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悪魔の飽食
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【この小説が収録されている参考書籍】
悪魔の飽食の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 21~40 2/5ページ
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| 高校生の頃読んで衝撃を受けました。広島の毒ガス記念館に訪問したきっかけで40年ぶりに読みました。やはり衝撃的な内容です。 | ||||
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| 人間は憲法などの縛りを持たない限り、斯様な愚行を繰り返す動物であるという事が、実感されるドキュメンタリー。 | ||||
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| 森村誠一という作家を知ろうと思うと、フィクションとは別にどうしても避けて通れない作品がある。それが本書、『悪魔の飽食』だ。サブタイトルに「日本細菌戦部隊の恐怖の実像!」と、おどろおどろしい文言が躍っている。ううむ…としばらく本棚に置いて読むのをためらっていたのだが、意を決して読んでみた。 結論から言えば、とても読み応えのあるノンフィクションだった。1981年に連載された作品なのでずいぶん古いし、新版とはいえ字が小さくて読みにくい本なのだが、森村誠一40代後半の仕事はさすがに脂がのっていて、その熱量に煽られるようにして読み切った。 細菌戦部隊とは、中国人やロシア人の捕虜たちを「丸太」と呼び、おぞましい生体実験を繰り返した、七三一部隊(通称・石井部隊)のことである。著者の筆はその恐るべき実像を明らかにしながら、科学と戦争を悪魔的発想で結びつけた石井四郎という人物にも肉薄する。その中から、少年たちの純粋な学習意欲を悪用して創設された少年隊の姿も浮き彫りにされていく。 共産党の機関紙に連載されたことや、続編に写真の誤用があったことなどから、とかく毀誉褒貶の多い作品だが、すべてをどこかの大統領みたいに「フェイクだ」で片づけてしまうのは、いくらなんでも乱暴だろう。森村誠一は小説家なのだから、ノンフィクションノベル風のレトリックがちょくちょく顔を出すのも、まあアリだと思う。 そんなことより、そろそろ大きな文字組みの版を出すべきではないか? と僕は言いたい。僕が持っているのは奥付が53版になっていて、これからも版を重ねるロングセラーであることは明らかなので…そろそろ読みやすくしてはどうでしょうか、KADOKAWAさん。 | ||||
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| 写真捏造事件がなかったら、角川映画になっていたかもしれない | ||||
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| 第2次世界大戦中に細菌戦の研究をした「731部隊」を本部とする旧関東軍防疫給水部(関防給)について調査している滋賀医科大名誉教授らが19日、戦後に政府が作成した関防給に関する公文書を発見し、組織機構や支部の隊員の所属、敗戦前後の行動の一端が明らかになったと発表した。支部で細菌を生産していたことも公文書で初めて裏付けられたという。「不明な点が多い組織の隊員一人一人の情報や、元隊員の証言などの根拠となる文書で、歴史を検証する上で意義深い」としている。(2020年6月22日京都新聞) 架空だのと歴史修正し逃避することは、数多の犠牲者への冒瀆に他なりません。償いきれる筈もない事実に対し思考を放棄しないことは、凄惨たる歴史を繰り返さない為の、あまりにも最低限の責務です。 | ||||
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| 第2次世界大戦中に細菌戦の研究をした「731部隊」を本部とする旧関東軍防疫給水部(関防給)について調査している滋賀医科大名誉教授らが19日、戦後に政府が作成した関防給に関する公文書を発見し、組織機構や支部の隊員の所属、敗戦前後の行動の一端が明らかになったと発表した。支部で細菌を生産していたことも公文書で初めて裏付けられたという。「不明な点が多い組織の隊員一人一人の情報や、元隊員の証言などの根拠となる文書で、歴史を検証する上で意義深い」としている。(2020年6月22日京都新聞) 架空だのと歴史修正し逃避することは、数多の犠牲者への冒瀆に他なりません。償いきれる筈もない事実に対し、反芻し思考を放棄しないことは、凄惨たる歴史を繰り返さない為の、あまりにも最低限の責務です。 | ||||
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| 新品で良い本です。 | ||||
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| 素晴らしい状態の書籍です。 | ||||
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| 石井四郎の18920615誕生日から 岩国市出身かもしれない。 千葉県では無いと思われる。 岩国市の地図を眺めると いしい記念病院という病院が有る。 もしかしたら、石井四郎の実家 かもしれない。 あくまでも、推定だが。 天皇がすでに偽物だから、 これくらいは当たり前にありそうだ。 | ||||
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| と思うほど731部隊は酷い実験を行った。 戦争時の異常な世相とはいえ二度としてはいけないと思いました。 | ||||
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| 緑十字、そして現在のコロナウィルスへ繋がる系譜? 感染研が現代の731部隊か。 | ||||
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| 戦争とは。悲劇を繰り返さないように、今の若い世代の人達こそ読むべき本であろう。全て実話であり、歴史が繰り返されない事を祈りたい。 | ||||
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| 正直に言って、最後まで読んでいません あまりにも、良心の欠落、悲劇、残酷な事実 気がおかしくなっていたのだろうと思いますが 日本軍には、人道というものが無かったということが良くわかります。 しかし、人間というものは、こういうことをしてしまうということです。 だから、日本人は本気で反省しないといけない。 | ||||
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| 元731部隊の隊員は、膨大な研究データと引き換えに戦争犯罪人にならずにすみました。しかし、その後その経歴は隠しての生活と当然なりますので本書でも、部隊長以外はほぼ匿名のため、取材に協力したという30名あまりの元部隊員がいたかどうかすら分からず、真相がわかるのは元幹部だけです。作者の森村さん含め読者もわかりません。この本は真偽はわかりませんが、よくまとまっていると思います。ひとつ言うとすれば昔の、大日本帝国憲法原文のようなカタカナと漢字の混ざった文は、現代の若者の私には少し読みにくかったです | ||||
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| 本書は、丹念な取材に基づいた、れっきとしたノンフィクション作品である。 文体が小説風なので、小説と誤解する人もいるだろうが、資料に立脚して書かれている。 写真誤用の問題もあったが、著者が誤りを訂正したうえで再出版している。 731部隊に関する先駆け、パイオニアのような存在である。 80年代の著作なので、現在から見れば、種々間違った箇所もあるだろうが、本書が その後の731部隊の研究を後押ししたという功績は不朽である。 実際、研究・調査が進んだ結果、現在では731部隊の残虐行為を疑う人間はいなくなった。 本書の正しさが実証されたと見て良いだろう。 グロテスクな描写が多いので、通読には注意を要するが、日本の負の歴史を知る上では 欠かせない本である。 追記 731部隊がただの防疫給水部隊であった、という主張がある。 全くのデマである。 防疫給水部隊は第三部であり、その他にも様々な部に分かれていた。 以下、常石敬一著『消えた細菌戦部隊』から引用。 「石井部隊」本部の構成 部(通称) 第一部(研究部) 各種細菌(ペスト菌、コレラ菌、ガスえそ菌、炭疽菌、腸・パラチフス菌)の細菌戦使用のための研究および培養。構内監獄の管理。 第二部(実験部) 細菌兵器(爆弾)の開発・実地試験。安達の屋外実験場での実験およびその管理。部隊保有の飛行機の運行と管理。ノミの培養。 第三部(防疫給水部) 防疫給水および病院。一九四四年からは、濾水機製作工場で、細菌爆弾の容器を製作(ハルビン市街に置かれていた)。 第四部(製造部) 各種細菌の大量生産の工場。細菌の貯蔵。 教育部(練成隊) 新入隊員の教育。細菌戦要員の養成。 総務部 庶務部と呼ばれることもあった。事務部。 資材部 細菌爆弾の製造。細菌生産のための材料(寒天等)の準備・貯蔵。 診療部 部隊員用の病院。(81ページから) 上記の内容で明らかなように、第一部が主として人体実験を、第二部が実戦研究を、第四部が細菌製造を 行っていた訳だ。 もう一つデマがある。アメリカ国立公文書館で公開された731部隊に関する10万ページの文書の中には、 人体実験や細菌戦を行った記録は全くなかった、というものだ。 この元ネタはあるネトウヨのブログからだが、731部隊に関する知識がほとんどないのだろう。 実際は、2007年にアメリカで公開された10万ページの文書の中には新たな証拠はなかったというだけの話だ。 それ以前にフェル・レポートやヒル・レポート、ダグウェイ文書など、有力な証拠は数多く存在する。 それでは、公開された文書の中身はどうだったかについて見ていこう。 近藤昭二『米軍接収資料の返還と七三一・細菌戦資料の行方』(下) この結果は二〇〇七年になって公表された。七年に及ぶ作業で八〇〇万頁の文書をチェックしたという。 二〇〇七年一月、三種のガイド・約一〇万ページ分の以下のリストが発表された。 *Japanese War Crimes and Related Records:A Guide to Records in the National Archives compiled by Greg Bradsher. 日本の戦争犯罪と関係記録:国立公文書館の記録ガイド(一七〇〇ページ余) *Researching Japanese War Crimes Records : Introductory Essays by IWG 日本の戦争犯罪の記録探求(二三〇ページ余) *Selected Documents on Japanese War Crimes and Japanese Biological Warfar 1934-2006 compiled by William H.Cunriffe 日本の戦争犯罪と生物戦の記録選(一七〇ページ、一二五〇件) 結果は、この中には、先のフェルやヒルの報告書は含まれていたが、しかし、七三一部隊から吸い上げた一次資料は含まれていなかった。(53、54ページから) 『戦争責任研究』2012年春季号より 上記の記述からも分かる通り、10万ページの文書の内容は、日本の戦争犯罪がメインに据えられており、 細菌戦はごく一部でしかなかったのである。 それなのに、公開された文書の中に731部隊の悪事はなかった!などと主張するのは支離滅裂である。 | ||||
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| 人体実験の残酷さに心底恐怖を感じました。「私の意図するところは、日本陸軍の一派遣軍のそのまた一支部隊の戦記ではない。七三一を戦争悪の象徴として、軍国主義と戦争悪の構造の解剖にある」ということもあり、また関係者の口が重いこともあり、石井四郎ら幹部の動向が詳しくないのは残念です。著者は侵略戦争を憎んで人を憎まずの立場をとり、石井四郎以下をかばっているところもありますが、こんな残虐行為は末端の実行者も含めて責任があると思います。何でも戦争を始めたやつが悪いんだ、上が悪いんだでは済まないです。一人ひとりの意志が重要ではないでしょうか。 | ||||
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| この本は 日本人の真実の記録です。戦時中とはいえ 私達の想像を遥かに超える狂気に満ちた犯罪の詳細な記録です。 知らずにいるのは 恥ずかしい 重大な真実です。この本が かつて誰も明かさなかった真実を公表した為 また 記載に誤りがあるとの指摘により 激しい風評被害を受けてきましたが 731部隊が存在した事と 731部隊が人を実験材料とみなし 国からの十分な援助の下で 悪魔の所業の数々が行なわれていた事は 恥ずべき真実です。 フィクションだと 罵られようが 731部隊により 殺害された 夥しい数の外国人捕虜が実際に存在した事も 恥ずべき真実です。真実というのは 証拠の隠ぺい 情報操作 証人の買収など様々な策により 世に出られないという特徴がありますが それでも この本が生き延びて 今も警鐘を鳴らし続けてくれている事を誇らしく思います。 個人的な話ですが 戦時中の話を聞かせて下さる知人がいます。その方が まだ軍医に成り立てだった若い頃の話です。「経験を積め!」 と上官が言った直後 たまたま居合わせただけの人の脚は 銃で撃ち抜かれました。「 処置しておけ!」との命令に驚愕しながら従った と伺いました。真実の話です。 森村さんが 伝えたい真実は この比ではありません。 何故 この本を書きたかったのか 。誹謗中傷を受けつつも 何故 書きたかったのか 。熟考すべきです。 本文中には書かれていない事に目を凝らした方が 見えてくるものがあるのかもしれませんが。 | ||||
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| 中国を攻撃したり根拠レスな憎しみを向ける前にまずこういうことがあったということを知った上で考えてほしい。読んでいてため息が出るけど読む価値のある本。 | ||||
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| 731部隊について書かれた書物は多数あるが、その中でも代表的なものが本書であろう。筆者は、元隊員数十名へのインタビューを基に本書を書いており、さすがに作家だけあり、文章の流れが巧みで、ドキュメンタリーとは思えないほど読みやすい。証拠の誤用や流用が発覚して、本書は厳しく批判されたらしいが、それを差し引いても一読の価値はあると思う。 私は、731について特段の感情を抱いていないが、純軍事的な観点から言えば、細菌戦に着目していたという点では、当時の日本陸軍の先見の明は、世界の中でも際立っていたと言える。731が世界屈指の研究施設を完備し、日本軍屈指の生活環境を有していたとは知らなかったが、このように、先進的な分野に重点的に予算を配分していたという点においては、純軍事的、組織論的観点に立てば、評価されてしかるべきであろう。無論、法的、道義的観点からは、731は責任を免れない。筆者が指摘するように、戦争という狂気がごく普通の人々を豹変してしまうことが恐ろしいのである。本書が描くのは、先の戦争の一断面に過ぎないが、今なお読む価値はある。 | ||||
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| 日本陸軍731部隊(細菌戦部隊)の当時の記録である。フィクションではない。 とてもなまなましく当時の写真とともに、彼らの姿が描かれている。 ドイツナチスの大量殺戮ばかりが有名だが、まさか日本でも....というのが最初の 印象だ。 しかし作者はよく調べ上げたものだ。未だに口をつぐむ隊員(著作当時)も相当 いたようだ。しかも上梓した後、外出時には防弾チョッキを着ていたそうだ。 だが今だからこそ、読んで知るべき作品だと思う。 | ||||
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