夜歩く

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評判

夜歩くの評価:

3.57/5点 レビュー 28件。 D ランク

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平均点3.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(3pt)

密室に首切り、ポーにアリス、カーの趣味満載の処女作。

本書はパリを舞台にアンリ・バンコランが登場するカーの処女作で、人狼伝説をベースに密室内で首切り殺人が起きるというスプラッタ・ホラーの「はしり」のような作品で、肝心の人狼は言葉だけが2、3登場するだけと尻切れトンボの感じはするものの全編に恐怖感が漂い、加えてポーの作品からの引用や『不思議の国のアリス』の本を小道具に使うなど、作者の趣味に満ち満ちた作品である。
(ちなみにポーとアリスの組み合わせは、『帽子収集狂事件』において別の形で再現されている。)

バンコランは、読者には推理では到底わかりえない人間関係を次々に明るみに出すというような、いわば前時代的な超人的名探偵で、同じフランスを舞台にしたルルーの時代の作品に逆行したかのような感がある。

作品の核をなす密室トリックについては実に鮮やか、と言いたいところだが、もしもカード室のホール側のドア正面にフランソワ刑事(あるいは他の人)がいればそれだけで露呈するもので、偶然に頼りすぎている。急場しのぎのトリックならともかく、計画的犯行でこのようなリスクの高いトリックを用いるものはいないだろう。
ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年) Amazon書評・レビュー: ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年)より
B000JAZXFS
No.11
(3pt)

密室に首切り、ポーにアリス、カーの趣味満載の処女作。

本書はパリを舞台にアンリ・バンコランが登場するカーの処女作で、人狼伝説をベースに密室内で首切り殺人が起きるというスプラッタ・ホラーの「はしり」のような作品で、肝心の人狼は言葉だけが2、3登場するだけと尻切れトンボの感じはするものの全編に恐怖感が漂い、加えてポーの作品からの引用や『不思議の国のアリス』の本を小道具に使うなど、作者の趣味に満ち満ちた作品である。
(ちなみにポーとアリスの組み合わせは、『帽子収集狂事件』において別の形で再現されている。)
バンコランは、読者には推理では到底わかりえない人間関係を次々に明るみに出すというような、いわば前時代的な超人的名探偵で、同じフランスを舞台にしたルルーの時代の作品に逆行したかのような感がある。
作品の核をなす密室トリックについては実に鮮やか、と言いたいところだが、もしもカード室のホール側のドア正面にフランソワ刑事(あるいは他の人)がいればそれだけで露呈するもので、偶然に頼りすぎている。急場しのぎのトリックならともかく、計画的犯行でこのようなリスクの高いトリックを用いるものはいないだろう。
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143
No.10
(3pt)

残念ながらわかる人には…

有名な作家ですが、処女長編のためか
まだまだ文章が「甘い」感じを受けました。
なぜそう思えたかと言うと、
ある程度読みなれた人が読むと大体犯人などが
読めてくるためです。
ただ、ラストの人物描写はとてもすばらしく、
人間の弱さ、と言うのを存分に感じることが出来て
なかなか作品としてはよくまとまっています。
やはりトリックの甘さ、がマイナスですね。
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143
No.9
(4pt)

カーの長編処女作

パリのクラブで新婚初夜の公爵が首を切られて殺される。しかし、現場となった小部屋は刑事が見張っており密室状態だったというお話です。

密室物の帝王と呼ばれるカーですが、処女長編もやはり密室物です。

カーのもう一つの特色であるオカルティズムについては、人狼伝説をモチーフにとっているもののそこまで強くありません。整形手術という合理的な説明が最初になされているからでしょうか。

密室トリックについては洗練さが足りず、真相については誰でも言い当てられてしまいそうなのが玉に瑕ですが、後にこのトリックを昇華させたことを考えるとカーの原点として興味深い作品です。
ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年) Amazon書評・レビュー: ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年)より
B000JAZXFS
No.8
(4pt)

カーの長編処女作

パリのクラブで新婚初夜の公爵が首を切られて殺される。しかし、現場となった小部屋は刑事が見張っており密室状態だったというお話です。
密室物の帝王と呼ばれるカーですが、処女長編もやはり密室物です。
カーのもう一つの特色であるオカルティズムについては、人狼伝説をモチーフにとっているもののそこまで強くありません。整形手術という合理的な説明が最初になされているからでしょうか。
密室トリックについては洗練さが足りず、真相については誰でも言い当てられてしまいそうなのが玉に瑕ですが、後にこのトリックを昇華させたことを考えるとカーの原点として興味深い作品です。
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143
No.7
(3pt)

良くも悪くもカーの持ち味が出た処女作

カーの記念すべき処女作。蘇る「夜歩く」人狼。濃厚なオカルティックな雰囲気。その中で起こる不可能犯罪。冒頭で読者を驚かせ、かつ惹き付けるカーの特徴が処女作から出ている。本作を発表する前、カーは友人にこれを読ませた所「私にはサッパリ分からなかった」という返答を聞き、自信を得てデビューを果たしたと言う。ミステリ・ファンはその友人に感謝しなければならないだろう。

しかし、カーの後の多くの作品に見られるように本作も竜頭蛇尾なのである。最後に明かされる不可能犯罪の真相は、担当警部に鼻で笑われる程浅薄なもので、正直読んでいてガッカリした。平均点でクィーン、クリスティに勝てない所以である。良くも悪くもカーの持ち味が出た記念すべき処女作。
ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年) Amazon書評・レビュー: ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年)より
B000JAZXFS
No.6
(3pt)

良くも悪くもカーの持ち味が出た処女作

カーの記念すべき処女作。蘇る「夜歩く」人狼。濃厚なオカルティックな雰囲気。その中で起こる不可能犯罪。冒頭で読者を驚かせ、かつ惹き付けるカーの特徴が処女作から出ている。本作を発表する前、カーは友人にこれを読ませた所「私にはサッパリ分からなかった」という返答を聞き、自信を得てデビューを果たしたと言う。ミステリ・ファンはその友人に感謝しなければならないだろう。
しかし、カーの後の多くの作品に見られるように本作も竜頭蛇尾なのである。最後に明かされる不可能犯罪の真相は、担当警部に鼻で笑われる程浅薄なもので、正直読んでいてガッカリした。平均点でクィーン、クリスティに勝てない所以である。良くも悪くもカーの持ち味が出た記念すべき処女作。
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143
No.5
(4pt)

バンコラン

言わずと知れたディクスン・カーのデビュー作。

幻想的に描かれたパリと探偵のバンコランがえもいえぬ魅力をかもしだしています。

密室トリックもシンプルそうでいて、案外微妙に凝っているのが面白い。

まだオカルト要素が物語の筋と噛み合いきれていないきらいもありますが、大時代的雰囲気やチェスタトン風ロジックはまさしくあのカーのデビュー作なのだと思わせます。
ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年) Amazon書評・レビュー: ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年)より
B000JAZXFS
No.4
(4pt)

バンコラン

言わずと知れたディクスン・カーのデビュー作。幻想的に描かれたパリと探偵のバンコランがえもいえぬ魅力をかもしだしています。密室トリックもシンプルそうでいて、案外微妙に凝っているのが面白い。まだオカルト要素が物語の筋と噛み合いきれていないきらいもありますが、大時代的雰囲気やチェスタトン風ロジックはまさしくあのカーのデビュー作なのだと思わせます。
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143
No.3
(4pt)

リバイバルフェアでの復活

殺人鬼の元夫が顔を整形して妻を殺しにやってくるという人狼伝説と蠱惑的なエロティシズムをミックスして微妙なトリックを成立させているカーのデビュー作です怖がらせ要素で読者を楽しませようとする作品群の中ではトリックと内容が融合して良い出来になったものでしょう早川書房60周年を記念して久しぶりに登場しました
夜歩く (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-2) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-2)より
4150703523
No.2
(4pt)

人狼伝説

殺人鬼の元夫が顔を整形して妻を殺しにやってくる
という人狼伝説と
蠱惑的なエロティシズムをミックスして
微妙なトリックを成立させている
カーのデビュー作です
怖がらせ要素で読者を楽しませようとする作品群の中では
トリックと内容が融合して
良い出来になったものでしょう
ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年) Amazon書評・レビュー: ディクスン・カー作品集〈第1〉夜歩く (1959年)より
B000JAZXFS
No.1
(4pt)

人狼伝説

殺人鬼の元夫が顔を整形して妻を殺しにやってくるという人狼伝説と蠱惑的なエロティシズムをミックスして微妙なトリックを成立させているカーのデビュー作です怖がらせ要素で読者を楽しませようとする作品群の中ではトリックと内容が融合して良い出来になったものでしょう
夜歩く (創元推理文庫 118-14) Amazon書評・レビュー: 夜歩く (創元推理文庫 118-14)より
4488118143