本を隠すなら本の中に



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    初公開日(参考)2014年07月
    分類

    長編小説

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    本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)

    2014年07月14日 本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)

    追い出したはずの元ルームメイトが殺された、しかもこともあろうに姉の店に雇われた途端! 読書家の聖地ストーナムで起こる事件を描く、ライトミステリ。アガサ賞候補作。 (「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (4pt)

    むやみやたらと人が死なないミステリー

    海外もののミステリーが結構好きなのですが、むやみやたらと死人が出るシリーズが多く、ちょっと閉口するときあり。

    このシリーズは、死人の数は控えめで、その分、主人公のトリシアが経営する書店(ミステリ専門店)の経営にまつわる苦労話とか、舞台となる本の街「ストーナム」の様子が丁寧に描かれていて、面白いです。
    お店のスタッフに気持ち良く働いてもらえるよう心を砕いたり、困ったお客に手を焼いたり。
    翻訳ものって、外国の文化や暮らしなどを知ることができる(ように感じられる)ところ、が面白いと思います。
    あと、有名なミステリ本や作家のうんちく話がちらちら出てくるのも、楽しいです。
    本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)より
    4488213073
    No.1:
    (4pt)

    被害者が悪友でも殺人犯は絶対に許さない!恋人達の運命が動く書店主トリシア第3弾。

    今や多くの人々から認知される古書と本を愛する者にとっては天国の町ストーナムのミステリー書店主トリシアが素人探偵となって活躍するシリーズの好調キープの第3弾です。このシリーズも最初はロマンスの面で淡白薄味でしたが、ここに来て恋人達の運命が劇的に大きく動き出しまして漸くグッとコージー・ミステリーっぽくなって来ましたね。それぞれに見方によって幸不幸に明暗分かれましたが、でも例え悪くても落ち込まずに結果を前向きにとらえようとする今の時代の強い女性像が描かれていて読者は大いに勇気をもらえるだろうと思いますね。
    大学でルームメイトだった女性パミーが図々しく家に押しかけて来て2週間が経ち遂に彼女の悪質な振る舞いに我慢の限界を超えたトリシアは直ちに出て行ってもらう事にした。処がパミーは懲りずに何か悪だくみを企んでいたのか、ちゃっかりと姉のアンジェリカに雇われた後で何と店の裏手でトリシアに死体と化した姿で発見されるのだった。
    本書の訳題はチェスタートンの有名な短編が元祖のミステリーの法則をもじっておりまして、日記帳という小道具を上手く謎に絡めて殺人の動機を暴く手掛かりにしていますね。ミステリーの出来としては犯人の正体に読者が予測不能な趣向が凝らされていて、(フェアかどうかは別にして)盲点を突いた意外性の面で優れていると思います。今回は他にも何故か無惨に叩き潰されたカボチャの謎や、お店のゴミ箱をあさってまだ食べられる食料を救い出す運動家フリーガンの存在、等々いろいろと参考になる小ネタを提供してくれています。さて、ここからは恋人達の運命の話題を中心に書きます。従業員の老エヴァレットは相性抜群の良き伴侶を得て皆から祝福される誠におめでたい幸せ一杯の人生の絶頂期ですね。それに反して若い未婚女性ギニーには思わぬ人生の試練が襲い掛かりますが、これも来るべき災厄を避けられて良かったと思ってがんばって欲しいですね。トリシアの姉アンジェリカは不動産業者ボブと順調ですが本人にその気があるのか不明ですので今の所は判断を保留ですね。あとアンジェリカが犬猫を毛嫌いする理由の意外な真実が明かされてドライで冷たいだけの人間ではなかったんだねと少し見直しましたね。そして我らがトリシアは新聞の編集発行人ラスがつまらない根性の人間だと自ら証明してみせたのであっさりと見限り、今度は緑色の瞳を持つ保安官事務所の地区隊長ベイカーに一目惚れした様で積極的にアタックして、おっとりした性格だけでない情熱的な新しい一面を見せてくれましたね。トリシアとベイカーはチャーチル女史の主婦探偵ジェーンとヴァンダイン刑事の様な関係になって行くのでしょうか?こちらも先の展開がとても楽しみですね。トリシアはとんでもない悪友パミーの行状が全て露見しても殺人犯は絶対に許さないという強い正義感と信念をもって真相究明に取り組みますし、それだけに常に危険と隣り合わせで実に危なっかしいですが、心の覚悟は万全でいざとなったら芯の強さを発揮して決して怯える事なく気丈で負けていませんね。またどんなに見下げ果てた人間であっても死者はないがしろにされるべきではないと考えてきちんと思い遣りを込めた処置をしてあげる気高い行為には人として立派だなと思わずホロリとして目頭が熱くなりましたね。
    本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)より
    4488213073



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