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本の町の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
本の町の殺人 (創元推理文庫)

本の町の殺人の評価: 3.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

『本の町』に期待をしているとガッカリ

原題は『Murder Is Binding』.08年にアメリカで発表され,今も続くシリーズの一作目です.
ただ,『本の町』という響きに,うんちくや謎を期待しているとガッカリとしてしまうかも…?

まず,書店が軒を連ねると語られる割には,登場するお店があまりに少なくて雰囲気に乏しく,
事件の鍵を握るとある一冊にしても,正直なところ,宝石や骨董品でも代わりのききそうな内容.

また,事件や犯人をというよりは,事件に巻き込まれて奔走する主人公を描いた物語の印象で,
会話が多く,読みやすい方だとは思いますが,主人公姉妹の惚れた腫れたといった話が目につき,
翻訳作品によくある『クセ』への違和感も含め,このあたりは好き嫌いが分かれてしまいそうです.

終盤,急転するサスペンス調の展開には,少しばかりドキドキさせられる部分もありましたが,
中途半端なままで終わった姉妹の確執など,ミステリ以外の物語の方でも物足りなさが残ります.
このほか,巻末の『訳者あとがき』も,事務的というのか淡々としていて,こちらも少し残念です.
本の町の殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:本の町の殺人 (創元推理文庫)より
4488213057

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