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GOTH リストカット事件
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GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 21~40 2/7ページ
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今回も淡々とした狂気がよかったです。 僕の名前もでましたね。 ただ、描写は少し物足りなかったです。 ちょっと内面を描きすぎたのでしょうか? あと、やっぱり無理に騙しは入れなくても良いと思うのですが。 まぁ、全体としては面白かったです。 | ||||
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「僕」は強くて、綺麗で、素敵なキャラクターで魅力的でした。 ただ、『犬』は叙述トリックはいらんなぁ。 急に安っぽくなってしまう。 でも、それ以外の2つの話はとても美しかったです。 僕の離人度合にとても惹きつけられてしまいました。 | ||||
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大満足です、言うほど傷もなくて、読めないってことはなかったです | ||||
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ミステリーはあまり詳しくないが、この作品は所謂叙述トリックに入るのかな? ところどころ会話の流れとかで無理なところはあるけれど、それでも全体的に見ればさほど違和感なく読み進めることができた。 「夜の章」よりも犯人側に寄ってる作品。どれも犯人視点で話が進む。 好きなのは「土」。この短編だけ犯人がとても人間らしいというか、犯人の心情が細かく描写されているので異色。他は単純な妖怪モノ(夜の章あとがきより)として楽しめたが、これはともすれば純文学的な楽しみ方もできるかも。ラスト付近で犯人が土を掘り返す場面は秀逸。 ラノベ×エンタメ(ミステリ)×純文学、ジャンルの垣根を越えた多角的な小説の面白さが詰め込まれた作品。 | ||||
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人間の持つ『暗黒面』といわれる内容 人を殺したいと言う願望と 自分を殺したいと言う願望。 殺人者に対して、共感を示し、なぜと心理分析する。 殺人者のパートナー(シンパシー)的存在。 高校生の僕は、人を殺したいと言う願望があり、 猟奇殺人に、興味を持っている。 しかし、普通は 目立たない高校生を演じている。 僕のまわりで、おこる殺人に 駆けつける。 僕の同級生、森野夜は、長い黒髪と白い肌をもつ美少女。 表情を表に出すことなく、話しかけ憎い性格をもっているが、 僕とは、打ち解けて話すことができ、森野夜は過去の事件を 背負っていて、それを打ち明けることができる友達を 求めていた。手首にはリストカットの傷があり、 不眠症で、首を絞めるひもがあると、眠れると言う。 しかし、なかなかぴったりした ひもがなかった。 高校生の僕が、それを探し当てることに。 身体を細かく裁断して殺す。 手だけを切り落とす。手フェチ。 犬の誘拐事件から発生した殺人事件。 生きたまま棺桶に入れて、溺死させる。 お姉さんが、殺される時のメッセージを受けとる妹。 そこに、生まれている殺人の心の深層をあばこうとする。 なぜか、『ゾクリ』とする表現が、ある。 | ||||
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ひと昔前では出会えない世界観。 斬新な犯罪の在り方とそれを崇拝する者の物語。 自分たちが当事者ではなく、犯罪者の気持ちを共用するためが目的だとは。 恐怖を感じずに、起きるであろう事態に淡々と対応し、見届ける。 そんな主人公にカリスマ性を感じた。 | ||||
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かったです ノンストップで読み切りました 電子書籍は敬遠していたのですが、快適でした。 | ||||
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個人的に乙一の最高傑作だと思っています。 高校生の僕と森野夜が、毎回猟奇的な事件と遭遇します。 文庫は2冊に分かれていますが、6編とも秀逸です。 こちらの「夜の章」は、「犬」だけで元は十分にとれるでしょう。 最後の数行を読んでいて、思わず声を上げてしまったほどです。 | ||||
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作品が一定でなく、「今度はこう来たか・・」と、展開が読めなくいつもワクワクさせられます もっと色々読みたい | ||||
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約10年前この本に出会いました。 私の読書人生に再度火をつけた作品です。 主人公は高校生の少年です。ちょっと危ない趣味のある少年ですが、理性と現実とこの危ない趣味を絶妙にバランスをとっている主人公の姿はある意味親近感を抱かせます。 こうやって仮面を被って生きている人は意外と多いのでは? ヒロイン?も独特で面白いです。この二人と一切の無駄を省いた文章がこの物語の独特の雰囲気を醸し出しています。 私は乙一作品を読むまで、伏線を張って最後にアッと思わせると言うような作品を読んだことがなくて超衝撃を受けた記憶があります。 若かったこともあり影響を受けまくりました。 いま読み返しても面白いですが、やはり若い世代にこそ読んでほしいですね。年をとってから読むと印象が若干変わります。 自分の心も変わったからですかね。 ただ、読む人は選ぶと思うし万人に胸を張って読んだ方がいいとはいえない独特の作品だと思います。 | ||||
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乙一先生を知ったのはこの作品がきっかけだったのですが、 衝撃的な面白さです。 絶妙な伏線で、何度読んでも「そういうことだったのか!」という 新たな発見があります。本当に大好きです。 | ||||
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中学生だった頃に乙一にはまり読んでいたのですがハードカバーはかさばり処分してしまいました。 内容も厨二な人が読むにはたまらない感じです ふと読みたくなり再度購入したのですがやはり面白いです | ||||
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「先日、病院にて「安楽死したいときはいつでも来てください。いい薬ありますから」と医者に言われる。うれしかった。」 | ||||
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乙一16歳のデビュー作『夏と花火と私の死体』を読んだとき、こいつは天才だと思った。 使っている言葉や書く文章は、16歳らしい本当に平易なものだ。しかし全体を通して読むと、確かに一級のホラーになっている。ゴッドハンドとは、こういうことを言うのかと思った。 そういう乙一のゴッドハンドぶりは、本作でもいかんなく発揮されている。二十代になってさすがに文章には漢字が増えたが(笑)、あいかわらず奇をてらわない普通の文章だ。しかし、それにもかかわらず、濃厚な死の香りの漂う、すばらしい美しさが表現されている。とくに「記憶」のラストなど、静謐な美しさに溜息が出るほどだ。やっぱり乙一は天才だった。 しかし、その一方で、本作のミステリ(謎解き)の部分はどれもいまいちだ。これがなぜ、ミステリ大賞なのか理解に苦しむ。ホラー小説の謎解きは、トリック自身がホラーになっているべきではないか。たとえばエドガー・アラン・ポーのように。しかし、本作のトリックはどれも陳腐で常識的なものであり、乙一のホラーの芸術性を低めているように思えてならない。天才・乙一も、ミステリは苦手のようだ。 (以下、ネタバレ注意) とくに「犬」のどんでん返しはひどかった。普通の作家なら、面白いね、と言われたろう。しかし天才・乙一が、こんな小手先の技術に頼ってはいけない。犬に支配された少女を描くのなら、正面からそれを描くべきだ。それが芸術的創造というものではないか。乙一ならそれができたはずだ。 | ||||
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僕と森野さんの短編もの。 寝る前に読んだら、怖い夢見ました。 それくらい怖いです。 あとがきで救われました。 | ||||
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オカルト要素のないホラー連作集で、登場する人物は皆どこか異常ではあるが、 その異常さをも上回る暗く救いようのない展開はダークな世界観とマッチングしておりまさに秀逸 特に「土」のラストシーンはこの本最高の見所だろう ただそれだけに「声」の終盤のまるで普通のホラーのような平凡な展開が惜しい どうせなら最後まで暗い世界を貫いて欲しかった まあそれでもホラー作品としてはクオリティが高いので、安心して買える一冊だろう | ||||
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暗黒系は終盤の展開がいまいちだし、記憶はミステリとしてもホラーとしても中途半端な出来だが、 唯一犬だけは歪んだストーリーがダークに映えて面白かった 薄い作品だし乙一氏らしいノリは十分に楽しめるので、気楽に読むにはちょうどいい作品だろう | ||||
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(ネタバレあり+夜の章とまとめ) 暗黒系 ジグソー 犬 実は犬が 記憶 いわゆる「やってはいけないふたご」 リストカット事件 手先蒐集家 土 子宮内回帰願望 声 実は違って神視点 以上自分用簡易メモ。「失はれた物語」に続く乙一氏2作目。 この方の文章は本当に読みやすい。いわゆる「湿り」がないというか、執着を感じさせない。 やたらベタベタした説明を極力排除的印象は、タルコフスキー好きも係っているのかは定かではないけれど、情景描写がそうあるわけではないのに、妙に映像が浮かんでくる。 しかもそのどれもが、以前どこか(あるいは夢?)で見たことが?と思わされてしまう。 「失はれた〜」が物語りを「読ませて」くれたのに対し、このGOTHシリーズは一連の淡々とした異常なエピソードを「視させて」くれたようにも感じられた。 まぁちょっと詰めがアレかなと思わされもする箇所がいくつかありはするのだけど(ジグソーマーダラーの市井への放置とか非日常に篭っていたはずの少女がいまわの際に発する生志向とか)、それでも各作の着地点やら立脚位置を得るに、それらが大した瑕疵になっていないあたりがこの方の「読ませる」力量なのだなあと感心。 私的に「犬」が出色で次点に「土」が素晴らしい。他のレビュワーさんも仰るように「土」に感じる乱歩の昭和雰囲気は、なんとなくどこか残酷童話世界にも通ずるようで、陰惨な嗜好と自覚しつつも行為に向かってしまわざるをえない語り手にいつしか同情に似た親近感さえ持ててしまって、これはなんだろうなと、ふとレクター博士に対するクラリス効果ってやつなのかもしれないと思い至りしばし苦笑い。これは「リスト〜」にも同様で、こちらはまだ特殊嗜好に対しやはり「特殊」な認識(=異常ではない)を持った歪みのためかそこまで寄り添う必要はなかったが、語り手が「犯人として憎まれている」ことに憤っているという描写のいわゆる常人とはどこまでも平行線的認識齟齬が滑稽というか面白くて印象的。 「失はれ〜」の感想でも挙げたが、やはりバタイユや澁澤龍彦、それと近松の心中ものなんかをものすごく噛み砕いて素地だけにし、世紀を跨いで換骨奪胎、とでも言いたい唯美指向をこれらには感じるのだけども、穿ちすぎだろうか。(「世界残酷物語」に名作「フリークス」となればやはりそこは(笑))でも「土」ラストのロミオとジュリエットぶりは変則シェイクスピアとしてとても美しいと思う。リリカル通り越してこんな殉愛を読めるとは、明治の白樺派もびっくりではなかろうか、いやテキトーだけど。 「犬」がちょっと異色を感じるのは時事(とまではいかないまでも)を取り入れ、次元が少し他作品と違い地上に近いこともあるせいか、重苦しいリアル(毒親の犠牲になるその子供)で眉間に皺も寄るのだけど、このラストの決着の付け方もまた「んなアホな」ながらこれ以外ない感は尋常でなく、ひとの「騙されたがり」にまんまとつけこまれる快さに浸れる一品。(マンの『マリオと魔術師』を思い出す。願わくば少女の正気ともども召されんことを) 全編を通し、このアイカメラの冷静と無機質な語りから受け取れる全能感といえる俯瞰視点が、何かこう、自然災害と愛を同質のものとして人間へ隔てなく与え(というかむしろ丸投げ)る権限を持ったお方でもあるようで、一歩間違えればティーン特有の単なる自我発露になるところを、冒頭に揚げたサハラ砂漠級のどこまでも「乾燥」質な文体が隙を作らせずに、読み手を気持ちよく突き放してもくれ、且つ同時に満足(まぁカタルシスかこの場合)も得られた「声」はやはり秀逸だった。(まぁゆえのいわゆる『名前』だったわけだが) あとがきに、実は怪物物語、とあり、これはもしやの幽霊の正体見たり枯れ尾花じゃないけれど、なんだかんだ言ってこの世で怖いのはなによりもひと、っていう乙一版、なんでしょうか、なんか身もふたもないが。でもこういう身もふたもなさ、っていうかいろんな「やもうえなさ」を感じさせるものはやっぱり楽しい。 読めて良かったです、ありがとう。 | ||||
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夜の章、僕の章、まとめて読まないと 面白さは確実に薄れると思う。 夜の章だけ買った人は微妙に感じるのではないか。 グロと言っている方もいるが、別にそれがウリという訳でもない。 文字に吐き気を憶える趣味のない私にはわからない。 夜、僕、殺人者たちの世界は綺麗だった。 乙一先生の作品いくつか読んだが、これがベスト。 | ||||
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特に、この本に対して不満はありません。私は、今回初めて乙一さんの本を読んですごく面白い本を書く人だと思いました。 なので、他の著書も読みたくなりいくつも他の著書を読んだんですが、物凄くつまらない、つまらない、微妙、?、という本ばかりでがっかりしました。 この本はオススメできますが、他の本はオススメできません | ||||
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