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希望ヶ丘の人びと
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希望ヶ丘の人びとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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離別、いじめとの闘い、家族、ニュータウンと、重松作品のテーマが満載。 ほろりとさせつつも、ハッピーエンドにこだわるところはいかにもである。 最近の重松の長編は、ハッピーエンドの「ハッピー」、つまり幸福とは何かを、生と死を交えながら、考えさせらるものが多いが、今回もまさにそのエンタテインメントだった。 | ||||
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この本との出合いは、宿泊先のホテルで呼んだ日経の土曜日朝刊。「あなたはいま、子どもたちにどんな希望を語れますか?」という帯広告みてきになっておりました。ホテルから自宅へ帰る途中の本屋で早速発見し、(マーケティング戦略にやられた)と少し思いながら購入しました。 物語は、がんで亡くなった妻の故郷に夫と娘(中学生)、息子(小学生)3人家族で引越し生活を始める場面から始まります。新しい生活の中で、モンスターペアレント、いじめ、家族の希薄なコミュニケーション等、様々な経験を通して、家族や、社会が成長していくというものです。中学校、中学生が舞台の中心になりますが、物語を通して、過去を思い出すきっかけになったり、自分が親の立場だとしたら、どのように対応できるだろうかという事を考えるきっかけになりました。 この本を通して学んだことは、当たり前の事かもしれませんが、親というものは、最後には、どんな事があっても、子供をしっかり守らなければならない、守るという決心を持つこと(甘やかすということではなく)、また、常に子供に対して逃げ場を与えなければならないという事です。これは、親だけではなく、大人がしっかり考え、行っていかなければならない事だと思いました。 星の定義: ★★★★★ 人生観を変えるほどのインパクトがあった。 ★★★★ 改善に繋がるヒント多数あり、非常に参考になった。 ★★★ 発見、参考になる内容が複数あり、十分投資回収できた。 ★★ 発見、参考になる内容が1つはあった。 ★ 得るものがなかった。 | ||||
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妻を亡くした田島が、希望ヶ丘という妻が子供時代を過ごした街で苦難にぶつかりながらも精一杯子供たちと生きていく話なんだろうというのは分かっていたが、それでも十分に感動できる物語だった。親の義務は子供の「いま」を幸せにすること以上に、子供が「明日」になにかを託せるようにすることなんだという父親の強い意志はとても立派で強く共感できた。 また、エーちゃんの行動が格好よくて、特にエーちゃんが授業参観に「参加」する様子は爽快でまさに生涯語り継がれるオンステージだと思った。田島がエーちゃんに憧れ、「もしも妻がエーちゃんと結婚していたら…」と考えてもしょうがないことを考えてしまう田島の気持ちも理解できた。田島とエーちゃんの会話の中で、「大人の『もしも』は残酷なものだ。子供の『もしも』は未来に向けた可能性の『もしも』だが、大人の『もしも』は過去にしか向かわない後悔や愚痴の『もしも』だ」というのは納得できるものだった。現実はここにあって、『もしも』を考えるのは現実を否定することだというエーちゃんの想いは心に響いた。言われてみればもっともだと思うのだが、このように考えることができるのはこの著者ならではだと思う。 | ||||
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何か、読み終わったあとに爽快感がありました。昔の歌を思い出しました。まだまだ元気でやらなくちゃと思いました。30代40代の親になっている人にぜひ読んでもらいたいです。 | ||||
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重松さんの新作は500ページを超え、しかも2段組。 読むのも大変でしたが 読後感は最高に良かったです。 亡き妻のふるさとに二人の子どもと引っ越してきた田島さん。 その希望ヶ丘での生活を通して 本当の希望とは何なのか、 我々に問いかけてきます。 ぐっと来る台詞も多々あり、 時には笑え、時には涙し、 重松節の真骨頂ここにあり、の一冊でした。 登場するキャラクターもひとくせもふたくせもあり、 見ているだけでも飽きない面々でした。 その中でもやはり『エーちゃん』はサイコーな人物。 やることは無鉄砲すぎて、でも、憎めなくて、愛すべき人物でした。 強いだけではなく、弱さも持っていて、人として もっとも魅力的な人物でしたね。 子どもたちが、そして大人たちが希望を持って 生きていける毎日であればいいなぁ。 子どものために大人は一生懸命頑張らなくては。 そして大人も自分の希望を忘れずに生きていかなくちゃね。 | ||||
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今回は長編です。相変わらず、重松節が炸裂しています。 登場人物の中では「エーちゃん」が格好良すぎ。作者のE.Yazawa好きがそのまま現れているという感じですが(^^ゞ その他のキャラクターも何故か憎めず良い感じ。完全な悪者キャラクターがいないんだよなあ。どの登場人物も人間のもの悲しさが出ているというか。 本当に人の気持ちが分かる作家さんです。どんな駄目な人でも駄目なまま終わらせないのが重松さんの小説の良い所だと思う。しかも、小説に出てくる人はみんなどこかしら駄目なんだよなあ(^_^) いつか映画化して欲しいですこの小説。そして自分としてはこういう小説を書く人に学校の先生になって欲しかったし、子どもの時にこういう大人の人に出会いたいものだなあとなんかしみじみ感じてしまいました。 | ||||
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