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邪悪な花鳥風月
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邪悪な花鳥風月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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嘘と妄想と死の小説です. 寒寒とした夢が見られそうな本です. | ||||
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良い家族に恵まれ、才色兼備の主婦兼作家である「私」。「私」は執筆専念という名目でウィークリーマンションを借り、そこで若き青年編集者と密会を重ねていく。そして、「私」は隣のアパートの住人を、小説のネタにしようと思いつく…。 花鳥風月のタイトル通り、「虚空の鳥」「散らない花」「いずれ檸檬は月になり」「黒い風の虎落笛」と4つの物語が展開し、「私」の現実と物語が同時進行してゆく。現実と創作入り乱れる著者お得意の手法なので、ある程度この著者の本を読んだことがあると、ラストが読めてしまう…(岩井作品初読だったらばドカンときたろうな、ちょっと残念)。 しかし、月の物語「いずれ檸檬は月になり」に漂う妖気がすさまじい。月が二つある異国の××市、そこでは生と死のあわいで世にもおぞましいことが起こるのだ。現実の解決は、この小編に限ってはいらないくらいだ。不気味かつ奇想天外なイメージに酔える作品である。 | ||||
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