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私を知らないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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巻末の金原瑞人氏による解説がこの本の魅力を過不足なく語っているので、 実物を手に取れる方は、まず一読をおすすめします。 クールで割り切りが早く冷淡ともいえる主人公(転校生1) 行動力があり熱血漢だが間の抜けた高野(転校生2) 貧しい家庭に育ち、クラスで空気扱いされている美少女「キヨコ」 3人の中学生を中心に進みますが、3人以外も含め主要人物にはそれぞれ、 「確固とした行動指針」と「表に現れない素顔」と「秘密」がもれなく用意されています。 (なぜそういう性格になったかのか非常に簡潔で分かり易くスムーズに読めます。) ひどく早熟でありながら未熟でもある、両方が共存する登場人物たちが絡み合いながら、 最終的に、キヨコの「切なる願い」をどうやって叶えるのかが焦点になります。 (その叶え方が現実的にはやや難しい気はするものの、) 取捨選択の先にある幸福、覚悟のにじんだラストは気持ちの良いものでした。 東野圭吾の「秘密」のような風味です。 難しい言葉は使っていないのですが、思いのこもったはっとするような文章に出会う箇所があり、 それも魅力だと思います。 文庫用の書き下ろし作品なのですが、この価格でこのクオリティなら大満足です。 | ||||
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