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GOTH リストカット事件
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GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 41~60 3/7ページ
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魅力溢れる作品世界と綺麗な読ませる文章。 良い本だった。ぜひ読んで頂きたい。 個人的に好きな世界はずっとみていたいと思ってしまうので 短いのが少し悲しい(野暮かもだけど)。この作者さんの本、他にも買ってみようと 思うんだけど短編ばっかだなぁ…… | ||||
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最高です。独自の世界観があるだけじゃなく、斜述トリックも上手い。 読者を良い意味で裏切ったり騙してくる。 ライトノベルだった筈なのに、小説として出版し本格ミステリー大賞受賞。 元々ラノベより小説の方が合ってたんでしょうね。 新作が待ち遠しいです。 | ||||
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短編の集まりでありながら、 一冊の本としてしっかりとした流れ、 時系列が存在していています。 登場人物も主人公と森野の二人を 中心に回っているのでとても読みやすいです。 どの作品にもそれぞれの良さがあって面白かったです。 | ||||
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ホラーが苦手なので相当体調が良い時しかよめないのですが、素晴らしい作品だと思います。 才能とはこういうことをいうんだなと思います。 | ||||
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夜の章から繋がる僕の章という形ですので、夜の章の後に読むのが一応正解です。「リストカット事件」、「土」、「声」を収録。「リストカット事件」は非常にきれいにまとまっており、主人公の思考のパターンがはっきりと示された話でもあると思います。この話が後々「土」や「声」を読むときの読者の気構えに影響を与えていると思います。最後の話にあたる「声」には、すっきりと騙されました。内容には触れませんが、カタルシスを得るというよりも、「あぁ、そうか…」と納得しました。読んで良かったと思いますし、物語としてしっかりとした続編が出たら是非読みたいと思えるものでした。GOTHの世界観は、読んでいてなんとなしに、居心地の良いものに感じました。 | ||||
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主人公がナイフについて“実用されるべきものかもしれない”と考え、ナイフもまた、それを望んでいるというような表現がすごいと思った。主人公がナイフに魅了されていく感じが鮮明に頭に浮かんだ。また、良心が痛まなければ、それは悪いことではないという主人公の異常ぶりもすごいと思った。 | ||||
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主要な登場人物にまともな人間がいません。サイコパスです。作者も後書きで語っていますが、まともな人間、まともな話を書くつもりがなかったそうです。つまり、 異常な人間達が思い悩み、自らを否定し、それでも押さえきれない衝動を持て余した時、互いにその衝動をぶつけ合う形になったらどうなってしまうのか・・、そんなテーマの作品です。 現実ではありません、小説です。否定されがちなグロテスクな要素も、芸術やエンターテイメントのもとにおいては立派な表現手段として、作者の主張を表すためなら肯定する余地があっていいものだと私は思います。 また、小説ならではの技法が使われており文学としてもおもしろく、作者独特の文体も読みやすくて、作品の雰囲気と効果的に重なっている印象が強いです。このあたりが乙一の人気、才能の所以ではないかと思います。 読み切りの短編集という形なので、サラッと読めてしまいます。主人公格の男女のどちらかでも気に入れば必ず次の作品が気になってくると思うので、−僕の章−と併せての購入をオススメします。 | ||||
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評判を聞いて、読んでみました。 自分には、とってもストライクでした。 他の方も書いていますが、死体などが出てきて一部グロテスクな表現が満載です。 それさえクリアすれば、本編の数々のアイディアには恐れ入ります。 というか「GOTHだけで、こんなにもアイディア使って良いの?」と思いました。 たくさんのアイディアが詰まったGOTHは、ホントに読み得です。 最近の傾向でしょうか、文庫版を2冊に分ける大人の事情が流行ってます。 薄いの2冊にするなら1冊にして欲しいので、☆1つ減です。 乙一先生、ごめんなさい。 | ||||
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乙一作品は初めて読みました。 この手の本の感想を、ネタバレにならないように書くのはむずかしいのですが。 「そうだったのか!」という面白さ、ですね。 猟奇的で、グロテスクなところがありますが、あまり生々しい描写はありません。 単なる謎解きと思って読んだら楽しめました。 この巻では、「記憶」が一番面白かったですね、私は。 | ||||
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遠い世界の出来事ではなくどこにでもある日常に隠れている異常性をうまく描写して著者の世界に引きづり込まれた。心の描写が遠い昔に感じたことのある情景とマッチしてしまう。「自分の抱えている悩みを秘密にしていると、無意識に人との接触の中で、他人を近づけさせない壁を作ってしまう。」は自分の心の中を的確に貫いた。 | ||||
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久しぶりに読んだ乙一作品。この人のことだからなにか仕掛けて来るんだろうなと構えていても、見事にやられた。特に『犬』は秀逸。 個人的には主要人物2人がすごく魅力的だった。 | ||||
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怖いのも、グロイのも苦手なクセに何を読んでいるのやら。 キワモノと思いきや、上手いんですよ、乙一さん。 いわゆる叙述トリックのミステリーなんですが、トリックとは関係のないところの書き方が細やかなので、ミステリーの顔をしていない。ストーリーの上で騙されたくなるんです。 叙述トリックも連作短編で何度も使えば、いい加減飽きてくるところが、意識の外から毎回効かせてくる。こういうのをさらりと書けてしまうのは、すごいなぁ。 | ||||
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グロテスクも、ここまで書けば立派なものだ。一応、今まで読んだ乙一の作品の中では最高かも。主人公の内面にも、まあこの程度に踏み込んでいれば十分であろう。中途半端に童話してたり、どこかに希望を残そうとした痕跡のあった作品よりは、こういう方が好みだ。 他の方のレビューを読んでみると、あとがき作家になりかけていて面白い。気持ちはわかるし、やったこともあるが、あとがきから読むのはやっぱり邪道です。 | ||||
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内容は殺人、血、死体のオンパレードで、 世のお子様たちにおすすめできるものではありませぬ。 しかし、2003年「このミス」で2位になったように、どの作品にも 読者をうならせる巧妙なトリックがちりばめられており、 主人公の「僕」と森野夜の不気味&軽快な学園探偵小説?として、 この手の小説が苦手なはずな私も、続きが読みたくなった不思議な短編集です。 | ||||
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目を覆いたくなるような残忍な場面も映像・画像ではなく、文字として表現されると、直接的でない分、劣悪にならずに、気品ささえ感じる。 残酷で暗い色調の中にも、端々に華を感じるのは、作者の力量か。 読者にあっと言わせる物語の展開といい、すばらしい作品。 | ||||
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◆「犬」 連続ペット誘拐事件が巷を賑わせていた。 そんな頃、ゴールデンレトリバーとその飼い主の少女と出会った“僕”は―。 おそらく、視覚化不可能な小説特有のトリックが 使われているため、コミカライズされなかった作品。 不安や恐怖、さまざまな抑圧された感情に追い詰められた 犯人の人物像はすぐれて現代的で痛ましく、胸に迫ってきます。 ▼付記 ちなみに、本作での森野の出番は比較的少なめですが、 意外とベタな「弱点」が明かされ、萌えキャラっぷりを ちゃっかりアピール…、と思いきや、しっかりと 「裏」があったのですね。 | ||||
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とても乙一らしい作品で、魅力的です。 文章が非常に読みやすく、繊細な描写がとても綺麗です。 主人公の「僕」は、どこか人間的な感情の欠落した少年なのですが、残酷で無感動な彼の心情や心理に、不思議と「人間らしさ」を感じました。 ただ、作中グロテスクな表現も多いので、物語と現実を混同して考えてしまう方にはお勧めできません。 | ||||
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乙一代表作、とも言われる作品。 わたしはほとんど乙一氏を知らないのだが、この知名度の高い作品は しばしば本屋で見かけたりなんなりして名前は知っていた。 しかし何故かあまり読む気分にはなれなかった。 それはおそらく、本書がライトノベルという形式を (まあ少なくとも作者がそう述べているので)とっている、というのがあるだろう。 曲りなりにも読書が趣味、と言える人間ならば ライトノベルというジャンルに対しあまりいい印象を持たないのが普通だと思う。 本書のあとがきにも少し氏はそのことについても触れている。 本格ミステリとライトノベルを愛好する乙一氏は、 ライトノベルという形式でミステリを執筆することで ライトノベルという形式しか読んだことがないような読者に対して 「ミステリはこんなにまでおもしろいんだぞ!」というようなことを紹介する 姿勢がうかがえる。 その目論見は成功したといえるだろう。 内容は、「僕」を取り巻くなかで 殺人やら猟奇的な事件やらが連続短編という形態で続いており、 それらをいちおう解決してまわっていくというのが 主たるスタイルなのだが、「正常者」VS「異常者」という いわゆる勧善懲悪モノなのではなくて僕の視点がいつの間にか 異常者のそれと同視線になっていたりして、あれれ? という一種のトリックが楽しめる。 他角度から作品を眺めることができる、非常に面白いものだ。 しかし、本書のねらいが 「ライトノベル重傷者に送る架け橋」的要素を持っているため、 本格ミステリがすきな人には少し物足りないかもしれない。 しかし「異常心理」がベースになっているのだといえば、 かなりクオリティは高めだといえる。 乙一氏は「ジョジョ」の大ファンだそうだが、 本書のいたるところでそれを感じることがある。 | ||||
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もう寝なければならない時間なのに、ページを捲る手を止めることができませんでした。 乙一先生のセンスと技巧にまんまとしてやられました。 それぞれのキャラクターが、いい意味で非現実的でした。 | ||||
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グロテスクな表現・異常ともいえる犯人の犯行の数々。 そのような内容でも物語にのめり込めるのは、 魅力的な登場人物とラストのどんでん返しでしょう。 他の乙一さんの作品とは一味違うものですが、すばらしい良作です。 | ||||
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