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悪魔の飽食



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悪魔の飽食の評価: 3.22/5点 レビュー 154件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 61~80 4/5ページ
No.23:
(5pt)

ご都合愛国者が目の敵にする本

歴史に一片の傷もない清廉潔白な国など存在するはずもなく、当然日本も例外ではない。本当に国を愛するというのなら、自国に都合の良いところだけを見て、汚れた歴史に目をつぶるようなご都合愛国心に陥るべきではないでしょう。ご都合愛国心などは愛国心ではなく、ナルシズムの類だから。
本当にこの国を愛するのなら、こうした目を背けたくなるような歴史に目を向け、清濁併せ呑む事が出来るほどの強さを持たねばね。
ネトウヨ諸氏自らが自身の精神の弱さを告白したレビューが目立つ本書は、己の愛国心の強さを知る上でも必読の書。
悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)より
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No.22:
(5pt)

いつの日か戦争(残虐行為)が無くなる日を目指して

いつの時代もどの軍隊も残虐行為を行うから日本軍には罪はないとコメントしてる人がいるがこれは悪い開き直り。神の立場からではなく人間の立場から残虐は残虐と正しく指摘し続けることがいつの日か戦争を無くする道でしょう。それをしてないと自分や自分の子孫が同じ目に合わないという保証はありません。2013年時点で内戦が繰り広げられている中東みたいに。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.21:
(5pt)

731部隊は、現在のフクシマの源流

日本帝国陸軍が、満州国で行った人体実験。同じ人間でありながら、中国人、ロシア人、朝鮮人をマルタと呼び、様々な人体実験を繰り広げる。誰も反対せず、戦後になっても口をつぐんでいた。

 現代の日本で行われている放射能拡散も、為政者から見たら国民はマルタとしてしか見ていないのだろう。重い本で、目を背けたくなるが日本人であるなら、全員が読まなければならない。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.20:
(5pt)

信じ難くても読んでおくべき本

戦後何十年もアメリカと日本では秘密にされていた満州第731部隊の惨い事実は現在明らかである。読んで、悲しんで、参考にすべき本だと思います。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.19:
(5pt)

日本人として読んでおかなければならない本

写真や証言、書かれている残虐行為が、全て事実なのかどうかは論争があり、私自信、ひとつひとつ調べてないので分かりません。
おそらくは誇張やねつ造が混じってるかもしれません。
かのアウシュビッツも誇張があるとかないとか・・・(これを書くとユダヤ人団体からクレームくるかもしれないけど)
でも、アウシュビッツはあったし、これもあったと思う。
人体実験をおこなったと証言する元隊員は何人もいるのに、積極的にそれを否定する証言者はでてこない。
米軍との免責取引したこと自体、なにか人には言えないことしてたとする証明でしょ?帝銀事件やミドリ十字のときもたびたび噂されたこの部隊。

否定派は証拠のない陰謀説か重箱の隅をつつくような資料ミスしか挙げることしかできないし。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.18:
(5pt)

過去の負の遺産

すべてが真実間違いないことであるならば、非常に怖いことです。731部隊にいた医者がの一部の方たちが、すごい役職についた事、勲章をもらった事など大変勉強になりました。香港の監督がこの本を元に映画をとりましたが、非常に残酷な映画になり、目に焼きついてしまいます。今なおたまに新聞で731の事がでますが、この本の森村さんの功績は大きいと思いました。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.17:
(5pt)

戦争の洗脳性

戦争というくくりだけで人間はここまで行えてしまうのか・・・
知らないだけでは済まされない人間の怖さを読むことができました。
医療という人間を助ける技術がこのようなことに使われていたなんて・・・
戦争がそしてこのような残酷物語が二度と二度と起こらないことを願わずに入られません。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.16:
(4pt)

いまや古びかけているかもしれない

本書は、本書によって731部隊を有名なものとした森村による、中国での証言を集める一種の
旅行記である。意味不明なレビューが載っているが、かかる著述を読んだ他者に対する配慮
に欠け、日本人として恥ずかしい。本書では、731に関連する村や事件または作戦が行われた
地において、中国人に対し森村が取材したものだが、金銭(取材費)を払ったと言う事実は
無根である。確かに玉石混交で、現在ほぼ通説となっている事実と照らし合わせると、場所
が異なっていたりするが、直ちに全くの虚偽の事実を述べ立てていると判断してよいかは
疑問が残る。何より本書が明らかにした功績は、戦争中のことはおいておくとして、日本軍
撤退後にも731による被害が発生したという事実にある。ある意味で、原爆症を患いながら
戦後も生きた被爆者、不発弾や地雷により怪我をしているベトナムや日本人(当然に沖縄も
含む)などに対するものと同等の危害が発生したわけである。現地におけるもっと早期の
聴き取りや、ソ連や朝鮮人に対する聴き取り(生きていたら)をしておくべきだった。東京
裁判で731を訴追せず、戦後間もない米軍による731関係者への調査でも人定実験や生体解剖
を行っていないとしている以上、アメリカが本件を掘り下げることは期待できない。調査
結果はハバロフスク裁判、中国による裁判上の証言と明確に異なるがいすれを信じるか、
資料の成立過程なども含めて判断しなければわからない。
悪魔の飽食 (第3部) (角川文庫 (6110))Amazon書評・レビュー:悪魔の飽食 (第3部) (角川文庫 (6110))より
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No.15:
(5pt)

歴史の空白を埋める

光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。
  『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。
 その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。
 本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。
悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)より
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No.14:
(5pt)

戦争の狂気

戦争ってのはね、こういうもんでしょう。
戦争が起これば、何国人だって敵国民に残虐なことをやるんですよ。米軍も日本軍もフランス軍もインド軍も何国軍も。2700年前にはアッシリアの軍隊が敵の頭を切り取って城門に積み重ね、敵国の王の生皮を剥いで壁に張った。十字軍はコンスタンチノープルで、都市が数百年立ち直れないほどの蛮行を繰り返した。つい最近では米軍兵士がイラクで死んだ振りをした兵士を容赦なく撃ち殺した。それが「戦争の狂気」でしょう?きれいな戦争もきれいな軍隊も存在しないんですよ。日本軍は崇高な神の軍隊で解放者、欧米は野蛮な軍隊で侵略者。
そんなこともありえないんですよ。日本軍だって米国より先に原爆を手に入れていたら、躊躇なく敵に使用したでしょう。英軍だってソ連軍だってオランダ軍だって。それが「戦争の狂気」なんですよ。戦争が人類にとって「悪」である根拠はそこに尽きるんです。戦争は善良な市民を狂わせ、人殺しにしてしまう。何国人でも同じ、戦争は人を狂わすんです。悪は「戦争そのもの」であり、日本軍も米軍も罪はありません。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.13:
(4pt)

旧日本軍の悪行

731部隊・医療従事者がここまで冷酷な人体実験を行った事に対して背筋が凍る思いです。人を人と思わない非道きわまりないものです。
でもこのことは、戦争があった時代にあった問題だけにとどまらないのではないかと思っています。731部隊に在籍していた3人が日本ブラッドバンク(旧ミドリ十字)を創設しているのです。今、新たな問題となっているフィブリノゲン製剤(C型肝炎をひき起こした製剤)は、旧ミドリ十字で製造されています。しかし、このような問題は、今に始まった事ではありません。16年前にも同じような問題をひき起こしています。旧ミドリ十字の非加熱製剤で、エイズウイルスに感染した方々がいるのです。731部隊の精神が現代まで引き継がれているのではないかと、思われてしかたありません。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.12:
(5pt)

永遠に残したい作品の一つ

おはずかしいことに、つい最近になってようやく読みました。それにしてもよくここまで調べたものと感動しました。大平洋戦争中、旧日本軍は多くの残虐行為をアジア諸国で行ってきました。しかし、その事実は小中学校の歴史教科書からは抹殺されています。仮に掲載されていても、授業で取り上げられることはほとんどありません。そのために、例えば南京事件のように「そんな事実はなかった」などという極論までがまかり通ってしまっています。森村さんは、眼を背けられがちな加害者としての日本を直視して、このような歴史的事実を永遠に風化させないために、極限まで調べ尽くしました。まぎれもなく、すごい本です。日本が再び加害者の立場をとろうとしている今、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。戦争は普通の人間を悪魔に変えてしまいます。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.11:
(5pt)

永遠に残したい作品の一つ

おはずかしいことに、つい最近になってようやく読みました。それにしてもよくここまで調べたものと感心しました。太平洋戦争中、旧日本軍は多くの残虐行為をアジア諸国で行ってきました。しかし、その事実は小中学校の歴史教科書からはほとんど抹殺されています。仮に掲載されていても授業で取り上げることは、全くといっていいほどありません。そのために、例えば南京事件のように「そんな事実はなかった」などという極論を言い放つ人間までが現れる始末です。森村さんは、多くの日本人が眼を背けがちな加害者としての日本を直視して、このような歴史的事実を永遠に風化させないために、極限まで調べ尽くしました。まぎれもなく、すごい本です。日本が再び加害者の立場をとろうとしている今、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。戦争はごく普通の人間を悪魔に変えてしまいます。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.10:
(5pt)

悪魔の飽食の向こう側

本書は現代社会に対して大きなかかわりを持つ人や、次世代を担う子供たちに、悲惨な事実を記す事によって戦争に対しての抑制を促すものだと思います。よって、本書について真偽を問うのは、もちろん間違ってはいませんが、本質ではないような気がします。間違いなく、どんな戦争にもこういった裏はあります。戦争に対しては、くだらなくても奇麗事は必要じゃないしょうか。形はどうあれ、個人としては絶対支持。
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No.9:
(4pt)

戦争で人は狂わされる

小学生の頃、初めてこの本を読み、20数年たった今、改めて買い求め、読み直しました。日本人が戦時中におこなったという、悪魔の所業というべき恐ろしい人体実験、その詳細が記されています。この本では、特に中国・ロシア人等が「マルタ」とよばれ、人体実験の犠牲になったことが、731部隊の元隊員たちなどの証言も交え、森村氏の調査、取材をもとに書かれています。
元隊員の方々が証言することも、大変な苦悩を伴ったという事です。
太平洋戦争が終わり、半世紀以上経った今、世界はまた戦争の不安に包まれています。戦争によって人間という生き物が狂気に走ってしまう恐ろしさ、…戦争を考える上で、読んでみることをお勧めしたい本です。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.8:
(4pt)

これを事実とするならば…

この手のドキュメントは「過去にあった事実」や「戦争犯罪」「日本人の罪」などと括らず「事実」として認識するべきである。ただ、漠然とした「事実」なのである。研究者諸氏は恐怖よりも倫理道徳よりも好奇心を満たす欲求のみに誠実に遂行した人間の知的好奇心をまっとうするだけの実験と認知するべきである。場が提供されればどんな人格者でも想像を越える域での最高の結果を出したがるのは至極当然の嘱望及び悲願である。罪悪感を乗り越え達した境地にあったのは「楽しい」という感情であるはずだ。その場に戦争という達成するべき目標があり、有力な支援後援を配したのならば「壁」を乗り越えるのは造作もないことであり、研究者、然るに人間の本質を浮き彫りにした恰好の題材素材逸材であると覚える。人間は考える葦である。
葦とは植物であり弱肉強食の中の底辺に位置するが、しかし原点なのである。
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No.7:
(5pt)

731部隊の詳細を初めてレポートした記念的著作

この著作は、最初、「日共のでっちあげだ」とか右翼の攻撃に晒されましたが、テレビなど、一般マスコミや、さらにアメリカの情報公開文書によってその存在はいっそう裏付けられ、いまや「ウソ」という論は通用しなくなっています。 ある人は書評で、「『すべての資料が米軍によって接収されて、秘匿されている』はずなのに詳細がわかっているのは不思議ですね」とこの本に疑問を表明されておりますが、元部隊員からの聞き取りという地道な取材活動により詳細が明らかになったのですから、不思議でもなんでもありません。 それにしてもこの国は、したことはした、そのことを率直に認め謝罪する、その当たり前のことをどうしてできないんでしょうね。
 まあ、それは日本に限らず朝鮮や中国やアメリカもおなじですが。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.6:
(5pt)

更なる議論を

「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」の歴史認識についての問題は広く議論されるが、731部隊のことは、なぜか歴史教科書に書こうという話は聞かれない。本当になぜなのか、誰か教えてほしいものだ。わたくしは、殊更に自国の汚点をあげつらうことは、国益にかなうものではないと考える。しかしそれでも歴史を知るうえでの好奇心がそれをうわまわる。改めて読みなおすべき本だと思うし、われわれ戦後世代も731の延長線上にあることを思うのだ。著者の理念には全く異議はない。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.5:
(5pt)

更なる議論を

「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」の歴史認識についての問題は広く議論されるが、731部隊のことは、なぜか歴史教科書に書こうという話は聞かれない。本当になぜなのか、誰か教えてほしいものだ。わたくしは、殊更に自国の汚点をあげつらうことは、国益にかなうものではないと考える。しかしそれでも歴史を知るうえでの好奇心がそれをうわまわる。改めて読みなおすべき本だと思うし、われわれ戦後世代も731の延長線上にあることを思うのだ。著者の理念には全く異議はない。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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No.4:
(4pt)

悪魔の部隊の真実

日本陸軍731部隊が中国のハルピンでおこなった、人間の行動とは到底思えない大量殺戮。この事実に真正面から迫る作品。大量破壊兵器開発のため、人間を殺す武器を人間の身体実験によって作り上げようとする日本軍の悪行の数々、思わず目を背けたくなるような内容ですが、私たち日本人にはこの歴史的事実をきちんと知る義務があると思います。大量虐殺をおこなったこの部隊が戦後戦犯と問われることがなかったということ、その裏でこの大量虐殺によって得られた人体実験のデータの大国同士での奪い合い。人の命の重さについて考えさせられます。
全3巻是非読んでみてください。
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)Amazon書評・レビュー:新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)より
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