物、 観光スポットの紹介してほしかったな。 とにかく公務員が大嫌いな人は楽しめますよ。 | ||||
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「おもてなし課」という実在する県庁の職場を 題材にしたアイディアが秀逸だと思いました。 高知出身である作者の高知への愛がつまった作品です。 幕末の志士に興味があり、桂浜の「龍馬記念館」や、 武市半平太の生家に行ったことがありますが、 高知の魅力は、それだけではないということがよく分かりました。 青い海と、でもやっぱり「鰹のたたき」が頭に浮かぶ とても楽しい物語でした。 | ||||
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フィクションとノンフィクションを自然なタッチでからませており、違和感なく感情移入できた作品。 | ||||
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有川浩の作品を初めて読む人にはお勧めしません。 最初の印象が 悪いと、同じ著者の他の作品も読む気がしなくなりますよね。 この作品は小説というより、高知県の宣伝を“かなり無理・意識して” 小説化しようとした下手な“ガイドブック”のようでした。 おもてなし課の枠組みというか、高知県の宣伝を最優先するあまり、 有川浩さんの才能が自由に生かされていないと思いました。 結果的に “小説”を楽しく読むことが目的の読者は二の次にされた感じがします。 あと、もう一つ鬱陶しく感じたのは、カタカナ和製英語の使い過ぎ。 日本の作家なんだから、日本語をしっかり操って欲しい。 *** 初めて読むなら、阪急電車、フリーター家を買う、三匹のおっさんを お勧めします。 こっちは読者のためだけに書かれた楽しい本です。 *** | ||||
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まず、カバーイラストにひかれて手にとりました。 イラストの色使いがとてもきれいです。 主人公は県庁に勤める若手。 観光のために作られた「おもてなし課」は「公務員の集団」でしかなかったところを主人公が周りに人物によってどんどん輝いていくストーリーです。もちろん恋愛ネタも盛り込まれています。 タイプの違うふた組の恋の行方は目が離せません。 観光というテーマでしっかりとシナリオも練りこまれており、大変勉強になります。 「おもてなしマインド」という言葉はまさに言葉通り、一人ひとりが、よそから訪れた人に気をかけてあげる、おもてなしの心を持つということで、とても大事なことだと思います。 まちづくりに関心がある人、役場の人はぜひ読んでもらいたい作品だと思います。 おススメです。 | ||||
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某県の県庁職員になって10か月、この本に出会えてよかった。 この人まで公務員を叩くのか?と思った読み始めだったけど、 厳しい声を掛けつつも応援してくれてた。 まだ入って日は浅いですが、県のためにもっと頑張ってこうと 元気をもらった一冊でした。有難う。 ※ レビューを見てて思うけど、この内容を見て 「これだから公務員は、これ読んで勉強しろ」という反応も 「公務員を叩いて売りたいんでしょ、何も知らないくせに」という 反応もどうかなーと思ってしまう。 本書内にもある通り行政には限界もあるし、その中で必死に 頑張って成果を出してる優秀な職員もいる。 かといって、それはないだろー、って仕事を目にすることもある。 取材するにも限界があるし、今の風潮を考えればかなり バランスよく描かれてると思うんだけどな。 ちょっと誇張もあるだろうけど、こんな仕事はしちゃ駄目だなーと自戒しつつ、 実例を参考にした内容から仕事の仕方やアイデアのヒントをもらいつつ、 繰り広げられるラブコメにニヤニヤすればいいんだと思うんだけど。 どうしてそんなに頑ななのさ? | ||||
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基本的にはネタバレなので注意を。僕自身は、有川浩さんの作品を読むのははじめてでかなり驚かされました。個人的には、良い点はほぼ無く悪い点ばかりでした。一点目は公務員をただバカにしてるだけの所です。たしかに近年ニュースなどで、行政のお役所仕事は問題視されてはいるものの、この作品に出てくるただまぬけで常識もない無気力な人間として書かれています。一応県庁勤めなんだから、大卒だし何らかの試験を受けて受かった大人なのに、高校生レベルの行動力しかない所にリアリティがない。最後には成長をみせたが、マイナスからプラマイゼロになっただけで有川浩さんの公務員に対する悪意ともとれる批判しか残らない。 二点目は、この作品が恋愛小説として推されているのかどうかはわからないが、そうだとしたらとても疑問に思える。主人公とヒロインは作中なんか気づいたらいい感じの関係になってるし、しかもそのふたりのいちゃつくやり取りがかなり気持ち悪い。ヒロインのかわいい?仕草に急に主人公がかわいいと述べる所はある種鳥肌もの。けしてドロドロした恋愛模様がみたいといってる訳ではないが、最初のほうでこの二人はくっつくんだろうなと思ったらやっぱりそうなるドキドキ感なし。この点はかなり現実的。しかし、そんな普通のことをわざわざ小説に書くことか?とすごくつまらなかった。紙の無駄。 ・以前兄妹関係にあった吉門と佐和がなんの説明無く恋愛関係になる所。作者の人間味のなさが露呈。 ・吉門の母をただ悪者として登場させる。他者を疎外してる。 ・高知弁?がストレス。イントネーションがわからない。冒頭からなんの説明無く急にくる。読者への配慮が欠如。 ・吉門が万能。ビジネスの全て知り尽くしている。何様?感がすごいかんじる。と言うかこんな奴いる? ・高知をよく取材してるのはわかる。読んでて高知の良さは伝わらない。 ・同じ説明を何回もいう。ヘタ。 とにかく様々な所で説明不足。このレビューも途中でめんどくさくなって説明不足なのですが。。。 こんな小説を読んだことは人生の汚点。そのぐらいつまんなかったです。 個人的意見にはすぎないのですが。 | ||||
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「阪急電車」で有川さんの才能にかつ目して、「ストーリー・セラー」「おもてなし課」と読み進めてきましたが、いまは「有川さんは長編には向いていない」と感じています。その理由は、1番目にストーリーが読めてしまうこと、2番目には人物の造形が浅いことにあります。要するに「軽い」のです。 4分の1くらい読んだところで結末が予想でき、読み終わるとその通りになっていて驚きました。ストーリーを構成する主軸は、若手県職員の成長と2組の恋の行方の2つです。この2つの軸が絡み合って古い体質の県庁の「おもてなし課」を舞台に展開するわけですが、ストーリーはノロノロとまどろっこしく進むのです。有川さんが力を入れている県庁体質批判も「ありのままの自然を生かす」&「おもてなしマインド...」の観光客誘致策もいまや目新しいものではありません。 登場人物も類型的で、それぞれが予想通りの演技をしてくれます。会話でセリフの意味がわからない部分が何箇所かあり、作者のひとりよがりに感じました。長編小説では魅力的な登場人物が必要ですが、この作品には登場しませんでした。全体として有川さんが作った人物が指示通りに動いている感がつきまといました。つまりリアリティに欠けるのです。「阪急電車」で多数の登場人物の「個性」と「人生」をリアルに描きだして、読者の胸を打った筆の冴えはどこへ消えたのでしょうか。 この小説が売れていて、Amazonのレビューでも褒める人が多いのが私には不思議です。少女向けの「ライトノベル」なら許されるのでしょうが、大人向けにはこれでは困ります。有川さんが腕を磨いて再度長編小説に臨まれることを期待しています。 | ||||
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有川さんの女性観というか、女性キャラの特徴である、 キレやすいことと意志の強さが同じものだとされていて、 モノローグの口汚さが現代女性の特徴とされているところは 従来の有川作品と同じなんですが、 今さら地方の行政の遅れっぷりや 役人のどうしようもなさを書いてもなあ… 取材はされたんでしょうし、それがある種のウリにもなってるんでしょうが、 題材は古いし、キャラもキャラの絡みも有川ルーティンですね。 ストーリーテラーとしてページをめくらせる力では 日本有数だと思っているのですが、 有川さんの小説を読んで、面白くないと思ったのはこれが初めてです。 作家としての枠を広げるためとか、目的もあるかと思うんですが、 編集の企画に乗るような仕事より、作家的なモチベーションで 小説を書いたほうがもっと面白いものを書いてくれるんじゃないかと 思いました。 なんだかんだ辛口になってしまいましたが、 まだお若い人だと思いますし、もっともっと面白い小説を書いてくれると うれしいです。 | ||||
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この物語はフィクションです。しかし、高知県庁にはおもてなし課は存在します。 巻頭の最初にこの言葉があります。お役所仕事の時間感覚のなさが、克明に描写されています。そんな中高知県の観光の取り組みが開始されます。観光特使となった、「吉門喬介」とおもてなし課の面々との物語です。行政の持っている公平感重視のやり方と、民間事業者の効率重視のやり方の間で、行政の任務に目覚めた「おもてなし課」のフィクシャンです。公務員も捨てたものではないと思わせる、「地方公務員」必読の書といっていいと思います。いろいろ出されている「まちづくり書」よりはるかにノウハウが詰まっています。たのしく軽快に読めます。 | ||||
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民間感覚とかえらそーなこといってるけど、この本自体、読者を置き去りにして、「たんに自分がそう思った」というだけの根拠でのアイディアを押しつけてるんじゃないだろうか。たしかに作家先生のおっしゃることだから、県庁の人はご意見を拝聴してくださるだろうけれど、その意見が受け入れられるのはあくまで自分がそういう権威を持つようになってきているからだ、ということを自覚した方が良いと思う。一民間人の意見として、あるいはプロの観光カウンセラーとしてのアイディアとして素晴らしいからだなんて決して思い込んではいけない。 さらに言うなら、お役所が拙速をさけ、きちんとルールを重んじることには、ちゃんと必要性があるからだということを彼女は知るべきだ。公務員がルールを外れて勝手な自己判断で動き始めてしまうとき、それをたとえば独裁者のような人が利用したらどんなことになってしまうのか、歴史を学んでほしい。そこまでいかずとも、そこに権力がある限り、たとえば贈収賄の問題など、いつでも起こりうるのだということ。 素人のいい加減な意見で県庁を振り回すことが、害悪でしかないことを自戒し、もっときちんと勉強してほしい。 | ||||
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県の観光振興をはかる試行錯誤にラブロマを絡めた小説。新聞の連載小説を本にしたもの。よく売れているそうだ。表紙の絵もなかなかいい。中古商品でお安く購入。 舞台は高知県。県庁おもてなし課。主人公の掛水。おもてなし課にスカウトされた多紀。小説家の吉門。そして、過去にパンダ招致論で物議を醸し出して県庁を去った清遠。民宿を営む。そして、その娘の佐和。 それほど驚きは無い展開ながら、高知県の名所案内をしながら読ませる。フィクションだが、ちょっとずつ実際の人物を参考にしているところがあるようだ。子供のころに著者が父親に県内をいろいろ連れまわされた思い出も生きているという。おもてなし課も本当にあるそうだ。 アイディアは良いし、ストーリーも明快。 ただ、ラブロマとしてはこの終わり方でいいけれど、 行政と観光による地方振興をテーマにした小説としては、さらにもうひと工夫あってもよかった気がする。 | ||||
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一定の評価を得られた作家は、自分らしさというものを 徐々に強めていくことを許されると考える。 だがこの作品の筆者は最初から自分らしさをくっきりと 持った作家であった。 純粋な恋愛と、ミリタリー分野への深い関心。 だが今回の作品は自分のため、という部分は抑え、サービス精神に あふれていた。 郷土への愛がいっぱいだ。そして本当は重いテーマであるのに、 決して読者を思い気持ちのままにはさせない。 そして地方行政を真剣に考える姿勢には、地方に暮らすものにとって 共感と発見があるように思えた。 地方自治体の重要なポストにある人間には一冊づつ配るべきではないかとも。 固い頭を柔らかくしながら色々と諭してくれそうである。 ハードカバーは場所を取るからいやなんですが、この本は買いました。 | ||||
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有川浩さんが大好きなので、新刊が出ると必ずcheckします。 今回も社会的問題・loveが含まれていたので、とても楽しみながら読むことができました。 ただ、キャラクターの特徴…というのが、だんたんとマンネリになってきてるのかな…?と思いました。 私はああいうキャラが好きですけどね。 さて、今回はお堅いお役所の人間が高知を発展させるために重い腰を上げる内容です。 実際は小説のようにスムーズに話し合いが進むとは思いませんが、希望を持つ、まさに 光を持つという点には大変共感を持ちます。 印象に残ったフレーズは ・設備は作れるけど、地形は作られへん ・干渉を嫌うからといって旅に意欲的ではないというわけではない 旅行が好きな私にとって、1つ目の言葉はとても共感しました。 旅先でいつも私が思うことです。 変に都会を意識しないで、ここしか持ってない個性を出せば良いのになぁと。 劣等感を持っているんでしょうか。 2つ目の言葉は…私の性格を表してるようで、有川さんに見透かされているようでした^^; 次回も楽しみにしてます。 個人的には話に出てくる某作家さんが大好きですww | ||||
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