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私を知らないで
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私を知らないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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スマホで何となく見つけた本で、試し読みだけで終わると思ってました。知らない作家だったし…。 それが惹き込まれてしまい、あっという間に読み終えてしまうなんて。 「アメリカのボランティア精神」 自分が恵まれていると感じる人は人に優しくしてほしい。自分が恵まれていないと感じる人は、それでも他人に優しくしてほしい。そうすれば世界は少しずつ良くなっていくと思います。 とても心に響きました! | ||||
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購入し読んだのは2年くらい前ですが、この本はずっと忘れられないです。 良さそうだなあとパッと手に取った当時の自分を褒めたい。 他の方の煽る通り事前知識がないほうがおもしろいと思います。 また読み直そう。 | ||||
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いじめや無視を作中に取り入れるまたはそれらを主題にする時に、やたら現実味よりもやや過激にしがちですが、 あまり現実味のない無視を取り入れている。 ここ最近いじめが陰湿化していて漫画や小説もヤンキー漫画にありがちな暴力的なものより精神的なものが多くなり、 読者としては読むのが苦痛になる。 | ||||
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ちょっと捻くれた子達の、現実にありそうでああ、惜しいけどやっぱりないみたいなお話です。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、なかなか歪んだ考え方や行動をしていて面白いです。 文頭だけでいいから読んでみてください。きっとこの本の虜になります。 | ||||
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青春ミステリ。息苦しいのに、先が気になってしょうがなかった。 白河さんの本のなかでいちばん好きかもしれない。 | ||||
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心が躍動しました。 13歳、即ち中学一年生は、小学生の延長であり、まだ子供。 15歳、中3は、「進路」という“大人の世界”の言葉に左右される、大人の領域に足を踏み入れる。 さてその間の14歳。。。大人と子供のそのちょうど狭間の、とても不思議な時間、そして自由に何の責任もない最も伸び伸びとした時間。 その時に考える、見ることは、その子の身体に延々にへばりつき離れない、その人の根幹を成す、大切な感情、その源。 すべての子供は世界を変えられる、その可能性を持ってこの世に生まれてくる。 14歳で見ることは、その後のその子の人生を決定づける重大事。だからどんな時よりも躍動する大冒険の一年なのであり、 その果てに大きな決別と覚悟が訪れる。 いま思うと、それほど劇的だったのではないか、あの瞬間って、とおじさんは振り返る。 不思議で恐ろしい、一体何が起こっているのか、次に何が起こるのかに手に汗握りながら掻き分け進む、 この大きな大きな冒険小説に圧倒され、 もう戻れないあの時に気持ちを引き裂かれ、 そして今を生きる14歳に、今を大切にしてほしいと祈りにも似た願いが湧き上がる。 | ||||
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序盤を読んでいた時は、それほど面白くは感じられず、感情に迫ってくるものもあまりなかったのだけど、物語が進んでいくうちにどんどん面白くなっていった。 タイトルの『私を知らないで』の意味、キヨコが人を寄せ付けなかった理由、それが分かった時はとても切なく、一瞬読んでいた目と指が止まってしまった。 読んでいて感じたことは、「普通」って大切で、尊いものなんだということ。 当たり前の「普通」の生活を、精一杯に生きなければいけない、そう登場人物たちから教えられた気がする。 誰が読んでも考えさせられることがある作品なので、多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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重苦しくなりがちなストーリー内容なのだが、所々にちょっとしたユーモアがあり緊張と緩和のバランスが非常によかった また救いようのないような意地悪な登場人物がおらず、しかし個性があり とにかく色んな意味でバランスの取れた作品だった とてもよかった | ||||
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物語や内容についての知識はないほうがこの小説は楽しめると思うので、極力、何も知らずに読んだほうがよいです。 ただ、登場する人々は実に魅力的で、とても面白い小説です。 | ||||
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白河三兎さんの作品を読むのはこれで2冊目になります。 物語としては転校族で何かと計算高く、波風立たない生き方をするシンペーと家が貧乏で感受性に乏しくクラスからも無視されている謎の美少女キヨコとシンペーの後に転校してきた熱血一直線の高野が織り成すヒューマンストーリーですね。 各登場人物は個性的で、変わった性格の理由等後にしっかりと理由付けが出来ており綺麗にまとまっています。 シンペーと高野がキヨコの謎について調べようとするところから話は色々と発展していきます。 物語の構成がとても素晴らしいですね。 比較的緩やかで心暖まる展開の話ですが途中からズドンと悲しい現実を叩きつけてきます。 序盤の展開がいい仕事してますね、ショックが大きかったですよ。 最後のまとめ方も救いようがあって良かったです…が、切ないですね…切なすぎます。 主人公シンペーは中学生の癖に「本当に大切な人を守る」という事を大人以上に知ってますね。ニクい奴です。 シンペーはタフな性格の人に惹かれるらしいですが、最後まで読んでお前が一番タフだよ…と思いました。 間違いなく傑作だと思います。 | ||||
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中盤からノンストップで読んでしまうほど、引き込まれてしまう展開の物語でした。普通の生活ってなんだろう?って考えました。 | ||||
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文庫を読み終えたら「次の本」と買い続けていて 何を読もうかと悩んでいるとき「こじはるの読んでみよ」 と言うノリで買いました アヤの伏線を回収する時、「そこか」と思いましたが 読んでると オチは見えてきます でもかなり面白かったです シンペーに少なからず 共感できるような所もあり どんどん物語に飲み込まれました 後半、ガキが強調されて こいつらそんなガキちゃうやん かなり考えてるやん とツッコミをいれましたw 読み終えた後 この作家さんの 他の作品を読んでみようと思うのは そう遅くなかったです 買うか躇ってる方 是非読んでみてください! PS:これを読んだこじはるの感想文がとても気になります (бвб) | ||||
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こんなドラマチックな中学時代が欲しかった、主人公の淡々としている雰囲気がまた良いのです。 | ||||
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おそらく何かの書評を読んで興味を持ったと思うのだが、かなり日を置いて再び手に取った時、どういう理由で買ったのか忘れてしまった。だから、後ろの解説を先に読もうか迷ったが、この際、読まないほうが新鮮だと思い、小説世界にダイレクトに入った。 先ず感じたのは、この作家は筋道を丁寧に立てて進めている事だ。文章が練られている。奇を衒ったり、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、疲れる文章ではないのが心地よい。ただ中学生活がメインとなっているので、今更ジュニア小説を読まされてもなという危惧感があった。 転校生2人(シンペーと高野)と同級生の美少女(キヨコ)の物語である。「私を知らないで」。何とも意味深なタイトルだ。それは願望なのか、それとも「私を知らない方が身のため」という警告なのか? いや、「私を知って欲しい」という希望の裏返しなのか? シンペーはキヨコにそう云われて悩むのだが・・・・。 ハチ公前での待ち合わせ場所を、渋谷から8個前の駅での待ち合わせと勘違いするくだりには単純に大笑いした。 言葉の捉え方が上手いので、時々、ドキッとさせられる。例えばこういう文章に弱い。―--もちろん死は哀しい。でもそれで終わりじゃない。その先がある。遺された人たちには未来がある。哀しみをコンパクトに携帯する術を習得し、前へ進まなければならない。 いつの間にか、小説世界に惹き込まれている。終盤の方で謎が解かれていく新たな展開に眼を見張る。清清しくも心揺れるストーリーだ。 | ||||
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転校を繰り返し、いかにして自分をクラスに同化させていくかを熟知し、醒めた目でクラス内のヒエラルキーを把握しながら、次の転校まで無難に過ごそうとしている主人公『シンペー』 両親に捨てられ、祖母と二人暮らし。クラスメートから完全に浮き、孤立している美少女『キヨコ』 そしてシンペーに遅れること4ケ月。同じクラスに転校してきた明るい性格の熱血児『高野』 この3人を軸に物語は進んでいく。 あばら家の様な家に住み、クラス全員に無視されながらも凛として自分流のスタイルを貫く『キヨコ』に『シンペー』はどうしようもなく惹かれていくが、彼女は決して明らかにできない大きな秘密を抱えていて…。 実は『キヨコ』に限らず、各々がそれそれ心に闇を抱えており、テーマは重い。が、3人の軽妙なやりとりやシンペーのシニカル独白。次々繰り出される“読ませる”イベントやエピソードが巧みに配されており、読み手を飽きさせないし、テーマはテーマとしてエンタメ性を決して失わない。「ミータン」や「アヤ」といった脇役もしっかりとキャラが立っている。 そしてなりよりも重いテーマに対して、文化祭で「アヤ」が紹介した『自分が恵まれていると感じる人は他人に優しくしてほしい。自分が恵まれていないと感じる人は、それでも他人に優しくしてほしい。そうすれば世界は少しずつ良くなっていくと思います。』という言葉に象徴される“健全さ”で立ち向かう筆者の姿勢が良い。 さらにさらに、『キヨコ』を救う為に、シンペーと高野が考え出したアッと驚くそして切なさに溢れる解決策。 なんだか色々と言いたいことがあって、取りとめの無いレビューになってしまったが、是非とも読んでほしい傑作だ。 | ||||
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傑作です。 慎平(主人公)とキヨコの人物造形が絶品で、この二人を中心に予想のつかないストーリーが展開される。とくにラストは予想外ながら、いいなぁと納得させられます。 暗い背景にもかかわらず読後感はむしろ爽やかです。 恋愛、青春、いや、むしろ家族小説ですかね。 | ||||
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巻末の金原瑞人氏による解説がこの本の魅力を過不足なく語っているので、 実物を手に取れる方は、まず一読をおすすめします。 クールで割り切りが早く冷淡ともいえる主人公(転校生1) 行動力があり熱血漢だが間の抜けた高野(転校生2) 貧しい家庭に育ち、クラスで空気扱いされている美少女「キヨコ」 3人の中学生を中心に進みますが、3人以外も含め主要人物にはそれぞれ、 「確固とした行動指針」と「表に現れない素顔」と「秘密」がもれなく用意されています。 (なぜそういう性格になったかのか非常に簡潔で分かり易くスムーズに読めます。) ひどく早熟でありながら未熟でもある、両方が共存する登場人物たちが絡み合いながら、 最終的に、キヨコの「切なる願い」をどうやって叶えるのかが焦点になります。 (その叶え方が現実的にはやや難しい気はするものの、) 取捨選択の先にある幸福、覚悟のにじんだラストは気持ちの良いものでした。 東野圭吾の「秘密」のような風味です。 難しい言葉は使っていないのですが、思いのこもったはっとするような文章に出会う箇所があり、 それも魅力だと思います。 文庫用の書き下ろし作品なのですが、この価格でこのクオリティなら大満足です。 | ||||
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