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(短編集)

みぞれ



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【この小説が収録されている参考書籍】
みぞれ (角川文庫)
100分間で楽しむ名作小説 みぞれ (角川文庫)

みぞれの評価: 3.87/5点 レビュー 23件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

大学入試対策(京都産業大学)

本作は2019年、京都産業大学の入試に採用された作品である。

問題文としてどの程度の文章が出るのか、把握するという意味でも、一読あるべきと思う。
みぞれ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:みぞれ (角川文庫)より
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No.14:
(5pt)

ひたむきな人生を描いた11編

サラリーマンの悲哀を描いた「メグちゃん危機一髪」子供のいない41歳夫婦の
物語「石の女」等ひたむきな人生を描いた短編はグッとくる内容である。
そして一番泣かせる「みぞれ」晩年を迎えた父に複雑な思いを抱く43歳の息子
の気持ちを見事に描いた秀逸な作品である。
みぞれ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:みぞれ (角川文庫)より
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No.13:
(5pt)

温かい作品

人間が葛藤していく、ごくありふれたテーマを温かく冷静に作品に込められていると感じます。
重松先生の十八番。
ファンなら絶対、初めての方もぐっとくると思います。
必読です!
みぞれ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:みぞれ (角川文庫)より
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No.12:
(4pt)

11編の物語を集めた短編集

本書は、直木賞や山本周五郎賞などを受賞され、多くの名作を世に
出し続ける著者が、1999年〜2006年までの8年間に書いた11の物語
を集めた短編集である。

本書に収録されているのは、「拝啓ノストラダムス様」「正義感モ
バイル」「砲丸ママ」「電光セッカチ」「遅霜おりた朝」「石の女」
「メグちゃん危機一髪」「へなちょこ立志篇」「望郷波止場」「ひ
としずく」「みぞれ」の作品群で、初出は、『サンデー毎日』や
『別冊文藝春秋』や『小説現代』などで発表されたものである。携帯
電話や、都会の海に突然現れたアザラシや、平成大不況で吹き荒れ
るリストラの波など、当時の世相を反映したテーマもえがかれてい
るのが印象的である。

それぞれの物語の登場人物たちは、10代の学生であったり、20代の
マスコミに勤める若者であったり、30代の夫婦であったり、親の介
護に忙しく過ごす40代であったりと、バラエティーに富み、物語の
文体も登場人物に呼応したかたちで書かれた、個性豊かな作品群と
なっています。重松作品では、40代で既婚の父親という設定や、小
学生という設定で主人公をえがいていく物語が多い中、本書の登場
人物の多様性は、本短編集の大きな特徴といえるだろう。

特に秀逸だと感じたのは、2004年以降に書かれた「望郷波止場」と
「ひとしずく」と「みぞれ」で、自然な文脈の中で、押しつけがま
しくなく、読者に感じさせる強いメッセージが込められている。
読んでいて、多くのメッセージを感じざるを得ないこれらの作品は、
まさに、著者ご自身が目指しているという「息をするようなお話」
と言える作品ではないでしょうか。

8年間というタイムスパンの長い期間に書かれた、バラエティーに
富む作品を集めた短編集をどうぞ。
みぞれ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:みぞれ (角川文庫)より
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No.11:
(5pt)

ほっこりした気分になれる本。

久しぶりの重松作品でしたが、やはりどの作品も読んだあとに心が温かくなります。
 ってまだ途中なんですけど、嬉しくなってレビューしちゃいました。

 この7、8年あまり小説を読まなくなり、手に取るのは自己啓発本やら仕事関係の本ばかり…。
 
 ふっと気がつくと、自分もいつの間にか重松作品の主人公たちと同年齢になっている。
 10年程前に重松作品を読みまくっていた頃も、何となく主人公たちに共感している自分がいたが、今新たに読んでみるとより一層深く重松ワールドに、ごく自然に引き込まれているのに気付かされます。
 
 これを機に、この間発行されている未読作品も読んでみたくなってしまいました。
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No.10:
(5pt)

またもや感涙させられる

11編の短編で構成される。

それにしても、どうして
重松さんの本は、こんなにも泣けるのだろう。
今作の一番のツボは「望郷波止場」だったが、
そのほかにも、必ず、ウルッとくる場面が用意されている。

是非、ハンカチを用意して、ご覧下さい。
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No.9:
(4pt)

安心しておすすめできます。

10年ほどかけて作られた短編をあつめた作品集。

どの作品も重松さんらしさがよく出ており、万人に受け入れられる内容に仕上がっていると思います。

この人は、思春期の学生を書くのもうまいけれど、その思春期の子どもを持つ親くらいの世代の人間を描くのも抜群にうまい。

今回は、「望郷波止場」が一番好きです。
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No.8:
(5pt)

痛みとあたたかさ

重松さんの作品を初めて読みましたが、他のレビューに違わず、どれも心に残るあたたかい作品でした。ここにでてくる人たちは、みな正面きって“幸せ”とは言い切れない人たち。みな、ごく普通に生活しているけれども、何かしら心に痛みを持っています。だから他の人たちの何気ない言葉に傷ついたり、自分を責めたり、“しょうがないよね”ってあきらめたり。。。そして、どれもハッピーエンドというわけでもない。でも、だからこそ等身大で、あたたかいんです。ここに描かれている情けない気持ち、切ない気持ち、悲しい気持ち、優しい気持ちは、立場が違っても、きっと共感できます。特に心に響いたのは、“望郷波止場”、“ひとしずく”、“みぞれ”です。
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No.7:
(4pt)

重松清ワールドたっぷり

『みぞれ』は、重松清ワールドが詰まりに詰まった作品であると思う。
表題作「みぞれ」は、『卒業』のような哀愁漂う作品だし、
「拝啓ノストラダムス様」は、エイジみたいな青春を感じさせられる。
「メグちゃん危機一髪」のような中年のリアルさを思わせるのも重松氏のうまいところ。
ただ、似たような話が多く(重松氏の作品の多くを読んだ私には)、
先が読めすぎてしまうのが気にかかってしまった。
まぁ、そこが持ち味の一つでもあると思うが・・・。
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No.6:
(4pt)

重松作品のカタログ的作品

10年近くの間に発表された短編を、アドランダムに収録した作品集。
時勢が懐かしい作品や、個人的に思い出したくない時期の時事ネタもあり、本当にバラエティ−に富んでいる。

どこを切っても重松作品で、10年前から現在まで、こうもポリシ−を変えずに優れた作品を発表し続けたものだと、感心します。

決して最高傑作とは言いませんが、重松作品の色々な側面が凝縮された、カタログ的な作品集という意味で、非常に意義がある一冊だと思います。
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No.5:
(4pt)

やっぱり、うまいねー

うーんうまいなぁと感心させられる短編集。
重松は自分と同じ年の主人公のものを書かせると非常にうまい。
心に響く作品もその年代の主人公ものが多い。
とはいえ、この作品集での一番のおすすめは、
「望郷波止場」だろう。
多少のあざとさも感じるが、
それをうまくマスコミのあざとさに転化している。

星を4つにした理由は、
他の作家なら5つでいいが、
重松清のものは、ハードルが高いということ。
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No.4:
(4pt)

短編集

様々な人々の様々な瞬間を切り取った短編集。全ての作品がテレビドラマを見ているよう。物語の展開が早く、映像が頭の中に浮かんでくる。ここにある11編全てが映像作品になる完成度。特に「へなちょこ立志編」「望郷波止場」「ひとしずく」「みぞれ」の後半4作品が秀逸です。
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No.3:
(4pt)

みぞれ

この作品には11篇の短編が収められている。自分は重松清は家族の物語を書かせると日本一の作家だと思っているので、中でも『みぞれ』『ひとしずく』『石の女』は心に響いた。特にこの3篇はぜひみなさんにも読んでもらいたい。
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No.2:
(5pt)

判るような気がする

あらゆる世代のお話をちりばめた珠玉の作品集です。

10代から40代まで
もちろんその年代を通り過ぎた重松さんだからこそかける作品集だとは思う。
そして同じく40代に入ってしまった自分にも
似たような経験として自分の身に置き換えても
十分に分かる話が多かった。
ただ夫婦ものは・・・
独り身の人間には分かりづらいところもあるんだけど、
結婚してなくても
なぜか少しは分かるような気もするから
そこは不思議だ。

重松さんの筆力のおかげだと思う。

どちらかといえば
30〜40代の話が多いので
共感できる部分が多く、
途中読むのが辛くなってしまうところも。
結局読んでいる自分にも跳ね返ってくる物語の奥の深さに
やるせなさが襲ってきたり・・・。

『息をするようにお話を書きたい』
という重松さんの言葉。
息をするようにお話を読みたい
そう感じられる作品集でした。
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No.1:
(5pt)

涙が止まりません

十代の高校生から、リストラや親の介護といった問題を抱える四十代の男性まで、さまざまな年齢の男女が主人公の、11の短編が収録されています。
 十代の自殺、子供のいない家庭の悲哀、学校で心をすり減らす教師、街に現れた動物をとりまく人間たちの狂騒、リストラ、親の介護……。タイムリーな問題をモチーフにして、時に笑わせ、時に考えさせながら、人の心の機微を描ききった作品ばかりです。
 表題作の「みぞれ」は、病気の後遺症を抱えながら故郷で暮らす父親を見つめる息子の話。大人にとって、涙なしでは読めない一編です。電車の中で読んでいて、本当にヤバかった……。
 
 おすすめです。
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