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サマー/タイム/トラベラー
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サマー/タイム/トラベラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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飽きさせない内容。但し話は飛びまくり、継ぎ接ぎっぽく、全体的に散漫な印象。 複雑に、でも実は単純に繋がった伏線。意味ありげでもあり、単に衒学的な話の数々。 つまりこれが新城カズマの持ち味であり、これを許容出来るかどうかが全てではないかと。 もちろん、1巻から分かっていた事なので1巻で拒否反応が出ていなければ、問題ないでしょう。 物語としては、衒学的な面に惑わされるかもしれないけど、凄いストレートなジュブナイル小説。 読了後のもやもやっとした感じなど、まさしくジュブナイルな読了感。 「あらかじめ失われた未来」というのは、「置き去りにされる少年像」と同じかと。 正直プロットは破綻してると思うけど、個人的には面白かったので全然OKでした。 | ||||
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面白い。そう断言していいだろうと思う。 ただまあ、話の中核を担うのは「青春物語」である。 ので、こうハードSFっ…ていう感じはしない。でもない。ああ、あと、2巻まで読んだ後、オチに納得できるかもかなり賛否が分かれそう。 ちなみに、僕は納得できない…ような、納得してしまうような。 いや、うん、タイトルどおりです。 | ||||
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発売告知(去年でしたね)から、かなり待たされましたが、待っただけの価値は十分お釣りがくるぐらいありました。 1巻から読み始めたときは、高校生が主人公の軽い読み物程度の印象しかありませんでした。 しかし、読み進むうちに、これは違うなっていう感覚がどんどんましてきました。 登場人物達の博識さは恐らくそれを作り出した、作者の知識、感覚を反映しているのでしょう。 王道をいく、起承転結のはっきりした物語は、きめこまかなエピソードがつみかさなって、エピローグに至るまで、読み手を飽きさせることはありません。 あまりにも分かり易い伏線も、きちっと謎解かれ、納得できます。 最後まで、楽しく、登場人物に感情移入しながら読むことができました。 | ||||
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ゆっくりと腐っていく地方の一都市の夏休み、 閑をもてあます高校生たちの仲間の一人が、ある時偶然、 3秒間だけ時間を跳び越えてしまったことから始まる、 熱狂的な時間跳躍の研究と実験、そして緩慢な崩壊…。「フィクションとして時間旅行が存在する現代」を舞台に している作品にはよくあるパターンとして、時間旅行に 対する愛に溢れています。登場する猫の名前が <チェシャ、ク・メル、ペトロニウス、ハミイーあるいはジェニィ>! なんて素敵な!時間旅行好きはもちろん、SF好きの方にも、諧謔に富んだ 文体が好きな方にも、青春小説好きの方にもオススメです。 あと、恩田陸的少年少女SF活劇が好きな向きにも是非。 | ||||
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ハヤカワJAに初お目見えのながらも、いつもの新城カズマの衒学的な語り口。 これに知的好奇心を揺さぶられるか、嫌悪感を感じるかで、評価が大きく分かれるところ。 物語は、本好きで早熟な高校生達--主人公はスペイン語の原書でボルヘスを読み、 友人は表紙を見ただけでそれを指摘出来るぐらい(!?)--が、時間跳躍を発現させた仲間の能力を 伊達と酔狂で検証していく、いつもの夏休みの日々。 ……と見せかけつつ、本当は『あらかじめ失われた未来』についての物語。 「もし」「たら」「れば」が多用され、高校生特有の伊達と酔狂と性急と好奇心がない交ぜになった 夏休みの一コマに、未来に起きるであろう事件の暗い影がじわりじわりと忍び寄ってくる如き語り口が、 何と絶妙で、何と見事なことか。 否が応でも、続きが気になってしまいます。 後編である2巻でどのように決着が付けられるのか、期待せずにはいられないです。 | ||||
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