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(短編集)

議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ



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議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイの評価: 3.67/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

最後まで見えない主人公の思い

失言を繰り返すお騒がせ二世議員が実は…ということで,最後に大仕事をやってのけ,
それまでの話が少しずつ拾われていき,一つに収束する盛り上がりは悪くないのですが,
世を忍ぶ姿である『バカモード』が受け付けず,その変わりぶりに乗り切れませんでした.

また,相手を追い込む証拠にしても,あの人物の元でそれが可能か?という違和感や,
後出しに感じるものがあり,主人公が見つけてきたものも独自の解釈で謎解きではなく,
秘書を信じた主人公の判断も,信頼というより都合の良さの方が透けて見えてしまいます.

このほか,『ユーモア・ミステリ』と謳い,振り回される秘書はユーモラスに映るも,
ミステリの部分については,つじつまは合いながらも強引さや謎自体の弱さが気になり,
主人公の真意をぼかし続ける展開に惹かれるどころか,さらにモヤモヤが重ねられるよう.

政治と正義,そして政治家の仕事とはと,なかなか重いテーマを投げ掛ける幕引きも,
主人公はいつも(?)のお気楽な姿に戻り,らしいと言えばらしいのかもしれませんが,
父である先代の真情を汲んだと語る彼には,ぜひそこに触れてほしかったように思います.
セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎Amazon書評・レビュー:セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎より
4062181649
No.1:
(3pt)

好きになれない

帯には「謎とユーモアあふれた」とうたってありますが、私には、ユーモアというより悪ふざけとしか感じられませんでした。
著者のデビュー作の「キョウカンカク」はなかなかおもしろかったという記憶があります。
この作者は、ユーモアミステリより、シリアスなもののほうが向いているような気がします。

それから、探偵役の漆原翔太郎ですが、このキャラクタが好きになれません。
そして、他の読者が、この人を気に入りそうだとは、あまり思えません。(私の偏見かもしれませんが)
好き嫌いでミステリを評価することに、異を唱えるかたも多いでしょうが、ひとつの意見として書きました。
セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎Amazon書評・レビュー:セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎より
4062181649

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